会話のプロになるには
さて、日常会話とは案外難しいモノです。
その日あったことを互いにぶつけ合うのも楽しいですが、やはりそれでは会話のキャッチボールとは言えません。
「今日、道端で1万円拾ってさ~」
「へー、私は海鮮丼食べたよー」
なんて言い合うのはただの変化球の暴投。
会話を長続きさせるには超豪速球ど真ん中ストレートの必要があるんですね。
じゃあどのようにして超豪速球ど真ん中ストレートを投げるか。
ここの部分をわんさか喋ります。
会話は連想ゲーム
会話は連想ゲームとはよく言ったもので、まさにその通りだと思います。
例えば会話の中で「大阪でたこ焼きを食べた」という話が出てきたとします。
この会話の後には、その食事の感想が来るはず。
そこであなたは選択を迫られます。
ルートA:このままたこ焼きの話を深堀りする(ハッピーエンド)。
ルートB:たこ焼きについて知らないから大阪の話に切り替える(ハッピーエンド)。
ルートC:急に、今日の朝に皿を割った話をする(バッドエンド)。
ルートAとルートBなら安心ですね。そこからどんどん関連する単語で話をしていけばいいだけです。
ただルートC、これはもうバッドエンドです。最後に主人公全員死にます。
さてルートCを選ばれたときの、話し手の感情はどんなものか。
「全然話聞いてくれへんやん」です。
「全然聞いてくれへんから、ちょっとやっちゃいましょか」です。
それだけで一気にテンションだだ下がりです。
まだ面白い話なら分かります、急に目の前でお爺ちゃんコけたとかなら分かります。
でもそうでもない限り、全く関係ない自分の話に持っていくのはもう変化球もいい所。
バッティングセンターでボールが隣のレーンに投げ込まれてるのと一緒です。
基本、人は自分の話を聞いて欲しいという私利私欲の塊です(だから年末になると煩悩を捨てようと血眼になって鐘を鳴らす人が湧きます)。
その会話欲を満たすにはもう連想、連想で会話を進めるしかありません。
「でも、自分の知らないことは連想できない」と言う方もいるかもしれません。
確かに。自分の知らないクルマの話ばかりされたら、何も連想できませんね。
まあそんな時は「この会話について右に出る者がいない私」でさえ困るわけです。
しかし安心して下さい。
一つ必殺技があります。
そうです、ここで領域展開「此処ハ一旦無視(ここはいったんむし)」です。
いや、嘘です。やっちゃダメです。愛想笑いでもしといて下さい。
知識を浅く広く持っておく
よくスナックのママやホストをやってる方が新聞を読んでいるという話を耳にします。
その大きな理由が連想ゲームを続けるためですね。
連想ゲームをしてお客さんを楽しませることが仕事です。
もちろんお客さんの中には、何かを教えてあげたいというグレートキモティーチャー鬼塚(以下、GKTO)もいます。
そんな時にもしかしたら、「じゃあ別に学ぶ必要なくない?」と思うかもしれません。
でもそこで学ぶ必要がないと判断するのは、ちょっといただけませんね。
学ばないのではなく、知らないフリをすればいいだけです。
知ってても知らないフリをすれば、きっとGKTOも満足するはず。
このようにニュースを読むなり、マンガを読むなり、映画を観るなりすることで連想ゲームがしやすくなるんですね。
そしたら自分も楽しめるし、相手との会話も長続きします。
高学歴の人が恋愛ベタなワケ
しっかり調査したわけではありませんよ、ありませんけど、勝手に高学歴の人は恋愛ベタな印象があります。
そんな彼らは勉強については最強です。
寝る間も惜しんで勉強や研究をしている姿を見て、私のモチベーションも爆上がりしています。
ただ、その分どうしても遊ぶことが少なくなったり、マンガやアニメなどの娯楽経験は普通よりも少なくなります。
そこまで勉強や研究に熱を燃やす人は、一般的には少ない部類になってしまうため、どうしても知識の偏りが生まれてしまいます。
恋愛面においてはコミュニケーション、会話の相性や趣味の相性なんかも大切です。
もちろん相手が同じ専門性を持った人なら、一生その分野について「」あーでもないこーでもない」と話続けられますが、そうでもないのが現状。
だったら会社員になって勉強にひと段落ついたら、全力で娯楽を楽しむことをオススメします。
娯楽も一種の勉強です。
世の中の人がなぜこのゲームやアニメに夢中になるのか、このマンガのどこが良いのか市場調査してみてください。
きっと恋愛面でもうまくいくはずです。
おわり
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