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言語化の重要性

今回もNHK「あさイチ」からヒントをもらいました。
あさイチには俳優さんがゲストで登場することが多いのですが、今の若い俳優さんはとてもしっかりしているなと感じることも多いですね。

なぜしっかりしているという印象を受けるのか?

おそらくそれは「言語化」なのだと思います。
自分が考えていることを、皆に分かるように説明するのが上手だということではないでしょうか。

僕のイメージにある昔の俳優さんは、シャイな人が多くて「ちゃんと喋らない」という印象です。
役作りの話も、きっちり全部は言わない。むしろ全然、違うことを言ってごまかすような人が多かった気がします。

「演技を見てもらうだけでよい」と、昔の人は思っていたのかもしれません。見る人も、演技から考え方を想像していたのかも。
もしくは演技を見た人が勝手な想像をして、そのままにしていたようなところもあると思います。

メイキング

僕の記憶では、1980年代ごろから、映画やドラマの制作の裏側を見せるようになりました。
それまでは「銀幕のスター」という言葉もあるように、俳優さんというのはベールに包まれた存在だったのですね。

最初のうちは「裏側なんて見なくていいよ」と思っていたのですが、現在のドラマやミュージシャンのDVDにはメイキングが入っていることも多く、逆にメイキングがないと損したような気にさえなることもありますね。

俳優さんは、息を抜ける場がないのではないか?と思うほど、すべての場所でカメラが回っているという感じです。

働く場のコミュニケーション

現代の俳優さんは、撮影現場というコミュニティがいかに心地よくなるかを考えている人が多そうな印象です。
仕事とプライベートをはっきり分けるのではなくて、境目が曖昧です。撮影現場でもなんだか、友達と雑談しているような雰囲気のなかで仕事をされているように見えます。

仕事がプライベート化し、プライベートも少し仕事化しているような面があるのではないでしょうか。
心地よく働けることが、良い表現や成果につながると考えているのでしょうね。

コミュニケーションに欠かせない言語化

他人とキャッチボールをしなければならない局面で、言語化がうまく行かない場合、キャッチボールは失敗します。

自分の考えや姿勢が相手の行動に影響を与えるようなシーンで、キャッチボールが失敗すると、その仕事自体のクオリティが下がるのだと思います。

だからきちんと相手に分かるようにしなければならない。

もしかしたら・・(?)
昔の人は、きちんと説明しなくても分かったのかもしれませんが、少なくとも今の若い人も含めて僕らのようなおっさんも、お互いにきちんと説明しないと分からない世の中になっているのではないか?
と思うことがあります。

成果を上げるためにコミュニケーションが大切で、良いコミュニケーションのためには、言語化がとても大事だというお話でした。

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