見出し画像

「ありがとう」の反対語

 「〇冊目の本を出版します」「voicyのパーソナリティになりました」最近教員の同志から、こんな発信を見聞きすることが増えました。今まで、こういう知らせに対して「おめでとう!」「応援しよう!」などポジティブな感情だけが芽生えていたわけではありません。ポジティブな感情が9割に対して、残り1割は「うらやましい」「それに比べて自分は」というネガティブな感情がありました。そんな私が、ポジティブな感情10割で祝福・応援できるようになりました。
 なぜ、そのように思えるようになったのでしょうか。それは、1日の生活の半分以上の時間を過ごしている学校での時間が充実しているためです。今の私は「学校を楽しい場所にする」という目標に緩やかかもしれませんが確実に歩んでいると感じているからです。「子供たちが毎日学校に来ること」「子どもたちが学級で楽しく過ごしていること」「意欲的に学習に取り組んでくれること」ここに尽きると思います。
 どれも「当たり前」かもしれません。しかし、本当に価値があることは、そんな「当たり前」のことを毎日続けることにあるのではないでしょうか。「ありがとう」の反対語は「当たり前」です。「当たり前」と捉えたら、「ありがとう」の気持ちは芽生えません。「ありがとう」の気持ちを伝えることは、恥ずかしさもあります。子供たちには「今日は身近な人にありがとうを伝えよう」と話をしました。ご家庭でもお子様に「ありがとう」を伝えてみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?