様々なスキルを持った人たちが自分の時間で働き方を選べる JD ってなに?【フォーミュレーション関連会社紹介】
テレビ番組のリサーチ会社『フォーミュレーション』の関連会社に『JD(読み:ジェイディ)』があります。どんな会社で、どんな人たちが、どんな業務をしているのか、ご紹介します。
JD ってなんですか?
こんにちは。JD 代表の宮下です。JD は、フォーミュレーションの関連会社です。フォーミュレーションやその他外部の企業から、テレビや広告といった分野を中心に様々な業務を請け負っています。
過去に面白かったものだと、
広告施策用に全国の市町村を対象に広報・観光 PR 用のTwitterアカウントの一覧を作成する
TVCM キャスティングの参考用に某有名 YouTube クリエイターがアップしている動画をすべてチェック。「好きな食べ物」にまつわる発言を見つける
海外在住の“マンガ好き”に企業 YouTube コンテンツへの出演を交渉する
などがありました。
とはいえ、大部分を占めているのは母体であるフォーミュレーションからの依頼です。多くはテレビ番組のリサーチ業務を請け負っています。
JD のスタッフは業務委託で、案件ごとに報酬を決めて稼働したり、プロジェクトごとに期限付きのチームを組んだりしながら働いています。
北海道、福島、埼玉、千葉、東京、神奈川、岐阜、山梨、富山、大阪、福岡、長崎、沖縄…と、色んな土地にスタッフがいます。
どこにいても PC と通信環境さえあれば、大抵の業務はできます。
海外に住んでいる方にも業務をお願いすることがあります。
先日も、京都からマレーシアに移住された方とご縁があり、今後業務をお願いしていく予定です。
場所・時間を問わず。色んなスキルやパワーを持った集団として少しずつ大きくなっていくことを目指しています。
住んでいる場所に限らず、JD には様々な人がいます。決められた就業時間のある勤務形態が、様々な事情から自身の生活に合わない人も沢山います。
「1 日に 4 時間しか働けない。通勤時間も考えると外で働くのは厳しい」という方も、在宅であれば。また、業務量をコントロールしながらであれば、働くことができます。大きな収入にはならないかもしれません。でも、仕事をすることで「社会」と繋がり続けることはできます。
JD では、1 人 1 人のスタッフと常に、案件ごとに報酬、業務内容、稼働期間など細かく調整を繰り返しながら、お互いに納得のできる条件で業務を依頼しています。条件やスケジュールが合わないときは、お断りいただくこともあります。それも大切なことです。「生活」があってこその仕事だと考えています。
どんな人が、どんな働き方をしている? 座談会を実施
と、ここまで JD のことをつらつらと述べてきましたが、言葉で説明するより、JD で実際に働いているスタッフの生の声を聞いていただくのが一番わかりやすいので、5 月半ばに座談会を実施。
みなさんにどんな生活や働き方をしているのか、話してもらいました。
参加メンバー( 4 名)
― JD で働くようになった経緯を教えてください
西さん 2018 年にフォーミュレーションに入社。2020 年の 4 月から JD に移って、フリーとして働いてます。今は子どもが 2 人いて、娘がまだ 3 か月と小さいので、娘を見ながら家で仕事しています。
JD に移ったきっかけは、上の子の妊娠。それと同時にコロナが…。在宅で、無理しない働き方ができれば良いなと思って。あとテレビ番組以外の仕事も色々できそうだなと思って今に至ります。
S さん 私は、JD での仕事は去年の秋から始めました。求人を見て応募しました。それまではホテルのフロントで働いていて、そこからの転職です。今は父と母と猫と山梨県に住んでます。JD 1 本でそれ以外の仕事は特にしていません。
山田さん 私も求人サイトで仕事を探していたときに見つけて、JDに入りました。元々、福岡市の吉本興業で働いていたんですけど、その契約が切れるのと、結婚もあったので、仕事を辞めました。本当はテレビ関係の仕事を続けたかったし、働くの大好きで、結婚してもバリバリ働くつもりでいました。ですが、主人の意向もあって、彼の地元である大牟田市に移りました。福岡県の一番南側、熊本県との県境にあります。そこから、福岡市まで通えないこともないんですけど、特急に乗って1時間ぐらい。家のこともやりながら、福岡市に出て働いて帰ってくるのが 21 時、22 時。さすがに難しいなと思いまして。
あと、並行して自分の母が体調を崩してしまって、母は山口県との県境の北九州市に住んでいて、北の端と南の端と行ったり来たりしなきゃいけない。そんな事情もあったので、「お家でできる仕事を」と思ったときに、JD さんに出会えました。
正木さん 前の職場の同僚が、元フォーミュレーションで働いていた方で、その方に JD さんを紹介していただきました。
私は、茨城県の出身なんですけど、結婚を機に大阪に引っ越しました。元々はメーカーの営業をしていて、大阪に引っ越してくるときに転職活動をしていたんですが、すぐに妊娠がわかったので、その会社は今保留にしていただいています。それとは別で、今はフリーランスで、インスタの運営と、越境 EC プロジェクト立ち上げをやりながら、JD さんでお仕事してます。
― 1 日の過ごし方を教えてください
正木さん なんか、自分のすごい細かくて恥ずかしい(笑) ざっくり言うと、仕事と子育てです!
宮下 分刻みスケジュールなのが伝わってきます。
S さん 自宅でお子さんみながらお仕事されてるなんてすごい。もうなんか、、休めてますか?
西さん 優しい(笑) 土日はなるべく「仕事はしない」って自分で決めて、「家族で遊ぶ!」って思ってるので。あと、土日は夫も手が空いて家のこと手伝ってくれるので、遊んでます。本当です!
S さん 良かったです。
宮下 みなさん、案件ごとに納期をお伝えして、仕事を引き受けてもらうことがほとんどだと思いますが、山田さんは 1 日の中で稼働できる時間を決めて、そこで仕事を引き受けていただいています。
山田さん はい。請け負ってる 11 時から 17 時の決まった間はばっ!と集中して、トイレ行くのも忘れるぐらいになってやってます。1 回、膀胱炎になりかけました。
宮下 トイレ行ってください…!
―「決められた就業時間がない」どうやって“自分を律して”仕事に取り組んでいますか?
正木さん 私もお尻叩いて「やんないと!」と、いつも思ってるのですが…。ほんとに、みなさんどうやって律してるんですか。
S さん 締め切りが迫ってたら、締め切りをあえて迫らせるというか、ギリギリまでちょっとだらだらしちゃったりとかして、「もう今やんなかったら間に合わない!」っていうところまで追い込んでやるときもあります。
西さん 今は律する以前に、子育ての隙間にやらないと終わらないので、自然に律せられてます。「お昼寝したら仕事しなきゃ!」みたいな。子どものおかげです。
そこで、在宅でのリサーチ歴 11 年。 JD イチのベテランスタッフに在宅で業務を行うにあたってのコツを聞いてみました。
【在宅でうまく仕事を進めるコツ】
在宅業務歴 11 年!サカモトさん(東京都)の場合
―『リサーチ』のイメージ ビフォー・アフター
宮下 元々『リサーチ』というものに描いていたイメージや実際にやってみての変化などありますか?
S さん まず、ずっとテレビが好きだったんですけど『リサーチ』って仕事があること自体、求人を見るまで知りませんでした。
いざ仕事を始めてみると、しっかり調べて、しっかりした出典元からちゃんとした資料を作る。最初は、そこまで「きっちりとした資料を作る」っていうイメージはありませんでした。でも、いくつか番組を紹介していただいて仕事をしていく中で、担当の方にも資料を直していただいて、すごくちゃんとしてるなと思って。
それに『リサーチ』の内容もすごく色々あって。テレビといっても本当に色んなジャンルでネタ出しがあったり、あと“裏取り”だったり。『リサーチ』の中にも色々あるのをすごく感じています。
山田さん 前職でテレビ局に出入りしていたので、情報番組の収録に行ったりすると、そこにリサーチャーの方がいて。「こんな人がいるんだな」「この人が今回のやつを調べたんだな」と、誰かが調べているというのは知ってたんですけど。私も S さんと同じく、かなりきっちりと調べてテレビ番組が作られているっていうのを改めて感じています。
昨今、少しでも間違いがあると批判や、集中砲火もあるので「調べている」というのは想像できていましたけど。実際に自分が入ってみると『リサーチ』が業界内でしっかり認知されている。
あとは、自分で調べながら「これ、ディレクターさんに聞いてもらえるんだろうか…」という、そんな心配もしながら、考えながらやっています。
宮下 西さんは 5 年前、2018 年に新卒で一度フォーミュレーションに入社されていますが、当時はどう考えていましたか?
西さん 最初は「調べるって誰でもできそうじゃん」「なんか、簡単そう」と思って入社しました。そしたら、確かに誰にでもできるというか。初めは誰にでもできる仕事だけど、だんだんやっていくうちに“その人にしかできない仕事になっていく”。
すごいネタの引き出しを持ってたりとか、「動物のリサーチだったらこの人だよね」とか、「この人はいいネタ見つけてくるね」と。頑張るにつれて自分の引き出しが増えてきて、やりがいを感じるようになる、成長してるって強く感じることができます。
宮下 いい話です。正木さんは『リサーチ』って、どんな仕事だと聞かされていましたか?
正木さん 「調べるだけ」って聞いてたんですけど…。それだけじゃないと強く感じています。今やらせていただいてるのが、主にスポーツ系のリサーチで、海外の選手情報を調べています。読んでいる英語を日本語に直すのって、すごく難しい。日本国語辞典も引きながらやってます。全然文章にならない。佐藤さんに直していただくと、見出しがすごくわかりやすくなって戻ってきたりして。すごいなって思います。
宮下 資料の「見出し」、最初はみなさん悩まれますよね。
S さん 悩みます! ビックリマークとか多用しちゃってました。
―「煮詰まった」とき、どうしていますか?
正木さん 業務を進めていると「これはどうやって調べたらいいんだろう…」という状態に陥るときもあります。単語の組み合わせを色々と試してみても出てこないときとか、本当にどうしよう~💦 となってます。
宮下 そういうときはどうされてますか?
正木さん 参考用で送ってくれる過去の提出資料を見て、単語を拾って、新しい組み合わせで調べ直したりしています。
宮下 素晴らしい。
山田さん 私も、単語の組み合わせとか思いつかなくて煮詰まってしまうことよくあります。「思いつかん!出てこん!」って、ちょっとだけ猫と遊んで、1 分ぐらいで PC 前戻ったり。干してある洗濯物を触って「乾いてるかな?」ってチェックしてみたり。ちょっとのことですが、それだけでもリセットされます。
宮下 1 分と言わず、もっと猫と遊んできてください(笑)
山田さん 「よし、今日も元気ね。かわいいね~」と話しかけてすぐ戻ってきます。
― JD で仕事をするメリット
佐藤 JD で仕事をしてよかったと感じることを教えてください。
佐藤 ありがとうございます。僕もみなさんと一緒にお仕事をしていて、この辺りは JD の大きな魅力だと感じています。
地方にいてもエンタメと関わるお仕事ができる。
副業でエンタメと関わるお仕事ができる。
やってみたい、やりたい仕事がある程度選択できる。
フォーミュレーションと連携することで、互いにリサーチ力、マンパワーの強化が図れる。
― もっと JD に改善して欲しいこと
正木さん いつ依頼をいただけるかわからないところ、ですかね。なかなか難しいのは理解していますが…!
佐藤 そうですよね。いつも対応ありがとうございます。
西さん 特にありませんが、強いて言うならもう少し人と関わりたいです。ブレストしたり、人と話したい…。
山田さん Teams や Slack などで“繋がっている”とはいえ、常に顔を合わせているわけではないので、一緒に業務を行っている方に質問をしたりするときは、今は「迷惑ではないかな」と考えてしまう。ですが、業務に支障が出てはいけないので、なるべくすぐに聞くようにしています。
宮下 確かに、スタッフ同士のコミュニケーション面は課題があると感じています。JD にいるスタッフ同士、元々繋がりがある人はほぼいません。プロジェクトごとに声をかけて、チームを組むこともありますが、終われば解散。
横の繋がりやちょっと雑談のできる相手が JD 内でいるだけで仕事のやりやすさも変わってくると思うので、何かみなさん同士で交流できる場を、今後は考えていきたいと思います。
佐藤 あと、未経験の方は大歓迎ではありますが、戦力になるまでには時間がかかる。教育システムが未完成なので、そこの強化も必要だと感じています。
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