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たまには絵本でもいかが
2024年6月5日(水)朝の6:00になりました。
この世界は、大勢の人に愛読される絵本のようなものである。
どうも、高倉大希です。
絵本が、好きです。
どのくらい好きかというと、近所の小学校の読み聞かせ会に参加するくらいです。
週にいちど、朝の読書の時間に地域の人がお邪魔するという仕組みです。
数年前から、メンバーの一員として読み聞かせを行っています。
人に本を薦めることは、あまり得意ではありません。
ところがなぜか絵本なら、誰にでもお薦めできるのではないかと思っています。
人に本を薦めるのは怖い。人の時間を奪ってしまうかもしれないし、好きな作品を「あんまりだった」ちょ思われてしまうのも寂しい。なにより、勝手にほんと読者を引き合わせておいて失敗するなんて、作者に申し訳ない。
どうにも絵本は、子ども向けの易しい媒体だと思われている節があります。
なぜなら、絵が言葉を補っていると考えられているからです。
正確には、反対です。
言葉が、絵を補っています。
アニメとは違って、絵と絵が連続していません。
非連続的な絵と絵を、短い言葉で接続しているのが絵本です。
美術評論家的な人がゴッホの絵について「ゴッホはこういうふうに見えていたんですね」なんて言うけどもね、そんなはずはないよ、あんなふうに見てたら危なくて道を歩けないよ。(中略)ゴッホがそういうふうに「描きたかった」だけの話で、そういうふうに「見えていた」わけじゃないんですよ。
決して、絵本をナメてはなりません。
思っているよりも、ずっと奥が深い媒体です。
そんな絵本の中から本日は、3作品だけご紹介します。
新旧問わず、思いついたものを順番に。
まずはこちら、ポール・フライッシュマンの『ウエズレーの国』という作品です。
夏が近づく度に、ページを開きたくなります。
続いてこちら、ショーン・タンの『セミ』という作品です。
『アライバル』で一躍有名になりましたが、断トツで『セミ』が大好きです。
最後はこちら、ジョゼ・ジョルジェ・レトリアの『もしぼくが本だったら』という作品です。
すべてのページが、タイトルと同じ文言ではじまります。
絵本好きからしてみれば、紹介するまでもない名作たちです。
ぜひ、手に取ってみてください。
くれぐれも、勘違いしてはなりません。
これはお子さんへの、お薦めではありません。
読むのは、あなた自身です。
たまには、絵本でもいかが。
毎朝6時に更新します。読みましょう。 https://t.co/rAu7K1rUO8
— 高倉大希|インク (@firesign_ink) January 1, 2023
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