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雨の日に、とっておきの木の絵本たち。

雨の朝。
たっぷり濡れて濃くなった緑が、目に心地よい。


今朝、ストレッチのあと、読みかけだった本を久しぶりに開きました。
大事に少しづつ読もうとしすぎて、全然進んでいなかった本。
大好きな江國香織さんの『物語のなかとそと』。

今日開いたページには、子どもの本専門店「メリーゴーランド」について書かれていました。

道路に面したウインドウには、季節に合った本がディスプレイされている。先週は、新緑にちなんだ緑色の本たちだった。『木はいいなあ』『森の絵本』『木をかこう』……。

江國香織『物語のなかとそと』

!!

実はちょうど最近、うちにある絵本の中に、木にまつわるものがそろっているなぁ、と思って並べて写真にとってみました。
そのことをいつかnoteに書こう、と思っていたところなのです。

こちらがその写真。

なんと、その江國さんのお話の中に登場した3冊はどれも私の大好きな本でした!


なので、今日は、この本たちについて書きたくなりました。


『木はいいなあ』
縦長で、ひらくと正方形のようになる形が、まずいい。
ページをめくると、カラーと白黒の素敵な絵が交互に出てきて、特にカラーのページの色使いが私は大好き。
特にストーリーはないけれど、ほんとだね、木はいいなあ。と思わず呟いてしまいそうな、そんな素朴な絵本です。



『もりのえほん』
私は安野光雅さんの絵も文も大好きで、子どもの本棚には、小さい頃から集めたたくさんの安野さんの本があります。

この絵本は、全ページ、細かなタッチと黒と緑の濃淡だけで森の風景が描かれており、よくよく目を凝らして見ると、様々な生き物たちが隠れています。
子どもと、顔を付き合わせて探した記憶があります。

※追記※ 
江國さんのお話に出てくるのは、
長田弘さんと荒井良二さんによる『森の絵本』の方ではないかと気付きました。


『木をかこう』
ブルーノ・ムナーリによる木の描き方の本です。
読み進めると、自分も木が描きたくなってくるし、描けそうな気がしてきます。
これも、黒の線と、ところどころ葉っぱの緑だけでデザインされた、開いて飾っておきたくなるような本です。



『木のうた』
もう1冊のこれは、子どもの3歳の誕生日に買ったもの。
字は一切なく、ただ1本の木をめぐる1年の物語が描かれています。
ページをめくるごとに、進む季節と自然の様子が美しい1冊です。


この絵本たちは、子どものために、という体で買ってきたけど、結局は全部私の好きなもの!
そして、どれも大人にもすすめられるもの。

飾ってもよし、見てもよし。

江國さんのお話がきっかけになってよかった。



今日はというと、ここのところずっとタイミング悪く、いっぱいで入れなかったコーヒー屋さんへ。

ソファに身体を埋めると、立てなくなってしまいそうな心地よさ。
エチオピアもケニアもサンドイッチも美味しかった。


私も言葉を交わしたことのあるカメラマンさんの、素敵な写真集が置いてあったので、それを見ながら。

前も本屋さんで迷ったけど、やっぱり買おうかなぁ。


さあ、明日から店は忙しくなりそう。
夜更かししている場合ではなかった!


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