見出し画像

業界ってなぜ絞るの?就活初心者の方向けに解説します!

こんにちは。
23卒で就職活動をしていた、食品太郎です。

志望業界は、食品業界です。
食品業界での内定先は、大手製粉、大手乳業です。
(どちらの企業の商品も全国のスーパー、コンビニに並んでいるレベルです!)

倍率が高い業界でしたので、死に物狂いで就職活動をしていました。
そこで得た知識を私より下の代の方に共有できればと思い、noteを書いています!

本日は、意外と悩む方が多い、業界の定め方や、スケジュールについてお話しします。
私は食品業界一筋で進めていましたが、そのような思考に至った経緯についても併せて解説します!
では、第二稿、よろしくお願いいたします。


そもそも、なぜ業界って絞る必要があるの?

その理由は、業界を絞ったほうが質の高い志望動機や企業研究ができるからです。
極めて当たり前のことですが、私は業界を絞る最大の理由はここあるのではないかと考えています。

そのため、
業界絞らなくても業界研究をする時間がある!という方や
どの業界に対しても納得のいく志望動機が作れる!という方は
業界を絞る必要はないと思います。

私は、人生の分岐点という就職活動で、様々な方面に目を向け、そのどれもに質の高い準備ができるほど器用な人間ではなかったので、食品業界一本にしていました。

いやいや、リスク分散のために業界は分けた方がいいでしょ!という方もいらっしゃると思います。その通りです笑。

ディベロッパー、マスコミ、出版社をはじめとした、極端に倍率が高く、優秀な学生ばかりが集まる業界を志望する方は、複数の業界を志望することがお勧めです。

以下、業界を1つに絞るメリット、複数に絞るメリットをまとめておきます。

業界を絞るメリット、デメリット

業界を1つだけに絞る場合
メリット
質の高い志望動機が作れる。
質の高い業界研究ができる。
業界特有の質問があるので、対策しやすい。
面接の際、業界への志望度の高さを示す指標として話せる。

デメリット
人柄が業界に合わない場合、全落ちが有り得る。
業界を絞るために念入りな準備が必要(一筋で進めるインパクトある理由など)

業界を2〜5に絞る場合
メリット
リスク分散が可能
広い視野を持って就職活動ができる。
人柄が合う業界か否かを選考中に判断できる。

デメリット
志望動機作成に時間がかかる。
業界研究を進めるにも時間がかかる。
人にもよるが、大手に偏る可能性がある。


以上になります。偏見のような理由もありますが、私が感じていた両者の良し悪しはこのようなものです。

私は食品一筋でしたが、周囲は2、3の業界に絞っている人が多い印象でした。
さすがに6、7業界くらいになると、就活もやりづらいかと思います。
多くても、本選考では5業界以下にすることがお勧めです!

お読みいただいている皆様が興味のある業界の倍率を調べ、絞るか否か、検討してみてください!

業界って、いつまでに絞るといいの?

さて、前章では業界は5以下に絞ることがお勧めだとお話ししましたが、この章では、業界を絞るスケジュールについてお話ししていきます。

以下のスケジュールは、優秀な学生の一例だと思ってください。
実際のところは、以下のスケジュールよりも遅く動く学生が多いです。
参考程度にお読みください。

●大学1年生〜2年生前半


この時期は、ぼんやり、自分の生き方について考えるくらいで良いと思います。
民間就活をするのか、公務員か、はたまた弁護士か研究者か、、、
暇な時間で大丈夫なので、ゆっくりじっくり考えてください。

それ以上に、大学生でしか楽しめない、サークル、勉強、バイト、友達との遊びに打ち込みましょう!!

ただ、Newspicks等で、毎日ニュースに触れることは強くお勧めします。
様々な事象に日々接することで、自分の世界が広がり、将来の選択肢も増えていきます。

●大学2年生後半〜大学3年生の5月頃まで


この時期くらいに、民間にするか、公務員にするかなど、大まかな進路を決定しておくことをお勧めします。3年の6月から公務員試験の予備校に入学しても合格は可能です。

さて、民間就活の方は、業界をどの程度絞るかが気になりますよね。
就職活動に積極的な方は、ある程度業界を定めていますが、大半の学生は定めていません。私も、インターンシップは業界を定めていませんでした。

業界を定めた場合はインターンシップも効率よく参加できますし、早めに志望動機も固まると思いますが、夏インターンシップは、視野を広げるという理由で、様々な業界のインターンシップに参加することをお勧めします。

●大学3年生6月〜10月頃まで


この時期は、とにかく夏インターンシップに沢山エントリーしましょう。
ここで様々な業界を知り、取捨選択していくことをお勧めします。

私は、30社ほどエントリーしました。夏インターンシップで、金融には向いておらず、メーカー、その中でも営業職向きだということを知り、それだけでも非常に大きな収穫でした。

また、ここでESの書き方や、面接の練習などを積んでおくことで、本選考では非常に有利になります。学校との両立でしんどいかと思いますが、就職活動の最初の踏ん張りどころなので、腐らずに頑張っていきましょう。

ES、面接など、不安だらけかと思いますが、誰もが同じ状況です。
コメントをいただければ、ES添削、面接練習も行いますので、気軽におっしゃってください。

●大学3年生10月以降

10月あたりで、5業界ほどに絞ることが理想です。

10月〜12月は、秋冬インターンシップに参加することをお勧めします。夏に比べ開催する企業は少ないですが、参加することで早期選考に直結することが多いので、参加することを強くお勧めします。
ちなみに私は、夏インターンで燃え尽きてしまい、秋冬は少ししか参加しなかったので、非常に後悔しています、、、
私のようにならないためにも、秋冬インターンに参加し、早期選考を掻っ攫ってきてください!!!

そして、1月をめどに業界を1〜3に絞りましょう。

1、2月は比較的OBOG訪問がしやすい時期でもあるので、業界をある程度絞っていると、訪問もしやすいでしょう。

そして、面接の際、業界特有の質問もあるので、それの対策をするといった意味合いでも、1月頃には業界を定め、面接対策に取り組むことがお勧めです。
加えて、食品業界を初め、GDが頻繁に課される業界あるので、1月以降はその対策に時間を充てましょう。

以上のようなスケジュールになります。私の経験則でお話ししているので、周囲の方はさらに良いアドバイスをくださるかもしれません。ぜひ一度お話を聞いてみてください。

業界の絞り方

さて、本日最後に業界をどうやって絞るのかについてお話しします。
これは人それぞれありますが、私は、「好きなこと軸」と、「困ったこと軸」という絞り方をしていました。この考え方で、過去を掘り下げてみましょう。

好きなこと軸って?



過去に、〇〇が好きだった。
そして、その〇〇によって沢山の友達ができ、自分の周りにコミュニティができた。
この経験から、将来的には〇〇を使って人々の繋がりを形成したい。

上記のような形で、自分の過去、好きだったことをベースに、志望業界を定めていくやり方です。私も最初は、この方法でゲーム、出版、インテリアなど、幅広い業界の志望動機を作っていました。
自由な発想で、過去に楽しかったこと、それにより感じていたことを掘り下げていきましょう。

困ったこと軸って?

過去に〇〇で困っていた。
〇〇について困っていた理由は、家庭環境が複雑だったためだ。
この経験から、私のように〇〇で困る人をこれ以上増やしたくないので、〇〇に携わる業界を志望する。

上記のように、困っていたことを掘り下げて、業界への志望動機を作ります。私はこちらのやり方で食品業界への志望動機を作りました。そして、面接官に非常に刺さったという実感がありました。

ちなみに私は、孤食で困っていたという過去より、将来は、子供でも高齢者でも手軽に食べることができる商品作りに携わりたいという動機で食品業界に絞っていました!!

どちらのやり方でも業界を絞れるかとは思いますが、志望動機はESでも面接でも必ず聞かれるので、誰もが納得する志望動機を作ってください!

最後に

本日は業界の絞り方や、進め方についてお話ししました。
業界の定め方は非常に難しいです。

今の時期(2022年6月3日)の3年生は、業界が定まっていなくて普通です。様々な業界のインターンシップにエントリーしていきましょう。

本稿も好評でしたら次回はどの段階でも必須である「自己分析」について
お話ししていきます。
フォロー、スキをよろしくお願いいたします。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?