人気読書系インフルエンサー直伝! 「本選び」で失敗しないコツ
こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。
情報過多社会に生きる私たちは、いろいろな情報を大量にいくらでも得られる一方、どのコンテンツや情報が自分にとって有益であるかを見極めることが難しくなってきています。読書時間も、昔に比べてSNSや動画コンテンツなどの時間が割かれてしまい、多くの時間をかけられなくなってきている人も多いでしょう。
せっかくの貴重な読書時間です。自分が読む本、本選びも失敗したくないものです。
これまでに4800冊超を読破し、Instagramでも人気の読書案内人として知られ、Voicyのパーソナリティもしている、人気の読書系インフルエンサーの「名もなき読書家」さんは、新刊『失敗しない読書術』の中で、本選びで失敗しないコツを解説しています。今回は、同書の該当箇所を一部編集して全文公開します。
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「飲み会の幹事」と「本選び」の意外な共通点
設定したキーワードが出ている本を選ぶときは、「飲み会の幹事」をするときの要領が大いに参考になります。
たとえば、あなたが飲み会の幹事を担当することになったら、まず「希望条件」をピックアップするでしょう。◯◯駅周辺、居酒屋、飲み放題付き、参加人数、個室、一人△円まで……などなど。これは、つまり、キーワードを設定しているんですね。
これらのキーワードに一致するお店を、「ぐるなび」「HOT PEPPER」「食べログ」などのグルメサイトで検索して調べる。そして、表示された一覧の中から、良さげなお店を1つ選ぶ。今までの人生で一度でも幹事を担当したことがある人は、この手順を踏んできたはずです。
幹事未経験の人は、「引っ越し」ならしたことがあるでしょうか。新居を探すときは、家賃、間取り、最寄り駅まで徒歩◯分、バストイレ別、2階以上、敷金礼金なし、オートロックなど「希望条件」を出して、それに該当する物件を選ぶでしょう。
お店選びにしろ、住居選びにしろ、多くの候補があるときは、まずキーワードを設定して、それに一致したものを選ぶ。
これは「万事に通じる手法」と言っていいでしょう。あなたの日常生活でも、無意識のうちにすでに取り入れていたのに、なぜかそれを「読書ではしていなかった」のです。
誰もが良いお店選び、良い物件選びには真剣に取り組むのに、「良い本選び」に気を抜きがちなのは、読書が個人作業であること(失敗しても他人に迷惑をかけるわけではない)、1冊にかかる金額がせいぜい1500円程度で済むこと(引っ越しはある程度まとまった金額が必要)もあるのでしょう。「他の人がやらないことをする」のは、まわりの人と差をつけるチャンスですね。
リストアップしたキーワードを、「読書サイト」で検索する
お店を選ぶときに利用するのは、「ぐるなび」「HOT PEPPER」「食べログ」などのグルメサイト、物件を選ぶときに利用するのは、「SUUMO」「HOME’S」「at home」などの住宅情報サイトです。
だから、本を選ぶときに利用するのは、「Amazon」「ブクログ」「読書メーター」などの読書サイトとなります。
①それぞれのトップ画面で設定したキーワードを入力。
②キーワードが含まれる本の一覧が表示される。
③その中から読みたい本を選ぶ。
という流れで、「欲しい情報」と「読む本」の擦り合わせを行なってください。
ただし、ここで表示される本は、あくまでもキーワードに一致したもの。
「良書を読むための条件は、悪書を読まぬことである。人生は短く、時間と力には限りがあるからである」
これはドイツの哲学者・ショーペンハウエルの言葉ですが、表示された本を全部読んでいる時間はありません。どうせなら良書を読みたいですよね。
飲み会の幹事をするときも、グルメサイトで表示されたすべてのお店に下見に行くわけにはいかないでしょう。いくつか候補をリストアップして、その中から1つを選ぶときは「口コミ」を参考にするのではないでしょうか。
今は何でも、インターネットである程度は調べることができますが、体験談に勝るものはありません。実際にそこで食事をした人の感想は、お店選びの重要な判断基準になります。だから、本を選ぶときも「読者のレビュー」を大いに参考にしましょう。
ただし、注意しないといけないことがあります。
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いかがでしたか?
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▼名もなき読書家さんの新刊『失敗しない読書術』の「はじめに」「目次」の全文が読めます。
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