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日本人はタイプ6

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エニアグラムでは、日本の国民性はタイプ6と言われています。 ネットで見掛けた文章、日々の事件、その他諸々を、タイプ6日本の視点で説明します。
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2022年1月の記事一覧

「日本でも若者が近い将来、暴動を起こすようになる」なのか?

「日本でも若者の暴動が増える」と、ひろゆき氏が指摘した話で、異論があるので書いてみます。

『沖縄警察署“包囲騒動”がきっかけに…「日本でも若者の暴動が増える」ひろゆき氏が指摘(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース』
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce68b1fa75927f986ee51efb9f13d6a8769d9970

西村氏はさら

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「トラック・ホイール脱落の原因の一つ」から思ったこと

「トラック・ホイール脱落の原因の一つ」から思ったこと

エニアグラムのタイプ6は日本の性格でもあります。
タイプ6は関係性に生きる性格タイプです。
そして、関係性に生きる性格は、複数の要素が出てきた場合、関係性の近さに影響を受けます。
タイプ6は安心・安全・安定がとても大切です。そして、関係性においても安心・安全・安定を求めます。

例えば、ウクライナ関係に文句を言っているコメントを最近よく見かけるのですが、
その一方で、中国のウイグル問題に文句を言っ

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日本はTPPで中国と交渉なんてできるのだろうか?

早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授で、早稲田大学現代中国研究所所長の青山瑠妙氏が、新聞にて中国を語る中の最後のほうで、

と発言しているけども(すでに中国がTPPに加盟するがごとく書いているのが気になるが・・)、
日本が交渉できるかに不安がある。

『当事者になりたくないタイプ6日本』
でも書いたが、中国のTPP加盟問題でも、日本政府からは「中国が加盟に価するか見守りたい」のような発言しか出て

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タイプ6のレベル6の記述から

リソ&ハドソンのレベルの記述では、
通常の段階(ごくごく普通の日常レベル)の中を、さらに3つ分けていて、その中で一番低い状態がこのレベル6です。

段階6

タイプ6の安倍首相を思い出してしまうのですよね。

「こんな人たちに負けるわけにはいかない」発言とか。
これは、都議選の自民候補の応援演説の場で出た言葉だそうで、聴衆の一部から「帰れ」「やめろ」コールがわき起こったときの発言の一部です。
元々

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「岸田内閣支持率52% 感染拡大局面でも横ばい」で思ったこと

『岸田内閣支持率52% 感染拡大局面でも横ばい 毎日新聞世論調査(毎日新聞) - Yahoo!ニュース』
https://news.yahoo.co.jp/articles/3fa09c1cd14d31c259163f729f2e66b9f5ad5e0a

これまでは新型コロナウイルスの新規感染者数が増加すると、内閣支持率が下落する傾向があった。今回は感染者数が過去最多を連日更新している局面だが、

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八木啓代、森友事件の一連のツイート

八木 啓代(やぎ のぶよ)さんの森友事件の一連のツイートを読みました。
https://twitter.com/nobuyoyagi/status/1484497272725712898

ツイートは33にも及び、その内容は、いくつかの項目に分かれるのですが、
その中から “私が” 気になった部分を引用すると、

これらの対応は著しく積極的に「不断」なわけですが、
やるせない気持ちになったのが、3

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Netflix「新聞記者」の話題から思ったこと

『【安倍晋三】Netflix「新聞記者」海外でも高評価 現実と同じ不祥事描写に安倍夫妻“真っ青”|日刊ゲンダイDIGITAL』
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/300079

作品は見ていません。

それで、最後にある英紙ガーディアンに書かれた「日本が国民の無関心によって(以下略)」、これも『不断』なのですよね。

この文を読んで

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タイプ6のレベル3の記述から

この段階3(=レベル3)までが、健全なタイプ6の状態です。
ただ、タイプ6の国、日本において、健全なタイプ6を示す日本人は、ほとんど見かけなくなってきています。

段階3

「健全なタイプ6はまた、自分が創業したり入社した企業に平等主義や共同体福祉への強力な理念を持ち込んで、その発展を助ける」
これで思い出したのが、
『小熊英二さん「もうもたない!? 社会のしくみを変えるには」|平成 -次代への道

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タイプ6のレベル1

最近私が書いているタイプ6日本の「不断」がリソ&ハドソンのレベルの記述にないか調べていて、
「不断」に関係無く、「段階1の記述が良いな」と思ったので紹介します。

段階1(=レベル1)

※ ラ・ロシュフコー公爵フランソワ6世(1613年9月15日 - 1680年3月17日)は、フランスの貴族、モラリスト文学者。
名門貴族の生まれであり、多くの戦いに参加した後、いわゆる『箴言集(しんげんしゅう)』

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日本の自動操縦の話

昔、日本に関して書いている本(新書か文庫)を立ち読みしたことがあります。
平積みしていたので目に付いて読んでしまったのです。
本の題も著者も忘れましたが、日本に住んでいる外国人のかたが書いたもののようでした。

その中のエピソードにあった、
日米貿易摩擦の時期に、何かの集まりかパーティーで同席したアメリカの立場ある人と著者との会話が印象的でした。

当時は、日米貿易摩擦の最中で、日本製品が売れ、今

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タイプ6において「当事者」でいることを避け、「不断」が行き過ぎている現在。
もうすでに「機能不全」に陥っているのかも。

それは、いつのまにか運転手がいなくなったバスや電車のようで。
この状態ははたして「走っている」と言えるのか?

遠くへ行ける日本ですが

「早く行きたければ一人でいけ、遠くへ行きたければみんなでいけ( If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together. )」

アフリカの ことわざ だそうです。

日本は、皆と関係性を結び集団行動が得意なので、遠くへ行ける国だと思います。

実際に、百年、二百年の長寿企業が日本には多いようです。

ただ、変化の

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最近あった日本の「不断」話を、二つ紹介します

最近あった「不断」話、二つ。

『「なぜうその報告を」一番知りたかった問いには答えず…川口市いじめで元校長らが元生徒に直接謝罪も:東京新聞 TOKYO Web』
https://www.tokyo-np.co.jp/article/152835

世間の常識に反してまで「不断」を貫いたのだから、そこに自分たちの利益がないとおかしい。
校長たちは「決断」と「不断」を天秤にかけて「不断」を選択した。

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タイプ6日本人は「不断」を求めているのではないだろうか?

エニアグラムのタイプ6な日本人は「決断」ができない、と書いてきているが、
「決断」ができない、というより、より積極的に「不断」を求めているように思う。

それは、「決断」によって混沌がもたらされるのが怖いから。
それよりは今ある日常の延長が続く「不断」を求める。
だから、いろいろ変えることには忌避感を抱く。
それは各々の立場において混沌が起こることを嫌い。自分だけの利益のために「不断」を選び「不断

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