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担任シャッフルウィーク

 今週、学校の新しい試みとして担任シャッフルウィークを行いました。朝、中休み、給食、掃除、昼休み、帰りの会を担任・副担任が回っていくという取り組みです。私は子供にとっても、教員にとっても良い取り組みだと思いました。
 子供にとって、担任との相性は1年を左右すると言っても過言ではありません。「担任ガチャ」という言葉も生まれましたが、それに外れてしまった子は、生涯にたった一度しかないその学年での学校生活で完全燃焼できません。年度内に担任以外の教師と関われる期間があれば、担任と合わない子にとって、よいリフレッシュの期間になることは確実です。また「担任以外に関われる大人」という大事な居場所ができる可能性も生まれます。私は長年教師をやっていますが、30人弱のすべての子供たちにとって、100点満点の教師というのは存在しないと考えています。担任と合わない子を救える可能性という観点から、とてもいい取り組みだと考えます。
 教員にとっては、他のクラスの雰囲気を感じられたり、様々なやり方を知れたりして、非常に良い学びができました。クラスによって異なるルールに触れる中で、担任がどういう子供に育てていきたいのか、どういう学級にしようとしているのかを感じ、自分の学級経営を見直すきっかけになりました。
 今回の取り組みは校内でも賛否両論がありました。実行に移した校長は、そうなることを充分理解していたはずです。そのうえで「笑顔あふれる学校」という経営方針を実現するために決断したのだと思います。私は4年の担任として、決めることが日々あります。「楽しい学校にする」という信念をぶらさずに決断していきたいと思います。


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