ハムきち

『学校を大人も子どもも楽しい場所にする』 自分にはこんな夢があります。 夢を叶えるため…

ハムきち

『学校を大人も子どもも楽しい場所にする』 自分にはこんな夢があります。 夢を叶えるため正規職員を退職し、産休代替として働くことを選びました。 学級の保護者と子ども向けに毎週学級通信『LittleWing』を発行しています。 たくさんの人が学校に対して当事者意識をもって欲しいです。

最近の記事

R6年所信表明授業

 進級おめでとうございます。今までと違う担任の先生、初めてのクラス替え、ワクワクしながら学校に来た人もいれば、「心配だな」「大丈夫かな」と思って学校に来た人もいたのではないでしょうか。それでも、みんなは今日学校に来ることができました。今日から始まる3年生の学校生活、今ここにいるみんなは100点満点のスタートを切ることができました。そんな100点満点のみんなと過ごす今年1年間、先生はとてもワクワクしています。みんなもワクワクしてくれてると嬉しいです。  先生は今年大きな目標があ

    • 今年度最後の授業

       今日で4年生の学校生活が終わります。みなさんにとって、どんな1年間だったでしょうか?先生にとっての今年1年間は最高に楽しい1年間でした。大げさに聞こえるかもしれませんが、日本の学校の先生の中で、一番楽しい1年間を過ごせた先生だったかもしれません。みんなは、どんなことにもやる気をもって取り組んでくれました。先生が想像する以上の成果を見せてくれたこともたくさんありました。みんなのおかげで、楽しい1年間を過ごすことができました。  先生はずっと「学校を楽しい場所にする」という目標

      • 3学期の成長

         3学期が始まり1カ月が経ちました。成長著しい4年2組の子どもたち。5年生になったときに、どんな活躍をするのか今から楽しみです。今日は特に成長が見られた家庭学習についてお話させていただきます。  「家庭学習のやり方をアップデートしたい」個人面談の時に、多くの家庭にお話をさせていただきました。当時は、提出はしているものの提出日の金曜日、休み時間にやっていたり、実質前日の木曜日にしか家庭学習に取り組めていなかったりという子どもが一定数いる状況でした。  3学期に入って「予定を組む

        • 年度末反省

           今回の年度末反省では、様々なトピックについて思うままに書かせていただきました。多くの部会でご検討いただいたことへの感謝と先生方の貴重なお時間を割いてしまったことへのお詫びを申し上げたいと思います。ありがとうございました。そして、申し訳ありませんでした。  今、学校教育はかつてない危機を迎えています。不登校の子どもたちは増え続けて全国で5%を超えています。教員不足も深刻で東京都の教員採用試験では今年度の小学校の倍率は1.1倍です。こういう状況を作ってしまった原因はどこにあるの

        R6年所信表明授業

          ルールは何のために?

           道徳の学習で子どもたちにこんなことを問いました。「ルールは自由を制限するものか、それとも、自由を守るためのものか」。子どもたちは全員「自由を制限するもの」と答えました。子どもたちは学校という社会で様々なルールを守って生活をしています。大人も同様です。法律や会社の決まりなど行く先々にルールが存在し、それを守って活動しています。しかし、私は、ルールとは人間の自由を守るために存在していると考えています。  例えば私たちの生活に欠かすことのできない自動車。もし交通ルールがなかったら

          ルールは何のために?

          「ありがとう」の反対語

           「〇冊目の本を出版します」「voicyのパーソナリティになりました」最近教員の同志から、こんな発信を見聞きすることが増えました。今まで、こういう知らせに対して「おめでとう!」「応援しよう!」などポジティブな感情だけが芽生えていたわけではありません。ポジティブな感情が9割に対して、残り1割は「うらやましい」「それに比べて自分は」というネガティブな感情がありました。そんな私が、ポジティブな感情10割で祝福・応援できるようになりました。  なぜ、そのように思えるようになったのでし

          「ありがとう」の反対語

          バレーボール教師論

           阪神タイガース・オリックスバファローズの優勝、ラグビーワールドカップの陰に隠れている感じはありますが、バレーボールのワールドカップが開催されています。先に開幕した女子は目標とするオリンピックの出場権獲得に向けて快調なスタートを切ることができました。  私は高校・大学とバレーボールをやっていましたが、今でも心に刻まれている言葉があります。それは「バレーボールは感謝と思いやりのスポーツだ」。大学時代に先輩から言われた言葉です。バレーボールでは、満点のレシーブ・満点のトス・満点の

          バレーボール教師論

          2学期所信表明授業

           夏休みは楽しく過ごせましたか?ゆっくり過ごした人、たくさん遊んだ人、夏期講習を頑張った人、みんなそれぞれの夏休みをきっと有意義に過ごしてきたと思います。先生は1学期最後の日に、こんなお話をしました。「夏休みは、今やらなくてもいいことをたくさんやってみよう」この言葉、覚えていますか?ほんの少しでもいいので、思い出した時がありましたか?もし、思い出してやってみたことがある人がいたら、とても嬉しく思います。  さて、今日から2学期が始まりました。2学期最初の授業は、こんな2学期に

          2学期所信表明授業

          夏休みの過ごし方

           明日からいよいよ夏休みです。楽しみにしていることがたくさんある人、楽しい夏期講習が始まる人、これから何をするか考える人、いろいろな人がいると思います。長い短いの違いはあっても、学校に通う日より自由な時間が増えると思います。みなさんは、「自分のためになること」「人の役に立つこと」を考えてこのクラスで学校生活を送ってきました。そんな君達には、時間の使い方を考えて楽しい夏休みを過ごして欲しいと思います。人間が過ごす時間は大きく分けて4つあると考えています。 ①寝る、歯磨きをする、

          夏休みの過ごし方

          先生の定義

           個人面談ではご多用の中、お越しいただきありがとうございました。短い時間でしたが、学校でのお子様の様子を少しでもお伝えできていれば幸いです。「子どもが学校にとても楽しく通っています」「学校の事をたくさん話してくれるようになりました」「私が止めないとずっとテスト勉強しています」「LittleWingファイリングしています」など、私にとっても担任冥利に尽きる温かい言葉をたくさんいただきました。本当にありがとうございました。でも、教師が子どもに与えているのはきっかけに過ぎないと思っ

          先生の定義

          担任シャッフルウィーク

           今週、学校の新しい試みとして担任シャッフルウィークを行いました。朝、中休み、給食、掃除、昼休み、帰りの会を担任・副担任が回っていくという取り組みです。私は子供にとっても、教員にとっても良い取り組みだと思いました。  子供にとって、担任との相性は1年を左右すると言っても過言ではありません。「担任ガチャ」という言葉も生まれましたが、それに外れてしまった子は、生涯にたった一度しかないその学年での学校生活で完全燃焼できません。年度内に担任以外の教師と関われる期間があれば、担任と合わ

          担任シャッフルウィーク

          給食指導

           「個に応じた指導」近年、盛んに言われるようになった言葉で、私自身もその視点から自分の指導を見直したものが多くあります。今日はその代表例、給食指導についてです。  数年前までは苦手なものは3分の1まで減らすのはOKだけど完食すること。食缶を空にして戻すことという2つのルールを学級に課していました。「食べる経験を積む」「食べ物を大切にする」という2つの柱で給食指導をしてきました。「個に応じた指導」が学校現場に少しずつ浸透していること、そして、コロナ渦で各自治体が給食のルールを決

          GIGAスクール構想

           コロナ渦が始まり多くの学校で児童に一人一台タブレット端末が貸与されました。多くの保護者の方はコロナ渦でのオンライン授業を可能にするためという認識でいらっしゃると思います。しかし、これは一部誤りです。  タブレット端末を一人一台貸与するGIGAスクール構想は2019年に提唱されました。その時には2023年の達成を目標としていましたが、コロナ渦でオンライン授業などを通して子どもの学びを止めないことを目標として前倒しで実施されました。そもそもGIGAスクール構想とは「個別に最適化

          GIGAスクール構想

          当事者意識

           子どもが大好きなイベントの一つに席替えがあります。私は席替えを教室環境の中で最も重要視しています。教室環境を作る時に意識することは、掲示物・ロッカー、机、フックなどの荷物置き場など、全ての子どもたちが学習や生活がしやすくすることです。教室環境を作る要素は様々ですが、席替えは、学習に集中できたり、新たな子ども同士の人間関係が作られたりと正の作用を起こすこともできれば、それと全く逆の負の作用を起こすこともあり、とても慎重に行ってきました。  このような考え方から、今まで学年末の

          当事者意識

          未来へのバトン

           「私、学校の先生になりたいんです」ある日何気ない会話の中でこんな事を言った子がいました。今、学校がメディアで報道される時、ネガティブな内容が圧倒的に多い状況です。私は教師の仕事が好きで長年続けているので、そういう報道が増えることが残念ですし、子どもが教師を目指してくれることはとても嬉しく思います。  「目標をもち諦めずに続けること。それがどれだけ難しいか。」前号で、こんな話をさせていただきました。私が教師になりたての頃は、目の前の無数のタスクにがむしゃらに取り組んでいました

          未来へのバトン

          Best of The Super Junior30を終えて

           16日間で12大会にわたった新日本プロレスのツアーが終了しました。完走するだけで超人ですが、どの試合も本当に熱く、メッセージ性の高い試合が多かったです。そんな今大会で最も衝撃を与えたのはメキシコ人レスラー、ティタン選手です。  惜しくも準優勝に終わってしまいましたが、日程が進みティタン選手の勝ち星が伸びて行っても決勝戦まで勝ち残ると予想した人は誰もいなかったと思います。新日本プロレスには、人気実力ともにジュニアを引っ張る2トップの高橋ヒロム選手、エル・デスペラード選手の2人

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