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手書きの味わい

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手書きメッセージを集めています。 じっくりゆっくり眺めていると、少しばかり心が落ち着いてくるのではないでしょうか。 ぜひコーヒーなど飲みながら、くつろぎの時間にどうぞ。
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#パニック障害

笑えないなら、書いてみる

笑えないなら、書いてみる

IKKOさんは今でこそ明るい性格のように見え、いつも笑っていると思いがちです。
しかし自らはどちらかというと根暗なほうではないか、とおっしゃっています。経営者を長く続けている中で人間関係に頭を抱えてきたため、そう思っていると。
笑おうにも笑えない。
そんなときに今回の言葉。
笑えないけど、思い出したり書いたりすることで神様がこの字に錯覚して福を持ってきてくれると信じていたそうです。
思い出すこと、

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声に出してみる「大丈夫、大丈夫」

声に出してみる「大丈夫、大丈夫」

人生には自信があるときと自信がないときがあるとIKKOさんは考えているそうです。
そして自信のないときのほうが「自分の中で大切な宝」になることがあると。
それは人に対して素直に心と尽くしていこうという思いが出てきて、結果として人から愛されることもあるからだと考えているようです。
そういう意味では、自身のないときのほうがとても大切な時間になるといえます。
とはいえ、自身のないときは1日を過ごすのです

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適応障害になった理由を考えてみた(追記あり)

適応障害になった理由を考えてみた(追記あり)

「他所行き(よそいき)の自分」と「本音の自分」の乖離無理やり端的にして言うと「他所行きの自分」と「本音の自分」の乖離をうまく処理できず、この2つを共存させることができずに、その乖離がまるでバケツから水が溢れるように崩壊した、ということだと感じています。
自分の生来のいわば「扱いづらい」性格と、それを変えることもできずに成長してきたことが大きな要素になっていると思っています。
この「扱いづらい性格」

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自分の一番のファンは、自分

自分の一番のファンは、自分

最近はIKKOさんのこの本に元気をもらっています。
同じ本からの連続の紹介となり失礼いたします。

コンプレックスは誰にでもあるものですが、どんな特性も手間をかければきちんと答えてくれるものだとおっしゃっています。
たとえそれが醜いものであっても。
醜い部分を見放してしまうと、時間が経つにつれてさらにひどい結果になるもの。毎日お花にお水をあげるように自分を愛することをIKKOさんはうったえています

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知らない世界にふれてみる

知らない世界にふれてみる

この本は私が大学1年生のとき、絶望感に苛まれる状況に追い込まれた際に、先輩から無言で渡されたものでした。
この本は、筆者が奥さんと一緒に1年6ヵ月の間、世界を放浪して、目にしたものをデジカメで撮り、現地の人たちをコミュニケーションをとり、体験したことをしたためたものとまとめたエッセイ本です。
特に目的を持ったものではなく、世界に飛び出すには「今しかない」と思って旅に出たというもの。

今回の言葉は

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強がり、我慢、負けず嫌い

強がり、我慢、負けず嫌い

適応障害で悩む方々にとって、とても他人事とは思えない言葉ではないでしょうか。
いい子、完璧主義、負けず嫌い、強がり、我慢。。。
挙げればキリがないでしょう。
かくいう私もそう。
だいたい、爆発するまで我慢し続けて大爆発。
少しずつ小噴火を繰り返せばいいものを、キャパぎりぎりまでマグマを溜めて大噴火を起こします。
この小説、この続きは主人公によりこう続きます。

適応障害の人々の中で、割合多くの人た

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やめてみる

やめてみる

HSP(Highly Sensitive Person)に関する本で紹介された、HSPの方からの投書です。
HSPの人たちは揉め事や不穏な空気に出くわした際、他人のせいでそうなったとしてもどうにかしないといけない、と責任をとりがち。
私もその一人です。
この本では、どんな人でもすべての世界で責任をとることはできない、誰かの責任を肩代わりしてしまうことになるが、他人の責任はその人がとって過ちから学ぶ

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いつか糧になる、糧にする

いつか糧になる、糧にする

IKKOさんの本に戻りますが、IKKOさんは子供のころ人にやさしくされる経験が少なかったと言います。
小学生の時に立ち居振る舞いを罵られた経験や、スポーツで周囲の足を引っ張った経験から、周囲とのコミュニケーションや一緒に何かをやることが怖くなったそうです。

それがいずれ大人になったとき、もう二度とあの頃には戻りたくない、嫌な感覚を払しょくしたいという強い思いになって現在に至っているようです。

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人のBeingを見よう

人のBeingを見よう

子どもを褒める場面を想像します。

「テストで100点とったよ!」
「すごいじゃなーい!よくがんばったね!」
その子どもが獲得した結果(ここでは100点のテスト)は「Having」といいます。

「今日はサッカーの自主練習を1時間やったよ」
「がんばってるねー!えらい!」
その子どもががんばった行動(ここでは自主練習)は「Doing」といいます。

どうしてもHavingやDoingばかりが褒めら

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自分の感情を書き出す

自分の感情を書き出す

ベストセラーとなった「神との対話」シリーズの冒頭部分にある言葉です。

タイトルからして胡散臭い感じがします。
しかしレビューでは「人生が変わった」などの壮大な感想が並べられています。
一度騙されたと思って読み通そうと思います。(まだ全然読了していません。)

喜び、ワクワクなどのポジティブな感情だけでなく、不安、怒り、焦り、悲しみといったネガティブなものも、まずは自分が何かの問題に対してどう感じ

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自分という人間にも防災を

自分という人間にも防災を

今日は9月1日、防災の日です。

私が住む地方も豪雨災害を経験し、そのときの雨は異常であっという間に道路は冠水。
地域では防災の意識が強まっているようです。

自分自身の防災も考えておかないといけないと思いました。
ここでいう防災とは豪雨対策といった天災などではなく、自分自身にふりかかる自分ではすぐに手の施しようがないような災難のこと。
私の場合は会社の状況、パワハラ、それに自分の性格も相まって5

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絶望している暇はない

絶望している暇はない

「絶望している暇はない」はこの本の帯に書いてある文言です。

著者は「物心ついたときから耳が聞こえず、近い将来目が見えなくなる病気にかかっている」方です。

私は完治が難しいと言われる自己免疫疾患(血管炎)患者であり、さらに適応障害患者なのですが、診断が下されたときは「なんで自分ばかりこんな目にあわなきゃいけないんだろう」と落胆したものです。
しかしこの著者は私をはるかに超える難しい状況におかれて

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言葉に発するだけ

言葉に発するだけ

本書は著者がさまざまな著名人の心の拠り所となっている宝物を、そのエピソードとともにかき集めた物語です。
1人目としてベテランイラストレーターの田村セツコさんのお話。
田村さんの宝物とは、一目見たときから欲しいと切望したというほどのポスター。アメリカの友人に探してほしいと頼んで半年後に送られてきたものとのこと。
加えて、日々の暮らしの中で積み重なったメモや小物類をあつめた箱。
そのエピソードの続きで

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「なにが問題? 心配ないですよ!」

「なにが問題? 心配ないですよ!」

著者は「物心ついたときから耳が聞こえず、近い将来目が見えなくなる病気にかかっている」方です。

ハワイで雰囲気のいいレストランに入ったときの出来事。
このウェイターさんは、著者が呼ぶのに困らないように常に視線を著者に向け、目が合ったときは微笑んでくれたといいます。

「なにが問題? 心配ないですよ!」

自分の言動で誰かが気分を害してしまわないか、
自分は間違っているのではないか、
迷惑になってや

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