【縁の木】10周年のご挨拶〜白羽玲子〜
縁の木を立ち上げたきっかけ縁の木の立ち上げは、当時勤めていた翔泳社で勤め上げる気満々だった私にとっては突然かつ必然でした。当時、次男坊が自閉症スペクトラムであると診断され、ほぼ同時期に母が急逝するという辛い出来事が重なりました。健康そのものだった母の死は突然で、準備もできないまま見送ることになり、深い喪失感とともに「私自身や夫が突然いなくなったら、この子はどうなるのか?」という答えのない不安に駆られました。
そこで、障害を持つ人々が安心して働ける場所を作りたい、彼らが地域の