見出し画像

NO45 子供を増やすための独身税は国家破綻への道のり(前半)💴

独身者も既婚者の方もみなさんに向けてです。

みなさんこんにちは!ウマいFPの山内です🐴
独身税は全否定です。

今日は独身税や少子化対策についてのあれこれを書きます。


失敗した独身税 


かつてブルガリアでは独身税を導入しました。
独身税とは、少子高齢化防止のために独身世帯に税金をかけて、
少子化を止める政策でした。

結果は失敗に終わりました😢

どうなったのかと言うと、
独身の間に税金を課せられるので
お金が貯まらなくて結婚が出来なくなったそうです。
本末転倒ですね😓

日本でも独身税の意見が出ましたが、却下されました。
ブルガリアの例を出さなくても、
こんなことはやる前から分かりそうですが、
私たち日本人は他国を決して馬鹿には出来ません😱


独身は悪いこと? ⚡


価値観の多様化がある世の中で、
独身だからって税金をかけるのはどうでしょうか❓

❗❗❗❗個人的には全く納得できません❗❗❗❗

中には結婚を望んでいてもできない人がいます。
選択しているのではなく、仕方なく独身という場合です。
出生率をあげるのに税金をかけるという事に対して反対です。

昨今問題になっているのは

子どもが欲しい世帯が経済的に余裕がない事」です。

全ての世帯で3人の子供を産めば人口が保たれます。
私の周りには3人目が欲しいけど、
経済的に無理と思っている人が割といます。
また、子どもは欲しくない世帯が10世帯あっても、
子供は5人欲しいという世帯が10世帯あれば、人口は保たれます。

この子供を産めない諸悪の根源こそが「格差社会」だと思います🔥
税制が富裕層に有利な方法だから、どんどん格差は広がります。
その結果、中流層までが子どもを育てられなくなっています。


独身税なくても家族世帯は有利 ⚡


家族世帯が有利な点を挙げてみます。

✅ 配偶者控除や扶養控除(老親を含む)で税金(所得税と住民税)
の負担が減っている。また、寡婦控除やひとり親控除も存在しています。

✅ 子ども手当が支給されている

✅ 健康保険料が独身世帯と同じ

配偶者が世帯主の扶養に入っている場合は、配偶者の国民健康保険料を払わなくていいとされています。

✅ 同じ健康保険料でも健康保険の補償内容が家族世帯の方が厚い

社会保険料は収入に応じて変わるだけで、内容は家族世帯なら、育児休業給付金と出産手当金の分有利です。
また、子ども医療費負担額が無料の自治体も多いです。

こういった費用は本来独身なら社会保険料をさげるべきです。
だって保険なので。

✅ 年金保険料が独身世帯と同じ

配偶者が世帯主の扶養に入っている場合は、配偶者の国民年金保険料を払わなくていいとされています。

✅ 同じ年金保険料でも健康保険の補償内容が家族世帯の方が厚い

社会保険料は収入に応じて変わるだけで、内容は家族世帯なら、遺族年金保険の分有利です。


N分N乗方式 🌈


フランスの所得税の計算方法で大変ユニークなものがあります。
2017年にスタートした方式で、所得税を世帯にかけるというものです。
世帯所得の合計を世帯人数で割った金額に税率をかけ、算出された税額に世帯人数をかけて、世帯の課税額を算出する。
収入が同じでも扶養家族が多いほど納税額を低く抑えられるため、
少子化対策として期待されています。

独身者には当然不利ですが、これこそが国の政策といった感じですね。

問題点❌としては所得が低い世帯は所得が低いので税金があまり減りません。
見ようによってはお金持ちの優遇策です。


一人産めば1000万円方式 🌈 


かつて、ある著名人がこう言いました。

「一人産んだら1000万円支給すれば少子化が止まる」

という内容です。
養育費と教育費の合計が一人当たり2000万円前後かかると言われ、
これなら、一人産めば大半の費用が賄えます。

私は上流層どころか、中流層の下辺にいるので、
この政策のような中流層にやさしい政策が好きなのですが、
この政策って少し考えると「ヤバイ政策」なのがわかります。

その理由は貧困層にあります。
現実に貧困層が増加傾向にあるとも言われていて、
現在の日本の相対的貧困率が15%とも言われています😱😱😱

さらにひとり親の子供の貧困率は約50%とも言われ、
ある人が片親で育てられると、大人になった時に
親と同様に離婚すると言われています💦
また、生活保護が3世帯続くと抜けられないと言われています。

そういった非課税世帯で「1人産めば1000万円」方式を行うと、
どうなるでしょうか❓


収入の無い人たちがお金を受け取って誤学習をすると、
毎年子供を産んでお金を浪費して、働かなければいいと思ってしまいます。
当然、それを目の当たりにした子供も爆発的に増えて、連鎖する。
支える側が増えずに、支えてもらう側が増えることになります。

1000万円方式は面白い発想でしたが、残念です。。😭😭

次回は少子化対策に本気のハンガリーについて書きます💖💖💖

読んでくれてありがとうございました~🎸🙌🐴

無料家計相談継続中です。
みなさんのお悩みがききたいです。
2021年9月いっぱいまで実施します。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓お気軽にどうぞ🐴↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


この記事が参加している募集

お金について考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?