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無責任で、乱暴で、魅力的な言葉

ライブハウスのトイレに入って便座に座る。
顔を上げた先にこの張り紙がしてあった。



「やりたいことをやれ」



この言葉がどれほどの人を苦しめ、どれほどの人を救ってきたのだろう




そんな簡単にできたら何も悩んでないって。



そうやって悪態ついていつも誤魔化してる。
私も、君も。



理想と現実の波の中で溺れ死にそうになる時がある。
もうこのまま全部終わりにしたくなる瞬間がある。





私の友達はパンクバンドを始めるらしい。



世の中はクソだって言ってた。



本当にその通りだと思う。



私は彼のことを尊敬している。
アツい会話ができる。






誰かと仲良くすること。
その秘訣は相手をどれだけリスペクトできるかだと思う。


どんなに最低なやつでも、
仲のいい人間にはどこか尊敬している部分がある。


どれだけ貶しあっても、言い合って喧嘩しても
最終的にお互いに敬意があるからまた元に戻れる。
そんな気がする。








彼はパンクに生きる。
やりたいことをやってる。



私もパンクに行こうかしら。

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