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あの日、あの頃、原点に帰ってリセットしよう…

エンジニアの独り言

大手の企業でも、人員削減が進んで、技術力を持つベテランから若手への技術継承がされていなくて、時限的に障害が発生しているケースが多いですね。

時限的というのは、適切なメンテナンスや調整を欠いてしまい、そのせいで、ある日突然、装置やシステムが不具合を起こすというもの…

中には人減らしの際に、外部に丸投げしてしまったので、その後の検証や確認すらもやらずに、発注者の責任を果たしてないことによる不具合も多いようで…

というより、発注者側も人の異動などで、詳しく知る人がいなくて、受託者任せにしているものが多いというか…

責任回避の手段で外部利用していると思っていても、ユーザーから見るとその責任は発注者がかぶる訳で、そのへんの認識のない企業や組織は多いですね…

エンジニアの質もここ20年程度で、かなり落ちていることは実感していたけど、昨今はマネジメントの質というか、責任感の無いいい加減なマネージも散見されるというか、責任者的な職位の人が、全く無関心ってのが多くて、真面目に仕事しているのか疑うことも…

MBAもっているから、そこそこ基礎的なところは知っているかと思っていると、明らかに学部卒以下ではと思う人にも、結構な数、遭遇するんですよね~♫

また上意下達に生きる人もいるけど、なぜそれが必要なのか、どのような意義があるのか、どこに価値があるのかを自分の頭で考えてないので、しどろもどろに応える人が多いような…

まあ教育に力が入ってない分、経済や政治他、あらゆるところに衰退の影が漂ってますね~♫

技術者でも、昨今は日本製が少なくなり、本当にシステムや装置を理解しようとすると英語のマニュアル程度は読みこなさないといけないはずだけど、前職含めそこそこの大学を卒業している人でも、読みこなせてないんですよね~♫

この先どうなるのやら…

今のお仕事も来年3月末までの任期で終了…

昨年10月31日に前職を早期定年退職で卒業し、現在は某都市で新米の地方公務員をしておりますが、早くも地方自治体でのお仕事も来年3月末までとなりました。
一応新設された関連団体に来年4月以降お世話になる予定ですが、そこでは2年任期でその後1年毎の更新で5年までということなので、少なくともその間、ある程度の年収は確保(退職金無し)できますが、とりあえず60歳までは抗がん剤の薬代と健康保険代はなんとかなりそう…

まあ肺腺癌ステージ3Aで5年生存率30%未満なので、あと3年生きれば本望… 自分の寿命をあと3年と思って生活しているので、それまで金欠にならずに済みそうです。

でも人間というのは不思議で、特にわたしは苦労や回り道を選択するのが好きなので、舗装された道よりも凸凹の道や茨の道を自分で選択して歩く性分…

これで良いのだろうかと、また自分の癖で変に努力して、決して「楽」を選択しない… 親の教えがこの歳になっても活かされているというのか、完全に洗脳されているというのか…

個人的には自分がこれまで学んだり蓄えたりした知識を全て吐きだして、未来のある若者に伝えて旅立ちたい思いも強い… もう時間は残されてないけどね…

とりあえず漠然と思っているのは、その地方自治体の関連団体で新たなDX推進の支援業務をしながら、副業がOKらしいので段々と人材育成関係のこともやってみたい…

3年間、有意義に暮したい…
そんな幽霊になる前の修行期間…

癌になってなければ、まだまだ色々と挑戦したいのだけど、癌になってしまったのも、自分の数々ある選択肢の結果、自分のせいなのだ…

最低限の薬代と医療に関係する分は安全策を取りながら、それでも死ぬまでに何かに挑戦し続けたい…

AI倫理でもやるか!

先日、大阪の立命館大学茨木キャンパスで行われた日本経営倫理学会関西研究部会で発表された谷口先生が、帰りの道でどなたかと話しておられ、その会話を盗み聞きしながら近くの駅まで歩いておりました。

そこで話されたのは、AI倫理…
個人的には、ずっと前に日本経営倫理学会で、どなたかが情報倫理関係に近い発表をした折、「それは経営倫理や企業倫理関係の学会にはそぐわない」的な意見も多かったことが記憶に残っています。

しかし、今や経営でもリスク管理的なものや内部統制に及ぶもの、そして昨今の内部統制には日本版COSOのフレームワークでは「ITへの対応」が入っているわけで、情報倫理もガバナンスなど社会科学的なところは、もう分野が違うとは言えない状況にあるのが現実。

経営の意思決定でさえ、数字をみるにも分析するにも、情報システムを使わない企業は既に少ない状況… 分野を毛嫌いするようでは学会の存続すら危ういのかも…

ちょっと話がそれましたが、AI倫理も人工知能関連の分野からのアプローチや、情報学的なアプローチはあるけど、経営学、なかでも経営学原理からのアプローチは皆無ですし、いまや経営学原理も研究者が急激に少なくなっている現状かと…

ある意味、わたしは経営学も情報学も、そして実務ではほとんど情報関係でしたから、その得意なキャリアが生かされる観点の違った論を張れそうなので、挑戦してみたい…

きっと、谷口先生も、わざとわたしに聞こえるように、興味を掻き立てるように、AI倫理を持ち出してきたのだろうと、わたしは勝手に理解しています。そしてそれに挑戦するには今しかなく、丁度3年後あたりに表に出せるか出せないか頃が、わたしの寿命が尽きるときなのかも…

そう思いながら、先生から送られてきた御著書のページを捲った次第…
そして、先日の発表の中に出てきた、参考文献も全て揃え、これから年末年始頃までは、ひたすら本読みと資料探しをしようかと…

燃え尽きるには丁度よい、そう思って頑張りますか~♬
新しい知見を世に出せるように… 出せないかも知れないけど… それでも目的を持って生きるというのは、わたしにとっては素晴らしいチャレンジだ…

原点に帰る

もうすぐ11月…
わたしの誕生月だけど、誕生日の3日前は、わたしが未来を夢見た記念日でもある。あいにく夢は今も実現してないけれど、実現しなかったことが今の自分を作っているのかも知れない…

東京の某所、夢を誓った場所

あの頃から、積極的に何でも挑戦することを選んだ…
そのことが歳をとるほど選択肢が多くなる人生につながっている…

もうすぐ60歳にあと2年という歳になるけど、それでも自分を欲しいと名乗ってくれる企業や組織が複数あり、本当に恵まれていると思う…

自分が癌でなければ、まだまだ挑戦することは沢山あって、死ぬに死ねない…
きっと最後まで、あの日に誓った夢は実現しないのだろう…

その実現しない夢があるからこそ、夢を夢見て今、こうして生きていられるのだろう…

そう思うと、実現しない夢を与えてもらい、大変感謝しています。
死ぬまで実現しない夢があるからこそ、まだ生きていられる…
ありがたき悟り…

病気休暇でも夏季休暇でもない、そして病気休暇日数を減らすために有給休暇を時間休で刻んでいるけど、たった一日、原点に帰れる日、その日に純粋に自分のために有給休暇を使うことにした…

昨年は行けなかったので、今年は行こうと…

たったひとり、海を眺めているだけの大切な時間、それを感じるために…
そしてこれからの日々を感謝するために…
そして、あの頃に「ありがとう」を言うために…
本当にありがとう…

兎に角、逝けるところ、失礼、行けるところまで行くのニャ〜♪


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