見出し画像

コンサドーレ・ボランティアスタッフ(CVS)7月13日

前回の様子はこちら。
https://note.com/f_yoshihiro/n/nd47a2a810c43
現在の正式名は「まちのミライ・サポーティングスタッフ」コンサドーレ・ホームゲームボランティア、といいます。だから「CVS」と表記すると正しくないのですが、タイトルには残しました。これはまあ、自分の我がままで恐縮ですが、去年までCVSの一人として活動してきたから馴染みがあることと、ページビュー数を増やすには去年までの略称を入れるほうが良いためです。ただ、このあとの本文からは「CVS」の表記はありませんので、ご了承ください。

それから、今回はNanaseさんの『#私がコンサドーレを応援する理由』に参加します。企画していただき、感謝申し上げます。

自分がコンサドーレを応援する理由は、非日常が楽しいという理由もあります。一週間のうち五日間は働いて、二日間の休みのうちの一日をコンサドーレに充て、働いて・試合観て・働いて・試合観て・・・で、メリハリのある生活になっている部分はあります。また、加齢とともに喜怒哀楽を素直に表現する機会は少なくなり、勝って嬉しい気持ち・負けて悔しい気持ちが素直に出るのは試合中の2時間だったりします。その瞬間って、人間が人間らしく生き生きしている瞬間だ、とも思ったりします。
非日常が楽しいならコンサドーレである理由にはならないので付け加えると、地元のチームであることのほか、サポーターが手を差し伸べないとこのチームはダメになると思うから、今後も非日常を楽しむための行動を起こす動機づけにもなっています。
その、コンサドーレを応援する行動の一つが、札幌ドームでのボランティアです。

集合時間はキックオフの4時間前なので、今回は10時です。9時45分ころに控室に行くと、まちのミライの担当者が準備を整えていて、出欠確認も兼ねてまずは挨拶。そのあとは朝礼までボランティア参加者と雑談もしました。鹿嶋へ行ったときの話のほか
https://note.com/f_yoshihiro/n/n1975d344b792
https://note.com/f_yoshihiro/n/n827ae58dab8b
https://note.com/f_yoshihiro/n/n3bcfa82e9424
「(天皇杯で)千葉に行きますか?」
「行きたいけど、さすがに行けないですよ。ルヴァンと天皇杯での決勝で国立に行くことは考えています」
と、挨拶にしても少々ぶっ飛んだ会話から始まりました。
その流れで、自分は
「広島の新スタジアムには行きたいけど、リーグ戦ではバドミントンとの試合と重なるので無理っすね。ルヴァンで当たれば(広島遠征を)考えますが」
とも話しました。というのも、12月1日に千歳でコンサドーレ・バドミントンチームの試合が組まれており、自分は選手たちと同じ職場で一緒に勤務しているので、同僚でもあるバドミントン選手の応援を優先するためです。日程はすでに発表になっているので、広島へ行かないなら千歳でバドミントンを応援しましょう。
https://www.sj-league.jp/schedule_ticket/

10時に全体朝礼が始まり、予想入場者数や予定イベントについての詳細のほか、急病人や迷子が出たときの対処の流れの説明もありました。あとでこれが実際に発生するとは、このときは想像もしていませんでした。
無線のチェックをしたあとは、バケツを持って担当場所へ移動です。今回の担当場所はカテゴリー1のホーム側でした。値段が一番高くて、一番見やすくて、熱い人が集まる場所です。でも、配置につく前に開場前の様子を写真に撮ってみました。

ビブスやIDをぶら下げたスタッフが什器やパネルを設営していたり、売店内では肉を焼いて仕込み作業をしている様子も見えて・匂って、開場前の十数分間が一番忙しい一方で、コンコースは人気(ひとけ)がほとんどなくて静まり返っているという、両極端の様子を毎回垣間見ています。

11時に開場。最初は毎回観戦にやって来る熱心なサポーターが入場するので、自分は座席案内をせずに2階通路に立って目配せをしていました。すると、1階から階段を上がって一目散に屋外テラスへ向かう人ばかりで、自分の前を通過する人はほとんどいません。併せて、トラブルらしいトラブルもないため、開場から約30分間は無線も入って来ず、少し手持ち無沙汰な時間となりました。
しかし、11時30分から一般入場が始まって無料招待を持って入ってきた人が増えると、状況が一変。チケットを手に右往左往する人が目立つようになりました。そんな親子がいたので

「お座席、わかりますか?」
自分から声をかけると、お父さんが
「初めてなのでわからないです・・・」
と言ってきたので、チケットを見せてもらうと『38通路』とありました。なので
「ここではなく、通路を歩いた先です」
と説明して、お父さんが向かおうとしたら、小学生低学年と思われる男の子が
「パパ、ジュースは・・・」
タイミングよく言ってきたので、自分は
「じゃあ、屋外テラスでキッチンカーが並んでいますし、ジュースも買えますよ」
屋外テラスへの出入口を案内しました。お父さんは
「ビールも買えますか?」
と訊いてきたから
「はい、買えますよ(にっこり)」
笑顔で返答もしました。
初めて来た人に、一を聞いて十どころか百を答える対応をしてしまいました。自己満足かもしれませんが、これでサポーターが2人増えたと思います(ニヤリ)。

休憩時間(詳細な時間は記載しません)が終わったあと、つまり、試合開始時刻が近づけば近づくほど、チケットを見て立ち止まる人が増え、その都度
「お座席、わかりますか?」
と尋ねて「わからない」と言われれば案内していきます。
そうした中、ボランティア参加者からの無線で

「具合の悪いお客様がいると申し出がありました」

と入ってきました。自分の担当場所に近かったので向かうと、やや年配の女性が座席にぐったりとした状態で座っていました。
自分のほかにも、無線を聞いたまちのミライの担当者も駆けつけたので、自分が
「車椅子を用意しましょうか?でも、どこにあったっけ」
と担当者に言うと、担当者からは
「スタッフの到着を待ちましょう」
という指示を受けました。これが全体朝礼で説明があった対処法です。
なぜかわかりますか。理由はこうです。

その場から動かすと重篤になる場合があるからです。

そのため、ボランティアで勝手な判断はせず、スタッフが来て「動かして良い」と言われてから担架や車椅子を用意することになります。結果、数分後にスタッフがやって来て、意識があることから「移動して大丈夫」ということになり、用意した車椅子で医務室へ向かっていきました。
こういう場合は早く医務室へ移動させたくなりますが、ボランティアだけではできないことをご理解いただきたいと思います。

そして試合開始直前、自分に
「座席に誰か座っている」
と言ってきた男女がいました。チケットを見せてもらうと、指摘のとおりに指定された座席に別な男性2人組が先に座っていました。なので、
「恐れ入りますが、チケットを拝見してもよろしいでしょうか」
と座っている人に訊いたら
「いや、席はバックスタンドだから」
と話しながら、逃げるように歩いて姿を消しました。
どうやら、安いチケットを買って高い席へ敢えて座っていたようで、空席のままだったらバレないと思ったのでしょう。この件に限らず、悪事はバレるので、皆さんもチケットを買ったら指定された席で観るようにしましょう。同じ理由で、通路での立ち見も禁止です。

試合が始まれば全員が休憩に入ります。スタンドでの観戦もできますが、自分は控室に戻って持参のコーヒーを飲みながらDAZNでの観戦です。天井のスピーカーから音は聞こえず、控室にいるボランティア参加者と
「(スタジアムDJの)山形さんが叫ばない」
と話をしつつ、戦況を見つめます。
スピーカーからゴールを叫ぶ音は聞こえないまま前半35分ころになったので控室を出たら、青木選手のFKが決まったので拍手をし、まちのミライの担当者ともグータッチ。

そのまま前半が終了したので、自分はリサイクルボックス(ごみ箱)付近で分別の声かけです。
今年からペットボトルの持ち込みが可能になり、気温上昇とともに前半でペットボトルを捨てる人が増えた感じがする反面、処分方法を知らない人も少なくないようだとも以前から感じていました。だから、ペットボトルはここに入れてほしいので、開場前に撮った写真を出しておきます。

ペットボトルは『ペットボトル』に

このときにラベルは剥がさなくて問題ありません。処分時に機械が自動で剥がす(剥がれる)ので、キャップを外してそのまま入れて大丈夫です。ただ、ペットボトル用ごみ箱は一箇所に1個しかないので、すみませんが探してください。自分も「ペットボトルは向かって右側に入れ物があります」と声掛けしたのでした。

後半が始まれば再び休憩です。控室に戻るときに同点にされ、PKとなったときは控室にいるボランティア参加者とスピーカーの音を気にしましたが
「天井から山形さんの叫びが・・・叫びが・・・ない・・・」
1分程度遅れるDAZNの画面でもPKが止められると、控室内でため息が漏れました。

後半40分ころに控室を出て担当場所に戻ると、ペアを組むボランティア参加者から
「旋回可動席は満席。終わったら混む」
と、場内の様子を知らせてきました。旋回可動席はスタンドの最前列で臨場感がある一方、リサイクルボックス(ごみ箱)からは一番遠い場所でもあります。トイレなどへ行くといった動作がなければ、ごみを捨てるのは退場時までやめようと考えるのは自然なことです。
案の定、試合が終了するとごみを捨てにリサイクルボックス(ごみ箱)に人の流れができ、瞬く間にごみが溢れそうなほどに増えました。ごみ袋を交換するタイミングを見計らっていたら、選手たちが挨拶している数分間だけ退場する人がまばらになったので、2人でごみ袋を片っ端から交換しておきました。それでなんとか、ごみ箱が溢れずに済んだ感じです。

試合終了から20分を経過すると人の流れもまばらになったので、無線で「手助けが必要な場所はありますか?」と尋ねて、返事がなかったのでそのまま控室に戻りました。他の場所を担当したボランティア参加者も三々五々戻ってきて、全員が戻ったところで終礼です。
終礼では、引き分けを「負けと一緒」という感想を出すボランティア参加者もいました。そのほか、ごみ袋の交換作業で「こうしたらいい」という意見交換もして、順次解散となりました。

次回のホームゲームは8月です。自分はチームのためにできることを・できる範囲内でやろうと考え、2試合をボランティアとして参加します。
それでは、次回もドーム内のどこかにいます。

(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?