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満島エリオの実績一覧・仕事依頼について

満島エリオの実績一覧・仕事依頼について

自己紹介
ライターの満島エリオと申します。
音楽・漫画・小説を中心にエンターテインメント系のコラム・レポートと、親子・生き方に関するエッセイを執筆しています。

受賞歴
・2019年8月「音楽文」 月間優秀賞受賞(rockinon受賞)
rockinonが運営する「音楽文」というサイトにて、2019年8月月間最優秀賞を受賞
・受賞作品「幸福は音で伝播するー星野源DOME TOUR 2019『POP

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ねえ軽率に幸せになってよークリープハイプ『泣きたくなるほど嬉しい日々に』

ねえ軽率に幸せになってよークリープハイプ『泣きたくなるほど嬉しい日々に』

“栞”という曲を公開直後に聴いた時、「あれ?」と思った。
その曲には、私の知っているクリープハイプの偏屈さやひねくれがまったく感じられなかったからだ。明るく軽快なメロディライン、≪「今ならまだやり直せるよ」が風に舞う≫という歌詞の、まっすぐな清涼さ。
知らないクリープだ、と思った。

ただこの曲は、「FM802 × TSUTAYA ACCESS!」キャンペーンソングとして書き下ろされたもので、歌っ

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いつだって、最高のひとつ手前の花束を

いつだって、最高のひとつ手前の花束を

プロフィール欄に臆面もなく「ライター」と書いてるけど、実はライター仕事なんて数えるくらいしかしたことがない。

私の本職は別にあって、生計はそれで成り立っている。
それでも文章を書く仕事を諦められなくて、何年か前「ライター なる 方法」で調べたら「『ライターになりたいんです』って願望を言う奴より、はったりでも『ライターです』って言う奴のほうが発注するほうも仕事頼みやすいからとりあえず名乗っとけ。名

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夢は覚めない―そらる『ワンダー』

夢は覚めない―そらる『ワンダー』

7月17日、そらるさんの活動10周年イヤーラストを飾るアルバム『ワンダー』が発売された。

4月のワンマンライブファイナルで発売が発表されたとき、会場で弾けるような歓声があがったのを覚えている。それから3カ月、前作『夢見るたまごの育て方』発売からは約2年、待ちに待ったアルバムだった。

『ワンダー』の正式表記はカタカナ。さまよう「wander」と、驚き、奇跡の「wonder」、両方の意味を込めたと

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第100部まで見せてくれ―ひきこもりでもLIVEがしたい!~すーぱーまふまふわーるど2019@メットライフドーム~

第100部まで見せてくれ―ひきこもりでもLIVEがしたい!~すーぱーまふまふわーるど2019@メットライフドーム~

行ってきました。
以前この記事で書いた「まふまふ」のライブ
「ひきこもりでもLIVEがしたい!〜すーぱーまふまふわーるど2019@メットライフドーム〜」

会場はメットライフドーム。なんと、この日のチケットは完売、満員御礼。
ちなみに、メットライフドームのキャパご存知ですか?
35000人らしいです。そして完売。
すごくない? すごいんです、まふまふ。まずはそれだけ把握しておいてください。

*

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「お前が一番かわいいよ」で戦いたい―拝啓 大森靖子様

ゴールデンウィーク終盤、5月5日、埼玉の音楽フェス・ビバラロックに行ってきた。
その日の目当てはユニゾンやクリープハイプだったんだけど、それをぶち抜いてめちゃめちゃいいライブを観てしまった。

大森靖子。

名前は前から知っていた。曲は、友達がカラオケで歌ったのを聴いたことがあったかな、というくらいでほとんど知らない。
でもなんとなく前から気になっていたので、行ってみることにした。
トイレ行って、

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「好き」は世界を変えるのだ―そらる 10th Anniversary Parade

「好き」は世界を変えるのだ―そらる 10th Anniversary Parade

先日この記事「世界征服進行中―まふまふ、ならびに「歌ってみた」界隈に寄せて」を公開したのだけど、実はこの土日、「まふまふ」と同じくニコ動の「歌ってみた」発のシンガー「そらる」さんのライブに行ってきた。

「まふまふ」よりさらに更に動画投稿歴が長く、ソロ活動だけでなく、まふまふといっしょに「After the Rain」というユニットを組んでいる。優しくやわらかな声音とロングトーンが魅力の人だ。

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世界征服進行中―まふまふ、ならびに「歌ってみた」界隈に寄せて

世界征服進行中―まふまふ、ならびに「歌ってみた」界隈に寄せて

ここふた月近く、ずっと同じアーティストの曲を延々と聴いている。
まじで、全然誇張ではなく、寝てる間以外ずっと、彼らの曲や配信を絶え間なく流している。ご飯作ってる時も通勤の時も事務作業をしてる時も、朝起きてから寝る間際までずっと聴いている。たぶん1日16時間くらい聴いている。
今日はその話をしたい。
したいったらしたい。

でも、まずは何も言わずこれを聴いてほしい。

『命に嫌われている。』

ちゃ

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幸福は音で伝播する―星野源『POP VIRUS』

幸福は音で伝播する―星野源『POP VIRUS』

2月28日、星野源 DOME TOUR 2019『POP VIRUS』東京ドーム公演2日目。
開演は6時半。仕事で開始には間に合わないとわかっていた。水道橋の改札を出て、傘をさしながら白くて丸いドームに向かって走る。
通路に入ると、星野源の歌声がすでに響いていた。
「アリーナ席は反対側です」とスタッフのお姉さんに誘導され、黒いカーテンで区切られた会場の向こう側から流れるアコギの音を聴きながらまた走

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BUMP OF CHICKENに寄せて――あなたはぼくらの運命の人

BUMP OF CHICKENに寄せて――あなたはぼくらの運命の人

突然だが、私はBUMP OF CHICKENが好きだ。
BUMPファンは尋常じゃなく熱狂的な人が多いので、あまり声高に主張するのは憚られるけれど、小学生の頃からずっと、一番好きなバンドだ。

年末、カウントダウンジャパンにもBUMPを見に行った。来場者の7割くらいがBUMPグッズを身に着けているという、これはフェスではなくワンマンライブなのでは? という異様な状況で、一番でかいステージの前で数万

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ナナライに行ってきた。

ナナライに行ってきた。

7/7,ゲーム「アイドリッシュセブン」の1stライブイベント「Road To Infinity」(通称ナナライ)に行ってきた。

アイドリッシュセブン(アイナナ)は、男性アイドルグループ達の育成音楽ゲームで、登場する各グループの楽曲を音ゲーでクリアしながらストーリーを読み進める、という形式のゲーム。
http://idolish7.com/
私も友達に進められて始めるまで、イケメンが並ぶだけのアイ

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