かんじゃのきもち 2

しずく♡はりまピアサポバンク


こちらはいま

梅と菜の花が満開です。

春ですね。


入院中の暮らしについて、

前回の続きです。


クジラ:キリンさんの話は心遣いの話みたいな感じなんかなあ。


キリン:入院中は本当にね、

看護師さんを敵にまわしたけど

看護師さんも私を敵視してたと思う。

このやろう!!とか(笑)


クジラ:なんかこう、心遣いの話は

すごくいいなあと思う。

人づてに聞くと

看護の「看」は目と手で看るだったっけ(笑)

っていうのが看護の「看」という字らしいので。

目で看て…

手で触って…

それが看護と聞いたことがあるので。


だからそういうことで言うと

心遣いってとても大事なことだなあと思う。


どうしても

病気だけ考えて言うと

悩んでいることをどうにかしようとか、

困っていることをどうこうとなりがちやけど…

そうじゃなくてね。


キリン:励まそう励まそうとか思わない。


クジラ:そうそう。

なんか変にこう…

こだわりが出ちゃうこと多いから。


ウサギ:やっぱり看護婦さんはそう思ってしまうだろうね。


シカ:前も話があったけど…

ウサギさんはしんどい時こそ

話しかけてほしくないって言われてて…

それは結構、

目からうろこかなあと思う。

大事かなあと。


キリン:入院してた頃、

寝たきりで動けなくて。

自分で着替えも何にもできない時に

イライラが募って、

看護師さんみんなを敵にしちゃってた。

男の看護師さんであろうが、

女の看護師さんであろうが

みんな嫌いになって。

とにかくベッドから動けないし、

車椅子にもうまく乗れないし、

食べ物もうまく食べられないし、

着替えもできないしって。

もう、ないない尽くしだったの。


でもその時にね、

とある看護師さんが、

その私の態度に関して

怒るんじゃなくて

何にも言わないで

別の話をした。

「私もなぁ、最近気に入らんことがあってなぁ」

とか言って自分の話をされて、

ずいぶん気が楽になったことがあった。


やっぱり病気とか、

カーッとなってイライラが募ってる時も、

そのイライラに対して

ワーッと同じように言われると

気持ちが静まらない。


全然関係のない話をされると

落ち着くこともあるのかな

ということに気づいた。


やっぱりね、

状況に応じて、

うまく看護師さんともやり取りができたらな

とも思った。

難しいなとも思ったよ。

イライラが募った患者を落ち着かせる側の看護師さんも

難しいだろうなと思うしね。


苦い経験をしたからこそ

思えること

慮れること

があるんですね。


今回はこの辺で。

次回に続きます。

いつも読んでいただき、ありがとうございます。

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