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誇りを持って生きる

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動物としての人間の持つ卑しさを乗り越えて、ひとりの自立した人として誇りを持って人生を主体的に歩む事をテーマに、日々感じてきた事を言語化した記事を集めます。
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2023年1月の記事一覧

「わかってるならやろう/やめよう」

「わかってるならやろう/やめよう」

私もリアルでの記憶にないような古い話で恐縮ですが、植木等さんのスーダラ節という歌の歌詞にある「わかっちゃいるけどやめられない」ってフレーズだけは今でも時々耳にします。

お酒とギャンブルと女をやめられないダメ男をコミカルに表現した歌ですが、本能と欲望に支配される人間という生き物の本質をよく表していると思います。

心理的に言えば、「意識の80~90%を占め、理屈を超えたところで動く潜在意識下におい

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「二つの主体性を守る」

「二つの主体性を守る」

主体性を奪う方法が、為末大さんのTwitterで言及されていますが、人の本質を良くとらえられているなと思います。

つまり、主体性を守るというのは、二つの意味があり、一つはもちろん、自分の主体性、もう一つは、子供や部下などの主体性です。

先日、沈みゆく船の椅子取りゲームのようになっている日本から転換するためには、一人ひとりの行動変容しかなく、多くの人が陥っていると言わざるをえない同調依存による思

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「盗まれた人生を取り戻しませんか?」

「盗まれた人生を取り戻しませんか?」

同調依存性が高い日本衆愚政治を行っているのは、日本だけではなく、民主主義を標榜する国の多く、特に先進国と言われる国々の多くが該当すると思います。
しかし、ここまで同調依存性が高い国は私の知る限り日本だけです。

教育も同調強制型先の心理的安全が低い問題で触れた不安遺伝子を持っている率が高いことも強く影響しているのでしょうが、なかなか変えられない、戦後の、同調強制型働きバチ養成教育も大きく影響してい

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「学習/思考/行動を同時並行で動かす」

「学習/思考/行動を同時並行で動かす」

私がご機嫌に暮らすために重要視している事を機能させ、限りある時間を有効に使うための型の運用を担っている「学ぶ」「思考する」「行動する」という3つのエンジンのことについて掘り下げてみようと思います。

「自立/理屈/成長」そして「協調」と「協働」私は、一人の人間としては、「自立」と「理屈」と「成長」の三つを、人との関わりにおいては、「同調」ではなく「協調」を、そして、複数の人たちと行動するときにはリ

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「自己批判型論理思考で同調依存脱却」

「自己批判型論理思考で同調依存脱却」

同調依存から脱却するために必要なこと賢くなって自立する

不満や不安や自尊心をくすぐられて安易に同調しないようになるための条件は自立していることだと考えていますが、自立と言っても、はい、今から自立というわけにはいかないでしょう。
では、自立の鍵は何だろう?自分自身を自立状態に導くものは何だろう?それが正しい(正しそうな)知識と思考プロセスにあり、とりわけ自分自身に対して批判的で論理的な思考プロセス

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「同調依存社会は正直者が馬鹿を見る」

「同調依存社会は正直者が馬鹿を見る」

同調依存は自立できていない事の証新聞やテレビの報道の耳障りのいい美辞麗句や、一見正しそうな声の大きい人の意見に同調する事で安心感を得ようとする。
不安要素である同調しない人に対しては、なんとなくでも同調を求める。つまりそれが意図的かどうかは別として同調圧力をかける。
場合によっては「その人のために助言している」とすら思っているかも知れません。
そんな同調依存社会の根源は、まさに多くの人が孤独への不

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