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決めるのは、いつだって自分。

ありふれた日々をありふれてなどいないと感じとると、いつもの穏やかさは輝きに変わり、そよ風がやけに気持ち良く吹き抜ける。
僅かな糧を探しては微笑んで、柔らかな午後の陽射しを楽しんだり、そんな日々もいつかは消え失せてしまうものと誰かは言うのだけれども。昨日の友はどこへやら、当てのない風に吹かれて彷徨うばかり。

言葉のない植物たちはいい、自由など概念がないのがいい。
おもむろに最低限の酸素と養分、それさえあれば。側から見たら綺麗さを競い合っているかのようにも見えるのに、それを微塵も感じさせない優雅さを持ち合わせていて、必要のない概念は人が作り出した妄想に過ぎないのだけれども。
美しさを表現する術はそれくらいしかない。

見えないものをどれだけ推し量ろうとも、限界の壁はとうに消え失せ、異世界となる。自分しか存在しない世界では、アイアムレジェンド。英雄でも勇者でも廃人にも悪魔にもなれる。可能性は無限大という言葉は嘘ではない。
どちらを向いたとしても、行き先を決めるのは、自分。

いつだって、自分でしかない。決めれるのは、自分でしかない。


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