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のんのさん




小さい頃はみーんな

見えないものと繋がっていた。。



仏壇には のんのさんがいるんだよ。

一緒にすんでいたばあちゃんは毎朝仏壇に手をあわせる。



その部屋には

いつも小さな女の子がいた。


いつからか見えなくなって、見えなくなった事も忘れていた。


あの子は、、、



私が生まれ育った実家は もう なくなってしまった。

広くて大きすぎたあの家には

いろんなものが住み着いていた。。。



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みえないものを
本当にいる とか いないではなくて


みえないものは
クッション、フィルター


こどもとおとなをつなぐ

コミュニケーションツールだったと思う。



なんというか、

見えないもの が教えてくれたことはたくさんある。。




神奈川県で生まれ育った私の実家には

じぃちゃん、ばぁちゃんも一緒にすんでいて

小さな頃から色々な決まり事があった。




夜暗くなってから爪を切ってはいけない。

夜口笛をふくと蛇がやってくる

夜新しい靴を履いてはいけない。


今思い返すとなんだったんだろ?と…自分なりに解釈してみる。




かがくの進歩は素晴らしい。


だけど…


便利さがすすむと人間力はオフになっていく…



いまのようにケータイさえ身近になかったあの時は

ご褒美はご馳走だったし

灯りのない
暗闇にはいろんなものが創造して見えた。

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毎年の夏休みは沖縄へ…

おじぃの家で過ごす時間は最高に楽しい記憶。


山へ探検にいったり


おばぁのつくる料理がとても楽しみで


おじぃがつくるマンゴーは世界一美味しくて夢中でたべた。



肝試しをしては本当になにかがいたり、



夜外に出る時渡されるはさみやサンに不思議な気持ちを抱いた。


こわさやワクワクや全ての体験に意味があった。




恐怖のかたちも時代とともに変容する。


便利さがすすめば
人間力はオフになる。



知識が豊かになると

創造力が衰える
具現化するチカラがよわくなる。

大事なものを忘れていた気がする。



オトナになるにつれて

そっとしまってかくしてしまったもの。


世渡り上手になるためにつけた仮面がいつのまにか本当の自分になりかけていた…


コドモノトキニ

夢中で集めた宝箱を そっとあけた気分…




あなたもしまっていた

宝箱をそっとあけてみませんか.、、、?


ほっこりする30分 どこか懐かしさを感じる

ゲゲの表情がたまらなくかわいいです^ ^







のんのんばあとオレ