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【写真館390】金木犀の香る季節@名古屋城

今日の一枚はコチラです。

先日、名古屋城を歩いていたら、どこからか甘やかな香りが漂ってきました。

「金木犀だ!」

すぐに思い当たり、辺りを見回しました。すると、少し奥まったところにひっそりと金木犀の花が開いていたのです。

小さな花たちはぽこぽこと可憐に咲き、その可憐さからは想像できないほどの存在感で、自らの香りをあたり一面に広げていました。

太陽が負けじと夏の続きを撒き散らすなか、花や鳥、虫たちは鋭敏に季節の移り変わりを感じ、自らの身を変えていく。そのお裾分けのように香る金木犀の花に、ようやく秋が来たのだと穏やかに納得するのでした。


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