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ぬいものがたり

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ぬいぐるみの世界を作りあげています。まとめてます。
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#風呂

おプロの話

おプロの話

第一章 お風呂嫌いなぼく
「いやーーーーー!!お風呂入らないもん!!絶対嫌だもーーーん!!」
 お風呂場と書かれた扉の前で、可愛い垂れ耳うさぎのぬいぐるみが首をぶんぶんと横に振っている。「でも、まんじろう、さすがに頭のモフ毛にお醤油が付いたままなのはダメだと思うな」
 かいぬしがまんじろうの前にそっと座り、よしよしと頭を撫でながら説得をしている。
「お醤油だったら、お出かけした後みたいに濡れたタオ

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第五章  おプロじゃなくても

第五章  おプロじゃなくても

 まんじろうとアールは暖かいオレンジ色に包まれた廊下を抜けて、お風呂場に着いていた。そこは二つの部屋に分かれていて、手前の部屋には様々なお風呂グッズが並べられていた。バスタオルにパジャマ、石鹸に加えて湯船に浮かべられるおもちゃまで揃っている。
「はい、それじゃあ~ね~、一緒に選びましょうかね~」
 アールはまんじろうの手を優しく握り、部屋の中を案内した。そこはカラッとしていて明るく、壁紙は淡い水色

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おプロの話4

おプロの話4

第4章   おプロのモカとアール

「そういえばまんじろう、隣町との境を歩く時は気を付けてね!確かそのおプロさんそこ付近に住んでて、色んなぬいぐるみのお風呂相談を受けているみたい!」

 そばくんが言っていたことをまんじろうはぼんやりと思い出していた。

 クチバシ町の隣町というとオオハネシロ湖のある自然豊かな場所で、名前はハネシロ町といったはずだ。その湖には白鳥の像があり、

「愛すことだけでな

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おプロの話3

おプロの話3

第三章 そばくんのお家にて

 次の日まんじろうはワクワクしながら詰め込んだポシェットを持ち、いつもより早く外に出ていった。

 早起きの得意なマーガレットでさえも、目を擦りながらまんじろうを見送ったという。

「まんじろう、いつもは目をしょぼしょぼさせて朝を過ごすのに今日はバッチリ目を覚まして行きました」

 マーガレットはかいぬしからホットミルクを受け取り、朝食をとっている。

「そういえば、

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おプロの話2

おプロの話2

第二章 おプロというお仕事

「おプロに会ってみませんか?」

 マーガレットからそう言われたまんじろうは、目をまん丸にして泡だらけになったマーガレットを見た。その泡はさっきよりもふわふわで粒の丸さが一目で分かり、その泡にまんじろうのきょとんとした顔がうつりこんでいる。

「私の知り合いにお風呂のプロ、つまり『おプロ』がいるんです。まんじろうに会わせてあげたいと思ったのですがどうでしょうか?あら?

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おプロの話

おプロの話

第一章 お風呂嫌いなぼく

「いやーーーーー!!お風呂入らないもん!!絶対嫌だもーーーん!!」

 お風呂場と書かれた扉の前で、可愛い垂れ耳うさぎのぬいぐるみが首をぶんぶんと横に振っている。

「でも、まんじろう、さすがに頭のモフ毛にお醤油が付いたままなのはダメだと思うな」

 かいぬしがまんじろうの前にそっと座り、よしよしと頭を撫でながら説得をしている。

「お醤油だったら、お出かけした後みたい

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