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わざわざ否定して世界を閉ざす
2024年5月5日(日)朝の6:00になりました。
純粋の美しさは、いつも無意味で、無道徳だ。
どうも、高倉大希です。
洋服なんて、どれもただの布でしょ。
そう言うことで、洋服の世界に通じる扉を自ら閉ざしてしまいます。
時計なんて、時間がわかればどれも一緒でしょ。
そう言うことで、時計の世界に通じる扉を自ら閉ざしてしまいます。
ゴルフなんて、おじさんがやるスポーツでしょ。
そう言うことで、ゴルフの世界に通じる扉を自ら閉ざしてしまいます。
抽象の世界での「単純化」は、短絡的思考とはまったく対極のもので、対象が複雑であればあるほどよく、それをいかにシンプルにするか、まさに「具体と抽象とのギャップの大きさ」を追求することです。一方の「短絡的な思考」は、具体の世界だけで一つのサンプルを見て、「〇〇人は××だ」というような結論を簡単に出してしまうようなことを指します。
興味がないことは、何もわるいことではありません。
その世界に足を踏み入れるかどうかは、間違いなく個人の自由です。
足を踏み入れなくても、べつに問題はありません。
ただ、だからこそわざわざ否定しなくてもよいのになと思います。
未知の世界を否定してしまうと、損を被りかねません。
その否定した世界に、いずれは足を踏み入れる可能性が十二分にあるからです。
ほんとうは得意になる才能をもってるんだけど、「オレは苦手だ、わたしは苦手だ」って本人が勝手に思ってることってあるんですよ。たとえば、世の中に、「オレはマネジメントが得意だ」って最初から思ってる人なんていないんですよ。マネジメントなんか大嫌いで、「ものづくり一筋の職人としてやっていきたい」と言っていたような人が、「人にものを教えるのは、おもしろいなぁ」って、変わっていくのをわたしは何度も見てきました。
ビールは、苦くてまずい。
そう豪語していた大学生が、ビール腹のおじさんになります。
管理職なんて、つまらない。
そう豪語していた若者が、立派なマネージャーになります。
感性なんて、時と共に簡単に変わります。
まだ見ぬ自分の将来を、わざわざ自分で狭める必要はありません。
人間は変化するのですから、当然自分も変化します。しかし、刻一刻と変化する自分というものを、脳はうまく扱えません。そこで脳は、自分というものを無理やり固定しようとします。
わざわざ否定しない。
ただそれだけの話です。
ただそれだけの話なのですが、案外難しかったりします。
知らないものは、怖く見えてしまうからです。
くり返しになりますが、知らないことはべつに問題ではありません。
大切なのは、知らないことをわざわざ否定しないことです。
毎朝6時に更新します。読みましょう。 https://t.co/rAu7K1rUO8
— 高倉大希|インク (@firesign_ink) January 1, 2023
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