芭蕉

美しい日々の排水溝。

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美しい日々の排水溝。

最近の記事

さよならを愛せ。

今日は夏至。 今日も大切な人を想う。 大切な人を大切にできたらそれでいいのだ。 わかってる。 わかっているんだ。 それでも。 一人になると襲ってくるこの孤独はなんだ。 生きるのは辛い 死ぬのは怖い 弱い 寂しさに勝てない 弱い そんな自分が好きなんじゃないの?って言われた だったらもっと思いっきりやってるよ 振り切ってるよ どっちにも開き直れないから 間で挟まって 苦しいのです なのに誰にも理解してはもらえない もう誰に会っても 何を話しても 何も感じない こんなこと

    • なんか全部どうでも良くなるわけなんてなくって

      もう6月だ 春は死んだ。 夏は好きだよ、 セブンティーンアイス 浴衣とラムネと靴ずれと火薬 自販機と氷と張り付いた前髪 全部好きです。 嫌なことがあったり 思い通りに行かなかったりして 不貞腐れてしまいたい時がある 不安になって どんどん心の隙間に沈んでいって 出口が見えなくなって もういっそ落ちるところまで落ちてしまいたいと もう全部どうにでもなれと。 だけどそんなふうに振り切れない時がある。 全部どうにでもなればいいのに 心のどこかでそうは思えない自分が

      • 全部厄介な寂しさのせい

        文字を溜めて 晒す 裸になる イタイって思われてもいい。 それでも何か残さなきゃいけない気がする。 何か伝えなきゃいけない気がする。 退屈な人間になるくらいなら 愚かな人間の方がよっぽどいいわって マリリン・モンローが微笑み返してるよ 全部厄介な寂しさのせいで 言葉にできない言葉を探してるんだよね そっとしといてほしいし ほんとにそうされるとすごく嫌だ 悲しくなる なんてわがまま でもこれが私。 簡単にわかったなんて言わないでほしい でも共感も欲しい だから晒

        • 無責任で、乱暴で、魅力的な言葉

          ライブハウスのトイレに入って便座に座る。 顔を上げた先にこの張り紙がしてあった。 「やりたいことをやれ」 この言葉がどれほどの人を苦しめ、どれほどの人を救ってきたのだろう そんな簡単にできたら何も悩んでないって。 そうやって悪態ついていつも誤魔化してる。 私も、君も。 理想と現実の波の中で溺れ死にそうになる時がある。 もうこのまま全部終わりにしたくなる瞬間がある。 私の友達はパンクバンドを始めるらしい。 世の中はクソだって言ってた。 本当にその通りだと思う。

        さよならを愛せ。

          煙草が吸える喫茶店

          愛煙家、というほどでもないが、 嗜む程度にはあると自負している。 私の最寄りの喫茶店は喫煙可能スペースがある。 マイノリティーの私たちは座る場所の選択肢がたくさんある。 喫煙席はいつも空席が多いからだ。 ラッキー。 今日は友達と行った。 二人ともアイス珈琲の加糖を注文。 今日は暑かったがここの喫茶店は寒い。 空調の近くの座席に座ってしまったということもあっただろうが、 多分どこにいても寒かった。あの感じだと。 (ちなみに冬は暑い。ここの喫茶店はちょうどいい温度の日は

          煙草が吸える喫茶店

          My sweet memories

          土曜日の午前中というのは なんて素晴らしいものだろうか。 休日くらいだいたい昼まで寝たい。 華金の後のぐってりたいむ。 そ、こ、を、 ですよ 私は起きた。 何という優越感。 えぐい。 予定があるというのはいいことだねほんと つくづく感謝だよ。 まぁ、予定って言っても、SPIの試験(就活)だったんだけどね(泣) 原チャリに乗って駅まで走る。 試験は私服で良かったから、下北沢で買った赤いシャツを着ていった。 シャツをパタパタと風になびかせながら 土曜の朝の街を原付で攻

          My sweet memories

          そんなに分かりやすくあるかよ。

          ある日大学を訪れると、 メインストリートにたくさん落書きがしてあった。 何かイベントでもあったのだろうか。 たくさんの学生が写真を撮ってたりして、 私もそれに混ざって色々眺めてた。 「幸せ」 って書いてあった。 写真を撮った。 はあ、 こんなにすぐに見つかればなにも苦労しないのに。 平井大というアーティスをご存知だろうか。 彼の曲の中に という歌詞がある。 私はこの歌詞を聴いてすごく腑に落ちたというか、 本当にその通りだと感じた。 幸せは多分もうきっとすぐそば

          そんなに分かりやすくあるかよ。

          終わらない就職活動と私の未来

          自分はなにがしたいのか。 どう言う仕事がしたいのか。 そういうものが私にはなにもない。 私はこれまでクラゲみたいにただフワフワと 非現実的な空想の海に漂って生きてきた。 そこにいきなり押し寄せる 現実という大波。 流石に腕も絡まる。 御祈りメールをいただく。 「ますますのご活躍をなんたら、かんたら、」 うっせーわ と意地を張る。 社会に出るのは何故こんなにも勇気がいるのだろうか。 みなさん本当に働いているだけで素晴らしいと思う。 いやいや、なにをのろけたこと言っ

          終わらない就職活動と私の未来

          キスして欲しい。

          真夜中の公園。 あなたに呼び出された。 あの日は雨が降っていた。 木でできた屋根付きのベンチに二人で座る。 少しだけ触れているあなたの肩の温度が私の肌に伝わる。 私はもうすぐこの街を去る。 だからもうそんなに寂しそうな顔で見ないで欲しい。 あなたにはもう会えないかもしれないから。 あなたは核心には触れてこない。 いつまでもぐるぐると、まるで人工衛星みたいに、 私の様子を伺うかのように、同じような会話が何周も続いている。 綺麗な手だね。 あなたはそう言って私の手を取る。

          キスして欲しい。

          胸がドキドキする

          恋愛って ドキドキしてソワソワして 気が気じゃなくなって なんか急によわむしになった気分になるよね。 ところで、 別に何とも思ってないと思ってた人が急に 魅力的に見えてくる瞬間がある。 魅力的とは言ったものの 魅力的という言葉を使うほど、そこまで大袈裟なものではない。 でもなんか ドキドキする あれ、 なにこれ すき、? いやいやいや。 そんなわけない。 そんなことを考えている時に限って 相手はいつものノリで近づいてくるんだ。 だからいつものように話してみるん

          胸がドキドキする

          東京タワー

          先日友達と東京タワーに行った。 スカイツリーじゃなくて東京タワーなんだよな って言ってた。 ちょっとわかる。 この塔の周りで、たくさんのドラマが生まれたのだ。 いろんな人が、いろんな感情で、いろんな思いで この赤い塔を見つめてきたんだ。 言葉にできないからって、エモーショナルで片付けたくないけど 私も東京タワーを見て、胸が少しキュッとなった。 この日の東京は太陽がてりてりしてて、 汗ばんだシャツに、たまに吹き付ける風が待ち遠しかった。 ひと。 どこ見てもひと。 多い

          東京タワー

          恋人との別れ。

          今さっき友達から連絡があった。 「別れた。」 私は知ってる。お前がどれだけ恋人を愛していたか。 どれだけ辛いか。 だから私は書かなきゃと思った。今ここに。 星の数いるってさ いうけどさ あなたのために私は生きてきたのですよ。 優しさは時に優しさではないし 冷たさは時に優しさで 生きる理由はほとんど君で 頑張る理由もほとんど君で 辛くて 死ぬほど泣いて 涙も枯れて嗚咽だけの渇いた声が 小さな部屋に響く 気づけなくて 傷つけて でもそれでいい。 死ぬほど死にたい

          恋人との別れ。

          すごく幸せな瞬間に、少しだけ不安になる。

          大切な人、友達でも恋人でも家族でもいい。 その誰かといる時、すごく幸せな気持ちになる。 やっぱりあなたと見る景色はすごく鮮やかだ。 でも何故か急に不安になる。 こんなに楽しい瞬間が、いつか終わってしまうんじゃないかって。 すごく寂しくなる。 私は、この儚すぎる一瞬の煌めきを、 純粋に楽しかったで終わらせることができない。 怖くなるんだ。 だからもういっそ、幸せな瞬間に死んでしまえば孤独を感じることはないのかもしれない。 そんなわがままなことを考えてみたりもする。 花

          すごく幸せな瞬間に、少しだけ不安になる。

          波打ち際にて、すぐに消えるLife

          眠れない夜は誰しもあると思う。 だから私は海に行った。 海に行って、真っ暗い波に映る街灯の灯りを見つめてた。 寒い。 波打ち際に行ったら、それなりの長さの木の棒があった。 砂浜、木の棒、、、 何か書かなきゃ。 だから私はこう書いた。 「Life」 いいじゃん。ぽい。 でもすぐに消えた。 何度も押し寄せる波を止めることはできなかった。 儚い命だ。 いつか私もこんなふうにささっと消えていくのかもしれない。 そう思うとちょっと寂しくなった。 いつか消えるのは寂し

          波打ち際にて、すぐに消えるLife

          恋する乙女、恋するを止め

           こんばんは。初めまして。大学生です。日々の憂鬱ややるせない感情に苛まれながらそれでも生きている、そんな素晴らしい皆様。いかがお過ごしでしょうか。  これと言って才のない私ですが何か一つ始めてみようと思いまして。そこでこのnoteに、日々の記録をしていけたら良いなと思っている次第であります。  最初に何を書こうかと悩んでいる最中、カメラロールを漁っていると一つのスクリーンショットを発見しました。 Q. しょくぱんまんは、ドキンちゃんのことが好きなのですか? A. しょくぱん

          恋する乙女、恋するを止め