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危機に近いところにいるという認識が必要かと…

専守防衛

日本は、過去の国会答弁を想起しても、いわゆる専守防衛以下でも以上でもない。この専守防衛というあり方を実は今、私たちはウクライナでの戦況で目にしている状態である。

つまりは、他国から攻撃を受けて、初めて防御を行うために武力を用いる。決して自らは攻撃することなく、ひたすら相手を追い払うために武力で応戦する。

下手な言い方をすれば、専守防衛は最初から本土決戦を覚悟してのっ対応に他ならない…

ウクライナの現状はまさに専守防衛状態をリアルに再現しているのである。

誰が攻めてくる

日本のような資源のない国に、敵が攻めてくるわけがないという過去の主張もあったが、はたしてそうだろうか?

太平洋に抜けるための海に多くが接していることは、海洋進出や海洋での様々軍事的圧力を他国に仕掛けるには十分であろう…

かつて日本は中共等に対する東のショーウインドウとして、資本主義の実践と豊かさを見せ続けてきた、それはアメリカの戦略でもあった…

逆に、攻めやすい日本というのが目と鼻の先にあれば、その土地を支配すれば、そこを武器関連のショーウインドウとして核実験場含め、見せつける場としても活用されるかも知れない。

まわりが海ということは、そして彼らの国の東に位置するということは、彼らにとり化学物質等が飛んでくる恐れもない土地でもあるわけで…

さて、ロシアはアイヌ民族はロシア由来だといい始めロシアの先住民族扱いという認識を示した。これは自国民族の解放のために北海道に進軍し、偽装したアイヌの人たちの投票により北海道を部分的もしくは全部独立自治州として組み入れるような筋書きも、ウクライナでのクリミアを含め同じようなロジックで攻める口実を既に与えてしまっている。

同じロジックは中国でも使われる可能性がある。既に北海道の土地は中国資本に買われており、そこに中国人を移住させ、そこに移住した中国人住民の生活が脅かされているとか、日本からの何らかの迫害を受けているというでっちあげを捜索して、その開放のために踏み込んでくることさえ可能なのだろう…

ウクライナ関連の書籍を読んでみると、昨今のウクライナも非核化含め日本の平和ボケと同様な環境にあったとする記述も多い。つまりは似たような面、共通したところを多く持っているのである…

そのような状況を踏まえ、日本の周りを見てみると、ロシアや中国に加え、既にEEZ内にミサイルが着弾している北朝鮮など、間に海があるとはいえ隣の国々が怪しい国々であるという状態です。

また、日本の中にも、国会議員ですら本当に日本国民の生命と財産を守る気があるのか怪しい人もいますし、他国の利益になりそうな発言もみられます…

さらに、沖縄などでは既に記事などでも、明らかに不可思議な内容が堂々と記事にされていることも散見されます。

つまりは、日本のお花畑、平和ボケに乗じて、既に敵ともいえる思想や考え、人物、行動、土地、生活、その他諸々に浸透を許している現状にあるということを含めて、本来は危機感をもっていないといけないのだと思う次第…

考えてみれば、竹島を不法占拠され、北方四島も不法占拠されている国でもある訳で、さらに拉致問題も解決しておらず、国民の生命と財産は、既に汚されている状態と言えなくもない…

これから先、どうなるのかは未知のまま…

危機感のなさ

ゼレンスキーが言った、アジアで早くにウクライナに支援してくれた国、日本…

それはロシアからすると、日本は明確にロシアの敵になったと認識されているに等しい…

その認識が日本側では薄いので、ロシア産の海産物がどうのこうのと、のらりくらりの意思決定のなさを露呈している。また、サハリン開発でも、ガスなどを日本に持ってくるには、パイプラインが無いうちは船舶を使うしか無いのだが、その船舶もロシア相手には保険をかけることができず、保険に入っていない船舶は、日本の港湾に入ることができないのだから、粘ってみても致し方ない状態ということを知ってか知らずか、未だに損切りすることをしない…

果たして日本政府が鈍いのか、官僚の動きが悪いのか…

はたまた危機感を認識することができないまでに麻痺してしまっている現状なのか…

いざという時のアメリカは…

実は日本は、安倍さんを好きか否かに関わらず、核共有しておかないと危ない状態になっているのが現実。

しかも北朝鮮のICBMが北米まで飛んでいくことが現実になっているので、今の日米安保だと、アメリカはいざというときに守ってくれるというのは段々と幻想に近くなることとなった気がする。

そりゃ~、日本に助っ人したら核を打ち込まれるとなると、現在のロシアと直接対峙すると第3次世界対戦になるという理屈と同じ…

G7の中でも、アメリカ、フランス、イギリスは核保有国、ドイツ、イタリアは核共有の国、カナダはアメリカと隣接するのでほぼ共同歩調…

アジアの中では、日米安保といえども、アメリカの傘の下といえども、それが機能するかは状況次第…

ウクライナでも、未だ戦闘が1ヶ月も続き、ウクライナ国民(軍人)がロシアの侵攻を食い止めつつ戦っているからこその西側の支援…

仮に日本が攻め込まれて1日、2日で東京陥落ってなると、お話にもならないかも…

米軍基地が日本にあっても、アメリカからすれば、在日米軍が日本への侵略からの防衛に「巻き込まれた」という認識になるかも知れないが、「核」を匂わされたら、どう振る舞うのかは未知数かと…

むしろ日本は、核共有によって最初からアメリカと一体と思われる方が現状得策かと思う次第…

いずれにしても、ウクライナ戦争は、今後、日本国民の生命と財産を守るためには、どのように国を律するのかということを再確認し、足りないところや不十分なところは、今のうちにきちんとしておく必要はあるかと…

でも、やっぱり日本の中には危機感はない状態…

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