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すごく幸せな瞬間に、少しだけ不安になる。
大切な人、友達でも恋人でも家族でもいい。
その誰かといる時、すごく幸せな気持ちになる。
やっぱりあなたと見る景色はすごく鮮やかだ。
でも何故か急に不安になる。
こんなに楽しい瞬間が、いつか終わってしまうんじゃないかって。
すごく寂しくなる。
私は、この儚すぎる一瞬の煌めきを、
純粋に楽しかったで終わらせることができない。
怖くなるんだ。
だからもういっそ、幸せな瞬間に死んでしまえば孤独を感じることはないのかもしれない。
そんなわがままなことを考えてみたりもする。
花火大会の終わりに似てるな、、、。
一瞬で散りゆく花を見て終わった後の、
あの何とも言えない、侘しさ。
少し焦げ臭くて、ぞろぞろ帰る人が増えて。
屋台もどんどん人が少なくなってくる。お店をしまってる人もいる。
飲み終えた炭酸ジュースの空き缶。
カランコロン。下駄の音。
汗ばんだシャツと、くたびれたミサンガ。
あの一瞬で過ぎていく時間は
今思えば永遠なのかもしれない。
わずか数秒で消えてしまう花火も、
それを見ていた僕たちの心には永遠にその光が残っていて、
いつでも思い返すことができる。
一瞬のようで永遠。
いや、
永遠のような一瞬を
僕たちは愛し続けたい。
それがあなたを愛することにつながることを願って。
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