「トラブルはチャンスだ」はただの精神論だと思っていた
2024年3月27日(水)朝の6:00になりました。
幸福は安定せず、暫定的なり。
どうも、高倉大希です。
トラブルは、チャンスだ。
このような言葉を聞くたびに、うんざりとした気持ちになっていました。
ポジティブ教の信者たちが、都合よく解釈しようとしている。
ずっと、こう思っていたのです。
たしかにそのような人も、一定数は存在します。
考えることを放棄して、耳触わりのよい言葉に簡単に食いついてしまいます。
トラブルは、チャンスだ。
この考え方も、あながち間違いではないのかもしれない。
そう思うようになったのは、小学校の学級担任を務めるようになってからでした。
数十人の小学生と一緒にいれば、トラブルなんて自動的に発生します。
そんなとき、子どもと一緒になって慌てる先生の姿を見て違和感を抱きました。
子どもが学ぶチャンスを、大人が潰してしまっているように見えたのです。
トラブルが発生すると、わたしたちはいち早く解決したいと願います。
他の人にバレたくないという気持ちも働き、隠蔽が起こります。
トラブルは悪いことだと、思い込みすぎています。
たしかに、トラブルを想定して先まわりすることは大切です。
しかし、どれだけ想定していようともイレギュラーなトラブルは必ず発生します。
トラブルが発生することは、至極当然のことなのです。
トラブルが起こらないことが、よいことだとは限りません。
この前提に立っていると、トラブルが起こったときに慌てふためいてしまいます。
トラブルなんて、どんと来い。
このくらいの、心構えが大切です。
トラブルを起こした人が、白い目で見られる。
こうなった瞬間から、コミュニティは窮屈な場になっていきます。
サポートしたあなたには幸せが訪れます。