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喜ばれる人になりなさい

はじめまして

この一文から始めさせていただきます。

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心には綺麗事でしか潤わない部分がある

綺麗事というものは、時には煙たがられるものだ。そして私自身も精神状態によっては「ウザったいな」と思うことがある。実際問題として綺麗事だけではどうしようとないことが世の中にはたくさん存在する。

それでもやはり綺麗事は大切なのだと最近になってよく思う。自分が生きている人生をどう捉えるかは結局のところ、自分の心の持ちよう次第だ。こんな人生はクソだ、と絶望していれば嫌な部分しか見えてこない。人生って楽しいじゃん!生きてるだけで幸せ!と感じていれば良い部分に目がいくようになる。

どっちの心持ちでいればいいか選択できるなら良いが、実際問題として置かれてる環境的に前者としてしか世界を捉えられない人もいるかもしれない。

あなたより辛い経験をしている人がいるんだよ、などと例を出すのはズルいことは分かっているがそれでもあえて書かせてもらう。ナチス時代に強制収容所に収監されながらも、その時の経験を著書「夜と霧」として出版し、世界的にベストセラーになったという前例もある。

収容所時代は当たり前のように周りの人が殺されていき、いつ自分が殺されるか分からないという状況で、生きることを諦めず糧とした人がいる以上、どんな状態でもなんとかプラスに考えることは生物的に可能ということだ(もちろん個体差はある)。

「喜ばれる人になりなさい」の著者は「人は話し方が9割」という本の著者として有名な永松茂久という人物だ。誰に紹介されたかは忘れたが、この本が面白いと勧められ読むことにした。

著者の実体験を書き記した長編ノンフィクションとなっている。読んでもらえると分かるが著者の家族は全体的にパワフルなのだ。

基本的に「人が亡くなったら悲しいでしょ?泣いてどうぞ」という意図が見え見えのものは好きではない。映画やドラマ、小説あたりで出会うと冷める。某チャリティー番組なんかはその傾向が強すぎて拒絶反応が出てしまうレベルだ。

今作も人が亡くなっていて帯コメントに「号泣する人続出」「涙があふれて止まりませんでした」「編集者が5回泣いた」などと書いてあり怪しさ全開ではあった。

そもそも「こんなの書かれてたら泣いちゃうよね?」感を理性の部分で感じとっても、野生的な部分でおんおんと泣いてしまうような単純な人間のため、それ感を感じようが感じなかろうが泣いてしまうのだ。

前振りが長くなりすぎたが、この本を読んで感じたことは「喜ばれる人になりたい」これに尽きる。以上。

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手の届く範囲にいるあなたが

幸せでいることを願います

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