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そろそろ子どもの生理を考えないと!~NHKのTV番組「あさイチ」の特集「10代の生理」を見て~

#20240731-441

2024年7月31日(水)夏休み12日目
 今朝、TVテレビをつけたまま家事をしていた。
 ノコ(娘小5)がTV大好きっ子なので、いつもなら6時20分にはきっちりパッキリ情け容赦なく消す。そうしないと、ノコはTVに魂を奪われたまま、いつまでたっても着替えないし、すでに朝食が並んだ食卓につくことがない。

 昨夕、ノコは3泊4日と長い習い事の合宿から帰ってきた。
 楽しかったようだが、それなりに気を張ったのだろう。だいぶ疲れたようで、何度声を掛けてもすぴぃすぴぃと寝息を立てて深く眠っている。
 この夏休みは、起床時刻を乱さないように心掛けている。
 せっかくの夏休みだ。のんべんだらりとするのも醍醐味だろうが、ノコと一緒に暮らすようになって5年。どうやらノコは規則正しい生活をするほうが精神状態も安定するとわかったからだ。
 本人だって不機嫌よりは機嫌がよいほうが過ごしやすいだろう。
 周りの人たちだって、不機嫌な子どもより機嫌がよい子どものほうがやわらかくなれる。
 まぁ、ノコが夏合宿に出てくれたおかげで、こちらもリフレッシュできた。
 起きているのに、ベッドでゴロゴロとしているのと違い、ぐっすり眠っている。
 ちょっとだけ寝せてあげよう。
 今日のちょっとだけの寝坊が明日の元気につながるかもしれない。

 つけたままでいたら、NHKTVテレビ番組「あさイチ」がはじまった。
 今日の特集は「10代の生理」。「親子で考えたい! 子どもの生理トラブル 親子でアップデート」とある。
 ほっそりと小柄なノコだが、4年生あたりから少しずつ体が女性らしくなってきた。
 生理はまだはじまっていないが、そろそろかもしれない。
 気になっていたテーマだったので、家事の手を止めてTVの前に座った。

 婦人科受診のハードルの高さのひとつは、内診だという。あの婦人科特有の足をパカッと開く検診台に子どもも怯えるし、親もまた子どもにあの検診台に座らせることに抵抗があるそうだ。
 番組の説明によると、病院にもよるが、10代の子どもには内診をしない診察も可能だという。若ければまだ深刻な婦人科の病気になっている可能性が低いこともあり、腹部へのエコー検査で十分わかるらしい。
 これはありがたい情報だ。ノコの生理がどんな具合かまだわからないが、検診台の説明をせずに婦人科へ連れていくことはできない。もし拒まれた場合、内診をせず診てもらえる婦人科を探すという選択肢が増えた

 月経困難症は、我慢するものではないこと。
 これは私自身生理が重かったのでよくわかる。ときに薬に頼ることも必要だ。

 最新の低用量ピルの情報、および生理用品の紹介と番組は続く。
 興味深かったのは、現役中・高校生による生理に対する気持ちだ。
 視聴者からの悩みに、「娘が生理用品ナプキンを使ってくれない」というものがあった。親としては経血が服の外まで染みてしまい、娘が嫌な思いをしたらと心配してしまう。
 なぜナプキンを使わないのか。親にはわからない気持ちを中・高校生たちが自身と重ねながら答えていた。

 生理と何十年もつきあっていると、同性とはいえ初潮を迎えた頃の気持ちを忘れてしまう。なかには何か強く思うところがあれば覚えているかもしれないが、なんせほぼ毎月毎月やってくるのだ。
 年齢とともに周期や出血量、生理痛などの諸症状も変化する。
 しかも人それぞれなので自分の経験が娘に当てはまるとは限らない。実子だって違うのだ。我が家のように里子となると、ノコが実母の体質をどの程度引き継いでいるのか見当もつかない。

 ノコには日常会話をはじめ、性教育の絵本や漫画を通して性の知識を伝えている。
 私としてはノコと向き合って話したいが、年頃なのか私が真面目に話そうとすればするほど逃げようとする。
 小学5年生になると、小学校で移動教室がある。事前に性に関する授業があった。ノコの友だちにも生理がはじまった女子がいるという。
 生理はいずれ自分にもやってくるものだとノコも認識している。
 同性である私は生理の経験はある。あまりにも重かったので、ここ数年は婦人科に通って生理を止めているが、辛さもわかる。
 不妊治療をした病院では治療の前に勉強会を受けねばならなかったので、知識はアップデートされている。中・高校時代に習った段階で止まっていない。
 それでも、低容量ピルについては使ったことがないのでわからない。
 今、服用している薬は低用量ピルではない。50代になると、もう使えないそうだ。

 この番組は、生理のある女性全般ではなく10代と限定している点が非常によかった。

 もうすぐ10時。
 さすがに昼まで寝るのはやり過ぎだ。ノコを起こしに行くか。

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