こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。
先日のnote記事では、栗原毅先生の新刊『酒好き肝臓専門医が教える カラダにいい飲み方』の中から、「肝臓にいい焼酎、悪い焼酎」についてご紹介しました。
▲note編集部さんのおすすめ記事にもピックアップしていただきました。ありがとうございます!
酒好き肝臓専門医として知られる栗原先生は、健康的なお酒の飲み方として、「お酒選び」も大事ですが、お酒と一緒に楽しむ「つまみ」選びもちょっと意識するだけで、健康的になると言います。
なぜ「つまみ」選びが大事なのか?
それは、肝臓が担っている大きな2つの仕事と深く関係しているようです。
お酒を飲んでいるとき、肝臓は2つの仕事を同時に担っている
その2つの仕事とは、「アルコール分解」と「糖代謝」です。
「アルコール分解」とは、文字通り、お酒に含まれる「アルコール」を分解する作業ですよね。一気飲みが良くないのは、肝臓に大量のアルコールが一気に流れ込んで、わが肝臓にアルコール分解作業を必死に行なわせることになるから。これは、素人の私でもなんとなくわかっていました。
栗原先生は、「一気飲みは、肝臓へのパワハラだよ」と訴えます。
では、お酒を飲んでいるときの、肝臓のもう1つの仕事「糖代謝」とは、どういうものなのでしょうか?
なるほど。糖代謝とは何かはよくわかりましたが、糖代謝と「つまみ」選びに、どのようなつながりがあるのかが気になるところです。
わが肝臓は、私が飲んだお酒に含まれるアルコールを分解するという仕事を必死にやっているのに、これまた私が糖質の多いつまみを摂ったばっかりに、糖代謝という仕事を追加され、それらを同時にやらされるハメに……。
なんだか肝臓がかわいそうになってきました。
っていうか、「いつもすいません! 今後気をつけます」とわが肝臓に謝りたい気持ちでいっぱいです。と同時に、これまで文句ひとつ言わずに頑張ってくれた肝臓に感謝したいと思うのは私だけでしょうか。
発表! 肝臓に負担をかける、要注意の「つまみ」
肝臓に糖代謝を強要する「つまみ」とは、糖質の多いものになるわけです。
居酒屋の人気メニュー上位に入るメニューがちらほら見受けられます。これら以外に、栗原先生は意外なものを挙げています。和食系の小料理屋などで出される「野菜の煮物」です。一見、健康に良さそうですが、先生は次のように指摘します。
言われてみれば、わかるのですが、つい見逃しがちですよね。その他にも、「寿司」や「甘いデザート類」「フルーツ」なども糖質が高いので、お酒と同時に摂るのはできるだけ控えたほうが良さそうです。
肝臓にいい、意外なつまみ
この流れでいけば、肝臓にいい「つまみ」は、基本的に糖質が低いものになるわけですが、栗原先生は、著書の中で意外なものを挙げています。
それは、「トンカツ」です。
ただ、油脂はカロリーが高いので、食べ過ぎるとカロリーオーバーになる可能があるので、注意したいところでよね。
お酒も揚げ物も、ほどほどがベスト! 何事も「〇〇過ぎ」は禁物ですね。
お酒を飲む前に食べておいたほうがいいもの
肝臓のパフォーマンスを上げるためには、準備も必要です。それは、事前に食べておくだけで準備ができると、栗原先生は言います。「アルコールの吸収を遅くする」食材があるそうなのです。
「消化の悪いもの」がいい……(!)
実に驚きです。ただ、忘れてはいけないのは、あくまで「お酒を飲む前」「肝臓にいいもの」という視点からのアドバイスである点です。
さらに、お酒を飲む前に摂っておくといい、とっておきの食材も教えてくれます。
ここでまとめます。
今回の記事に登場したものに以外に、栗原先生の著書『酒好き専門医が教える カラダにいい飲み方』に掲載されているものも加えて挙げています。繰り返しますが、お酒を飲むときにできるだけ一緒に摂らないほうがいいものであり、栄養的に悪いものではないという前提でご覧ください。
今後の家飲みでもお店でも、ちょっと意識してみてはいかがでしょうか。
今回の記事でも引用した栗原先生の新刊『酒好き肝臓専門医 カラダにいい飲み方』は一昨日発売となりました。「休刊日不要」の飲み方を提唱している肝臓専門医ならではの視点で健康的な飲み方を解説しています。気になる方はチェックしてみてください。