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バレーボール教師論

 阪神タイガース・オリックスバファローズの優勝、ラグビーワールドカップの陰に隠れている感じはありますが、バレーボールのワールドカップが開催されています。先に開幕した女子は目標とするオリンピックの出場権獲得に向けて快調なスタートを切ることができました。
 私は高校・大学とバレーボールをやっていましたが、今でも心に刻まれている言葉があります。それは「バレーボールは感謝と思いやりのスポーツだ」。大学時代に先輩から言われた言葉です。バレーボールでは、満点のレシーブ・満点のトス・満点のアタックで点を取れることはほとんどありません。ボールを繋ぐ過程で、みんながちょっとずつミスをしたり、そのミスを補ったりして、何とか1点をもぎ取るスポーツです。ミスをフォローする思いやりとミスをフォローしてくれた感謝。感謝と思いやりの連鎖が、個人の力を高め、チーム力を高めることをバレーボールのプレー経験から学んできました。
 感謝と思いやりの連鎖が生む効果は学級においても同様です。感謝と思いやりで繋がる関係性が『責められない』『誰かが力を貸してくれる』という挑戦に必要な安心感を生みます。子供たちが創造的に活動する原動力になるのです。2学期、子供たちは創造的に学習する姿が多くみられます。私自身も創造的に活動する子供たちに感謝の気持ちをもち、感謝と思いやりの連鎖をより強固にしていきたいと思います。

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