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『相撲の歴史』について



〈目次〉
1.はじめに
2.相撲の起源
3.戦国時代の相撲
4.江戸時代の相撲
5.現在の相撲
6.おわりに



1.はじめに
相撲は日本の伝統文化であり国技である。

その起源、源流をたどっていくと、神話の時代にまでさかのぼることになる。

相撲は日本の文化に深く根ざし、いつも人々の生活とともにあった。

2.相撲の起源
相撲は人間の闘争本能の発露である力くらべや取っ組み合いから発展した、日本の伝統的なスポーツである。

日本の相撲の起源としては、古事記(712年)や日本書紀(720年)の中に書かれている力くらべの神話や、宿禰(すくね)・蹶速(けはや)の天覧勝負の伝説などがあげられる。

相撲は、その年の農作物の収穫を占う祭りの儀式として、毎年行われてきた。
これが後に宮廷の行事となり、長きにわたり続くことになった。

3.戦国時代の相撲
鎌倉時代から戦国時代にかけては武士の時代。
武士の戦闘の訓練として盛んに相撲が行われた。

織田信長は深く相撲を愛好し、元亀・天正年間(1570~92年)に近江の安土城などで各地から力士を集めて上覧相撲を催し、勝ち抜いた者を家臣として召し抱えた。

上覧相撲


4.江戸時代の相撲
江戸時代になると、浪人や力自慢の者の中から、相撲を職業とする人たちが現れ、全国で勧進相撲が行われるようになった。

江戸時代中期には定期的に相撲が興行されるようになった。

そして、谷風、小野川、雷電の3大強豪力士が出現し、将軍上覧相撲も行われ相撲の人気は急速に高まり、今日の大相撲の基礎が確立されるに至った。

相撲は、歌舞伎と同じく、一般庶民の娯楽として大きな存在となった。


5.現在の相撲
相撲は、長い歴史の中で次第にルール化され、洗練され、様式化されてスポーツとしての形態を整えた。

現在も、国技館などで、土俵入り、番付表、化粧廻し、髷、着物、取組など、江戸時代と変わらぬ姿を見ることができる。


6.おわりに
相撲は日本の文化に深く根ざし、いつも人々の生活とともにあった。

そして、相撲には日本の歴史・文化・神事・競技など、様々な側面がふくまれている。

このことから、日本という国を知る上で、研究対象としても大きな価値が秘められいる。


以上

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