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強がり、我慢、負けず嫌い

彼女だって、いきなりこんな極端な行動に出ず、少しずつ不満を小出しにしていればよかったのだ。
いい子でいなければならないプレッシャーが彼女にぎりぎりまでの我慢を強いたのかもしれない。

近藤史恵 「ホテル・ピーベリー」

適応障害で悩む方々にとって、とても他人事とは思えない言葉ではないでしょうか。
いい子、完璧主義、負けず嫌い、強がり、我慢。。。
挙げればキリがないでしょう。
かくいう私もそう。
だいたい、爆発するまで我慢し続けて大爆発。
少しずつ小噴火を繰り返せばいいものを、キャパぎりぎりまでマグマを溜めて大噴火を起こします。
この小説、この続きは主人公によりこう続きます。

ぼくも比較的、優等生を続けていたからその気持ちはわかる。

近藤史恵 「ホテル・ピーベリー」

適応障害の人々の中で、割合多くの人たちが該当するものかと推測します。
「小出しにする」これができないのです。
「できない」と言いたくないのです。
「できないやつ」と思われたくないのです。
「自分にはできる」と信じたいのです。
この気持ちはぜひいろんな人にわかってほしいですよね。
一方で、私たちはこれを小出しにする訓練もやりたいですよね。

#適応障害 #うつ病 #パニック障害 #気分障害 #不安障害 #HSP

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