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そんなに分かりやすくあるかよ。

ある日大学を訪れると、
メインストリートにたくさん落書きがしてあった。
何かイベントでもあったのだろうか。


たくさんの学生が写真を撮ってたりして、
私もそれに混ざって色々眺めてた。



「幸せ」



って書いてあった。
写真を撮った。


はあ、
こんなにすぐに見つかればなにも苦労しないのに。




平井大というアーティスをご存知だろうか。
彼の曲の中に

幸せは「作るもの」じゃなくて
「気づく事」なんだって きっと

という歌詞がある。


私はこの歌詞を聴いてすごく腑に落ちたというか、
本当にその通りだと感じた。



幸せは多分もうきっとすぐそばにある。
生きてるだけで幸せ。
今命があるだけで幸せ。
今文字を見れている。それだけで幸せなのかもしれない。




確かに、本当にそのとおり。




でも、そんなことわかってる。



気づいてないふりをしてるだけ。



私も本当は幸せなのかもしれない。
でもそこで満足してしまったら私の中の何かが
終わってしまう気がするんだ。


満足しては行けない。
まだ何か求めないと。


このよくわからない切迫感の中で
私は日々生きている気がする。


これ以上を求めなくていいのに、
これ以上を求めてしまう。



満足したらそれまでの人間として終わってしまう気がする。



わたしはまだもがき続けたい。
たとえ幸せがそこにあるのだとしても
まだ見て見ぬふりをして、
それでもどうすればいいんだって、
悩んで悩んで悩みたい。



満足しちゃダメだ。
まだ足りない。
まだなにも持ってない。
そんな気がする。
そんな気がずっとしてる。




これが
超身勝手で自己中心的でナルシスト的な
私の若さの正体なのかもしれない。




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