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「なにが問題? 心配ないですよ!」

「わたし、聴覚障害者なんですけど」
一言言っただけなのに、
ウェイターさんはすぐに理解したように
大きくうなずきました。
そして、微笑んで、ぱっと手を差し出してきたんです。
握手をしようって……。
なんとなく勢いで握手をしてしまいました。
びっくりしたけれど、嫌ではありませんでした。
なんかこう、「なにが問題? 心配ないですよ!」と
言ってくれているような気がして。

ク作家 「そこに行けばいいことがあるはず」

著者は「物心ついたときから耳が聞こえず、近い将来目が見えなくなる病気にかかっている」方です。

ハワイで雰囲気のいいレストランに入ったときの出来事。
このウェイターさんは、著者が呼ぶのに困らないように常に視線を著者に向け、目が合ったときは微笑んでくれたといいます。

「なにが問題? 心配ないですよ!」

自分の言動で誰かが気分を害してしまわないか、
自分は間違っているのではないか、
迷惑になってやしないか

すべては自分が勝手に作り上げた妄想なのかもしれませんね。
周囲は何とも思っていなくて、自分が思ったとおりにすればいいのかも。

「悩みがある? なにが問題? 心配ないですよ!」
これで済むのかもしれません。

私自身も周囲を気にしすぎるHSPの気があるのですが、自分で書いていると少しこうスッと解放されるというか、楽になるというか。
やっぱり書いてみるのはいい。

#適応障害 #パニック障害 #うつ病 #HSP

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