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うつ病になって私が諦めたこと

去年の6月、自分が重度のうつ状態だと精神科医から冷静な表情で知らされた。
まぁ、そうだろうな…と半ば納得しつつ、
これからどうしようという強い不安に駆られた。

第1志望の大学に入学して、憧れだった心理学の勉強に勤しむ日々。将来の夢は、大学院に進んで"臨床心理士"になることだった。
まさか3週間で通えなくなるなんて…
1年間休学することになるなんて…
あの頃の私は微塵も考えていなかった。

うつ病になってから出来ない事が沢山増えた。
大好きだった読書も、大切な友達と気軽に会うことも、寝たい時に眠ることも、どれも当時の私には莫大なエネルギーが必要だった
最近調子が良いなと思えば、次の日にはベッドから1歩も出られなかったりもする。
毎日が予測不明で、事前に予定を立てることはほぼ不可能に近かった。

早く治して大学どうするか考えなきゃ…
早くバイト探して働かないと…
早く普通の人と同じ状態にならないと…
早く、もっと早く私は強くならなきゃいけない
そんな風にどんどん自分を追い詰めていった。
でも、これだといつまで経っても治らないんだ。
私は色々なものを諦めて捨てることにした。


今回は、私を大きく変えた諦めシリーズの中から3つ紹介しようと思います!

⒈ 学歴なんてもう要らない

私はずっと拘っていた。大学は4年間で卒業、その後は就職という社会の風潮に。
なんなら大学は現役合格して、22卒が理想的だと思って生きていたポンコツだった。
そのレールから外れた自分が許せなかった。
でも、私の周りの人達はとても素敵だった。

大学に行くのなんて何歳でも良いじゃん?
卒業までに何年かかっても良くない?
通信卒業したけど全然働けてるよ〜!
大学中退したけどやりたい事出来て幸せだよ!

こんなに温かいコメントをこの1年間でtwitterから沢山もらった私。そのおかげか完璧主義は消え去り、今では考え方が柔軟になった。
復学してダメだったらもう1年休学しても良いし、通信に編入しても良い。何とかなるさ〜◎
良い意味でてきとーに生きるようになった。

⒉ 生きてるだけで頑張ってる

今日も1日中ベッドだったなぁ…
今日は外に出ようって決めてたのに…
あれも、これも、それも、出来なかった。
私はずーっとこの思考回路で苦しんできた。
でも、最近少しずつ変わってきた。
うつ病の人は明らかに普通の人より何倍も生きることでエネルギーを使っている
ならば…今日1日何とか生き抜いた私は十分頑張ったじゃないか、偉いよわたし!
おめでたい奴だと思うかもしれない。
でも、正直もうこれでいいと思ってる。
誰が何と言おうと、私は今日頑張った。
そうやって自分を少しずつ認めていった。

⒊ 少しくらいわがままでいい

やりたくない事ってやっぱり誰にでもある。
それをこなす時、人ってかなりのストレスがかかっていると思う。
うつ病なら尚更、そういうのって避けたい。
だから、いま私は基本やりたくない事はやらない様にしている。何となく気分が乗らなかったり、心がモヤモヤする物事には全力でNOを出す。
前までは、NOサインを出すことで周囲にどう思われるのかが気になって出来なかった。
そう、これをするにはとっても勇気がいる。
だから、私から1つ伝えられる事があるとしたら…
NOとハッキリ伝えても、案外普段通りに毎日は進んでいくよってこと
相手を振り回す側になるか、振り回される側になるかの違い。どっちも紙一重なんだと思う。
うつ病の期間くらい、周りを振り回す側にいたってバチは当たらないと思う。

最後に…

生きるのって本当に難しい。
全てに絶望して死にたくなるかもしれない。
先が見えなくて自暴自棄になるかもしれない。
でも、いつか変わるかもしれない。
希望と絶望も紙一重。
私は10年もかかってしまったけど、
生きててもいいやって思える様になった。
そんな日が苦しんでいる他の誰かにも届くといいな…そんな気持ちでいます。
最後まで読んで頂き有難うございました。


な〜んかグダグダ語ってしまったけど…
以上、私の諦めシリーズでした!

noteなのでかなり端的にそれぞれ述べていますが、どれも複雑な過程を経ています。
詳しく聞きたいな〜と思ったら、気軽にtwitterのDMまで来てくださいね✨
その他にも、休学、不登校、摂食障害、セクシャルマイノリティなどの相談にも乗っています。
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