英沢公存

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英沢公存

VAMOLA eFootball Newsにて編集およびライティングを担当。ブックレビューをメインコンテンツとしながら、ライフログな発信を行っています。

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【アニメコラム】まだ間に合う『ゴールデンカムイ』第3シリーズここに開幕!!

―やはり“開幕”という言葉が最もふさわしい ついに、先週月曜日(10月5日)から、『ゴールデンカムイ』第3シリーズがスタートした。 『ゴールデンカムイ』については、以前こちらのnoteで触れた。 作品の舞台は、北海道から樺太へ移った。ヴァイオレンスあり、ギャグあり、相変わらず要素は満載だが、アイヌ文化の紹介も忘れていない。 アイヌにも、北海道アイヌ、樺太アイヌ、千島アイヌがあることを教わった。樺太は北海道よりも寒く、夏と冬ぞれぞれに家があるとのこと。こうしてアイヌ文化

    • 【セール情報】kindleプライムデーセールがヤバい…&今後のこと

      kindleを頻繁に利用するようになって、一年以上が経過している。 kindleは常時、何かのセールを開催している。Amazonのプライムデーセールでは、kindle本は対象外となるか、対象であったとして、質量ともに劣る内容であることがほとんど。 ただ、今回のkindleプライムデーセールは、質量ともにヤバいことになっている。 セールの目玉は、おそらく冲方丁さんの作品になると思う。 なぜなら、プライムデー以外にも角川書店は頻繁にkindleセールを行っているが、人気作

      • 【テレビコラム】「浦沢直樹の漫勉」はやっぱり面白い

        ―1粒で何度もおいしい番組 昨日(10月1日)より、Eテレで3年ぶりに「浦沢直樹の漫勉」の新シリーズが開始された。 番組名は「浦沢直樹の漫勉neo」にマイナーチェンジされたが、充実ぶりは旧シリーズと何ら変わりがなかった。 浦沢さんは、「YAWARA」や「20世紀少年」で知られる超人気マンガ家である。 その浦沢さんが案内役を務め、いろんなマンガ家さんの作画風景を、ご本人とVTRを見ながら対談する番組。 ■浦沢直樹さんのキャラクター―NHK「プロフェッショナル 仕事の流

        • 【ニュースコラム】図書館司書の新たな肩書き―令和の中西進さんが発案

          ―民主主義の根幹を図書館が支え、その図書館を司書が支えている あまり利用しない方にとっては、不要にも感じられる図書館。 しかしながら、“知る権利”を誰もが公平に享受できる、民主主義の根幹を支え、社会生活を豊かなものにする、重要な社会教育施設である。 個人的にはkindleによって、利用は激減してしまった。さらに昨今は、利用を制限せざるを得ない状況が続いている。 そのような状況の中、読売新聞に図書館に関する、記事が掲載された。  図書館職員が司書であることをアピールし

        【アニメコラム】まだ間に合う『ゴールデンカムイ』第3シリーズここに開幕!!

        • 【セール情報】kindleプライムデーセールがヤバい…&今後のこと

        • 【テレビコラム】「浦沢直樹の漫勉」はやっぱり面白い

        • 【ニュースコラム】図書館司書の新たな肩書き―令和の中西進さんが発案

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          【ニュースコラム】遠山桜を越える満開の花を咲かせるか

          ―伝達式で注目される四字熟語は額縁入りの言葉だった 秋場所で初優勝を飾った正代関が大関昇進を決めた。 伝達式の口上は「遠山の金さん」お白洲のシーンにおいて、ふすまの上にある額縁に飾られた有名な言葉、“至誠一貫”を口にした。 正代関の所属は時津風部屋。時津風部屋と言えば、死亡に到る悲惨な暴力事件があった。横綱をはじめ力士が引退に追い込まれる、現在の潮流のきっかけになった事件である。 今日(9月30日)の新聞に面白い記事が掲載されていた。 作家・尾崎士郎さんの息子である

          【ニュースコラム】遠山桜を越える満開の花を咲かせるか

          【日記】ワクチン摂取の正しい順番がわからない

          ―コロナじゃない肺炎も軽視できない 追悼コラムにさせていただいた方々の何人かも、肺炎で逝かれてしまった。 昨今は、コロナの話で持ちきりではあるが、高齢の方はコロナじゃない肺炎も決して軽視できない。 昨年の10月ごろ、ドスンっとスゴイ音がしたので行ってみると、祖母が倒れていた。顔面から床に直撃したようで、鼻の外側と中側が切れて、顔面は血だらけ。 数日前から調子が悪かったので、かかりつけ医で点滴治療をしてもらっていた。しかし、あまり好転せず、定期的に通院している大きな病院

          【日記】ワクチン摂取の正しい順番がわからない

          【コラム】ウルルンの彼は何を思う

          ―マンガみたいなことってホントにあるんだ その衝撃は尋常じゃなかった ♪口笛は なぜ 遠くまで聞こえるの あの雲は なぜ わたしを待ってるの 日本人は西洋人ほどホリが深くない。蒙古膜があるから、目だってパッチリしていない人が少なくない。 だから、何の期待もしていなかったんだろう。そうして、ドアを開けたらスイスのアルプスに天使が舞い降りた。 アルプスで生まれ育った純朴な青年は、その美しさに鼻血を流して倒れ込んだ。 マンガで少しエッチな場面やキレイな女の子を見ると、

          【コラム】ウルルンの彼は何を思う

          【司馬さんとの旅日記】『この国のかたち』「4.“統帥権”の無限性」

          ―司馬さんの挫折感が滲む“昭和”という時代 司馬さんの旅に勝手ながら随伴して、その世界にひたすら耽ることを目論む【司馬さんとの旅日記】  ──あんな時代は日本ではない。  と、理不尽なことを、灰皿でも 叩きつけるようにして叫びたい衝動が私にある。日本史のいかなる時代ともちがうのである。 静謐でドライな筆致の司馬さんらしからぬ書きぶりである。 「司馬さんには、昭和の戦争時代が書けませんね」  と、いつだったか、丸谷才一氏にいわれたことがある。  なさけないが、うなずく

          【司馬さんとの旅日記】『この国のかたち』「4.“統帥権”の無限性」

          【ニュースコラム】葬儀代9600万に乱世の姦雄を思う

          ―GHQにMr.WHYとあだ名された人が遺した“葬式無用 戒名不用”という言葉 日本人離れした容貌と体躯を持ち、イギリス仕込みの流暢な英語でマッカーサーを一喝した白洲次郎さん。その白洲さんの遺言が“葬式無用 戒名不用”だったことはあまりに有名なエピソード。 このまま本題に入りたいが、昨晩、恐れていたニュースが飛び込んできた。 以前、こちらのnoteでも触れたが、危惧していたことが起こってしまった。被害者二人の命は、取り留めたようであるが、大きな負傷をされているようである

          【ニュースコラム】葬儀代9600万に乱世の姦雄を思う

          【ニュースコラム】公立小中高 わいせつで懲戒された教員1030人

          ―たった5年間で1030人 ブラック環境も影響か 2019年度までの5年間にわいせつ・セクハラ行為で懲戒処分を受けた公立小中高校などの教員が1030人に上り、このうち約半数の496人が、自らが勤務する学校の児童生徒(卒業生を含む)を対象としていたことが読売新聞の全国調査でわかった。1人の教員が複数の教え子にわいせつ行為を繰り返す例もあり、学級担任など自校教員から被害を受けた子どもは少なくとも945人に上ることも判明した。 本日、9月25日の読売新聞一面トップの記事がこれだ

          【ニュースコラム】公立小中高 わいせつで懲戒された教員1030人

          【ニュースコラム】リンドウといえば…

          ―だから編集手帳はやめられない 読売新聞の看板コラム、毎朝一面に掲載される編集手帳。正直なところ、うーん…なときもある。ただ、ミート率は高いと思う。 時折、場外ホームラン級がある。今日の編集手帳がそれだった。 リンドウの根は苦い味がするらしい。証拠が漢字にある。【竜胆】。健胃薬にした根の苦さを、中国で竜の肝に例えてこう書いた◆一説に、それが日本に伝わり、リュウタンがリンドウに変化したといわれる。初夏から晩秋にかけて深い青色の花を咲かせるリンドウの写真を、きのう夕刊(東京

          【ニュースコラム】リンドウといえば…

          【日記】そろそろかな…本やお天気の話

          ―今日はゆったりと肩の力を抜いた、ホントにただの日記 ついつい、硬い話が多くなってしまう。 それは、性分が由来していることは間違いない。ただ、筆者の個人的な話に誰が興味を持つのだろうかとの思いがある。 自分自身にあまり興味がないのかも知れない。せっかく読んで下さった方には、何かしら、おみやげ(知識・情報)を持って帰ってもらいたいと、いつも考えている。 noteという場所の難しさはこの辺りだと思う。情報だけだと読んでいて、しんどくなる。どれくらいのバランスがいいのか、そ

          【日記】そろそろかな…本やお天気の話

          【司馬さんとの旅日記】『この国のかたち』「3.“雑貨屋”の帝国主義」

          ―司馬さんらしからぬ冴える悪文 司馬さんの旅に勝手ながら随伴して、その世界にひたすら耽ることを目論む【司馬さんとの旅日記】 司馬さんも人間であることを知らされる回であった。ここは、通過駅でもいいかと思えたほど。 1986~1996年と10年も続いた連載である。ハズレの回があっても仕方のないこと。 司馬さんが創作した、“モノ”と呼ぶ異胎と問答するのである。戦前の日本が作り出した化け物という意味なのであろう。 この件りがまことに冗長である。司馬さんの魅力は、これまでにも

          【司馬さんとの旅日記】『この国のかたち』「3.“雑貨屋”の帝国主義」

          【ニュースコラム】夢のまた夢!?デジタル社会に未来はあるか

          ―デジタル社会の光と影 アナログとデジタルのバランスとは 昨晩、堺屋太一さんの素晴らしさを懸命に語る夢を見た。堺屋さんがいなければ、秀吉の弟・羽柴秀長は、今ほど有名になっていなかったと、力説しているのである。 なぜ、そんな夢を急に見てしまったのか、まったく不明である。 起床後、読売新聞のコラム・編集手帳を見て驚いた。 豊臣秀吉が藤吉郎を名乗っていたころ、織田信長から居城・清洲城の石垣修理を命じられた。大雨で工事が滞っていたが、秀吉と弟の秀長は「割普請」という手法を用い

          【ニュースコラム】夢のまた夢!?デジタル社会に未来はあるか

          【追悼コラム】相次ぐ訃報に触れて…それでも言葉を綴り続ける

          ―上品でありながら、ピリリと辛みの効いた関西弁が光る人でした 岸部四郎さん、斎藤洋介さん、藤木孝さん… 最近、俳優さんや有名人の残念な訃報が続いている。 お悔やみ申し上げ、安穏を念願する。 さて、岸部四郎さんと言えば、どのニュースでも言われていることではあるが、やはり沙悟浄役である。 ドラマ『西遊記』はクオリティが高く何度も再放送され、今や海外進出まで果たしている。その当時においても高い視聴率を獲得して、大きなムーブメントだったと聞いたことがある。 再放送を楽しん

          【追悼コラム】相次ぐ訃報に触れて…それでも言葉を綴り続ける

          【司馬さんとの旅日記】『この国のかたち』「2.朱子学の作用」

          ―日本人はなぜ道をあやまることになったのか その思想を辿る旅路 司馬さんの旅に勝手ながら随伴して、その世界にひたすら耽ることを目論む【司馬さんとの旅日記】 スローガンは、尊王攘夷でしかないのである。外圧に対するいわば悲鳴のようなもので、フランス革命のように、人類のすべてに通ずる理想のようなものはない。 幕末の尊王攘夷運動と明治維新を司馬さんは、バッサリと切り捨てる。次第にナショナリズムの話に展開していく。 社会が広域化するにつれて、この土俗的な感情は、軽度の場合はユー

          【司馬さんとの旅日記】『この国のかたち』「2.朱子学の作用」