歌詞が聴こえるようになる瞬間がある
2023年10月11日(水)朝の6:00になりました。
真の発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。新しい目で見ることなのだ。
どうも、高倉大希です。
中高生のころは、好きなアーティストの新曲を聴くことが唯一の楽しみでした。
ラジオでオンエアされると知れば、何時まででも待つことができました。
iPodを買ってもらってからは、ずっとイヤホンをつけていました。
イヤホンをつけてはいけない場面以外は、ほんとうにずっとつけていました。
いまでも好きなアーティストはたくさんいますが、当時ほど熱心ではありません。
大人になって音楽は、なんとなく聴くものになりました。
本とは違って音楽は、長い時間をかけて何百回も、おなじ曲を聴き返します。
中高生のころに聴いていた曲を、いまでもふつうに再生にします。
あたり前のように、なんとなく、おなじ曲を聴いています。
すると突然、歌詞の一節が妙にはっきりと聴こえてくる瞬間がやってきます。
これまでに、何百回とその曲を聴いたはずなのに。
そこで鳴っている歌詞は、ずっと変わっていないはずなのに。
歌詞の一節が、聴こえる瞬間がやってくる。
この現象は、一度や二度ではありません。
いろんな曲で、ふとしたときに、この瞬間がやってきます。
べつに、歌詞カードをじっくり読みながら聴いていたわけではありません。
いったん作業の手を止めて、音楽に集中していたわけでもありません。
ほんとうに、なんとなくぼんやりと聴いているときに、突然聴こえてくるのです。
つい最近でいうと、呂布カルマさんこの一節に面食らいました。
なんども聴いていたはずなのに、これまでは聴こえていなかった一節です。
真の発見の旅とは、新しい曲を探すことではない。
新しい耳で聴くことなのだ。
サポートしたあなたには幸せが訪れます。