感動したらひと晩冷ます
2024年5月27日(月)朝の6:00になりました。
月夜の晩に、ボタンが一つ波打ち際に、落ちてゐた。
どうも、高倉大希です。
なんて、すばらしい本なんだ。
なんて、すばらしい人なんだ。
そんな出会いがあったときは、必ずひと晩冷まします。
場合によっては、ふた晩冷ますこともあります。
一時の熱ほど、恐ろしいものはありません。
その熱が、ずっと続くとは限りません。
特定の何かに対して、心酔している状態はちょっとだけ危険です。
なぜなら、自然とそれ以外を否定するようになるからです。
自分は、気づくことができている。
その他の人々は、気づくことができていない。
はじめは、ただ感動しただけだったのに。
知らぬ間に、その他を見下すようになるのです。
もしかしたら、カルト宗教のようなものをイメージしたかもしれません。
しかし、このような事例は生活の中に溢れています。
特定の芸人に心酔して、それ以外を「笑いがわかっていない」と言ってみたり。
特定のロックバンドに心酔して、それ以外を「音楽じゃない」と言ってみたり。
見下そうと思っているかどうかは、また別の話です。
何かに心酔した時点で、自ずと排他的になるものなのです。
どうして、あれほどまでに心酔していたのだろう。
そう思うようになるのは、時間が経過してからです。
もちろん、あえて心酔する道を選ぶこともひとつの手なのかもしれません。
ただそのつもりがないのなら、ひと晩冷ますことをおすすめします。
劇薬ほど、熱を帯びやすいものです。
劇薬ほど、我に返ったときに後悔します。
サポートしたあなたには幸せが訪れます。