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「トラック・ホイール脱落の原因の一つ」から思ったこと

エニアグラムのタイプ6は日本の性格でもあります。
タイプ6は関係性に生きる性格タイプです。
そして、関係性に生きる性格は、複数の要素が出てきた場合、関係性の近さに影響を受けます。
タイプ6は安心・安全・安定がとても大切です。そして、関係性においても安心・安全・安定を求めます。

例えば、ウクライナ関係に文句を言っているコメントを最近よく見かけるのですが、
その一方で、中国のウイグル問題に文句を言っているコメントはさほど見かけなくなりました。
以前は、ウイグル問題もコメントが多くありました。
中国の存在が大きくなって、関係性において近くなって、自身の安心・安全・安定において不安が大きくなったため、タイプ6日本人はこの問題を避けるようになってきています。
問題に近いと「当事者」になってしまうことも理由の一つかも知れません。「当事者」では無いほど、タイプ6日本人は雄弁に語ります。レベルの低いタイプ6は「当事者」になりたがりません。「当事者」になるということは、安心・安全・安定を自ら切り開く必用が出て来ます。ですがレベルが落ちるほどタイプ6は、そういったことができなくなっています。だから通常のタイプ6は「依存的」と言われています。内発では無く、外に答えと救いを求めるということです。最近で言うと、彭帥(ポン・シューアイ)さん問題に関して日本人からの発言が少ないのはそういった面もあると思っています。自分が依存され救う立場になることが嫌だということです。そうなると安心・安全・安定ではなくなりストレスになるので、タイプ6日本人の声は小さくなっていきます。自由や人権、女性問題に対して理解ある態度を取っていた人からの発信があまりないように思います。森喜朗前会長の女性蔑視発言での反応と違いがあり過ぎる状況です。


一般にタイプ6は怖がりと言われています。
ここに関係性がからんできます。
関係性が近いほうを優先させ、自身の安心・安全・安定を確保しようとします。

タイプ6は怖がりだと書きましたが、高速道路を走る車において、ヘルメットをしている人がいたなら、タイプ6の可能性は低いと、私なら見ます。なぜなら、タイプ6なら世間の目のほうを気にするからです(世間の目のほうが怖いからです)。そちらとの関係性のほうを重要に感じるから、いつ起こるか分からない事故にそなえてヘルメットをするよりも、直近で他人や世間からどう見られるかの方面での安心を選ぶのがタイプ6です。ですからタイプ6の多くは、その時代その地域においての「常識をそなえた人」という表現も成り立ちます。


なんとはなしにタイプ6日本の説明を長々としてしまいました。
ここから本題です。


トラックのタイヤ脱落事故の原因なんだが|はてな匿名ダイアリー』
https://anond.hatelabo.jp/20220126191146

を読みました。私の頭ではよく分からないながらも参考になりました。

トラック・ホイール脱落の原因の一つとして考えられることに(元の文章では他の理由も述べられています)、
「左のホイールナットが逆ネジから正ネジに変更」
があるそうです。

実は増田も最近、トラック=左逆ネジじゃなくなったと知って驚いたのだが、長年日本ではトラック=左逆ネジは常識だった。
なんでそんなの(=逆ネジ)を使うかと言えば緩み止めの為だ。左ホイールは走行中左回転する。ここに普通のネジを使うとナット自体の慣性力によって緩んでしまうのだ。

例えば身近なところで言えば、扇風機の羽の中央のネジは逆ネジになっている。これはモーターが右回転し、その起動トルクによって中央ネジの慣性力(止まっていようとする力)が左向きにかかるので正ネジでは緩んでしまうからだ。
2010年にホイール規格がJISからISOに移行したのだが、このISOでは全部正ネジがされている。

だからこれ以後の新車はJIS規格の時の様な緩み止め効果が期待できない。なのでテキトーな整備や放置(乗りっぱなし)をした場合の安全マージンが減っているのだな。


関連して紹介されていた情報
『大型車のタイヤ脱落、10年で12倍 95%が歩道に近い「左後輪」:朝日新聞デジタル(2021年11月18日)』
https://www.asahi.com/articles/ASPCK5TW3PBHUTIL02K.html

大型トラックやバスのタイヤが走行中に外れる事故が後を絶たない。10年間で約12倍に急増、昨年度は過去最多の131件。

「2010年にホイール規格がJISからISOに移行した」のですよね・・・。
そこから12倍ですか。

確たる理由はわかっていない。
国交省は冬用タイヤへの交換作業に原因があるとみている。(略)ただ、冬用への交換は以前から行われており、近年の急増の理由として、これだけでは説明がつきづらい。(略)要因のひとつではないかと業界で指摘が出始めているのが、ホイールの取り付け方の変更だ。(以下、有料)


トラックのホイール脱落の問題は、整備の問題であるとは思います。
ただし、以前にはあった安心・安全のための仕組みが、一つ無くなったのは事実です。

コメントの中に、
「 左側が逆ネジから正ネジになったのは世界基準に合わせて輸出しやすくするためだそうだから、逆ネジに戻されることは無いでしょう。会社にとっては安全よりも利益が大事だからね」
というものがありました。

これを読みながら、タイプ6日本という国が、自らの安心・安全・安定を一つ捨てて、世界との関係性を優先させたのかな?
なんて感想を持ってしまったのでした。

「国交省の官僚は腐っても優秀なのでこのくらいはもう気付いてると思う。でも腐ってるからこんなこと公表すると責任追及とかが面倒だから黙ってるんだと思う」
というコメントが一番支持されていました(スターを獲得していると意味において)。
まあ、「当事者になりたくない」「責任を取りたくない」はタイプ6のレベルの落ちた姿ではあります。



参考
最近、フェンスの取り外しが多すぎる
最近の私はタイプ6日本において「変化しない」ことの問題点を書いてきていますが、「変化させないこと」の大切さもあるという話。


追記
『なぜタイヤ脱落『9割以上が左後輪』なのか…専門家が指摘する“日本の道路事情”と“ナットの締め方の変化”(東海テレビ) - Yahoo!ニュース』
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ec2adf6e0ff1eadca4454a58c6f51f17d709330
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ec2adf6e0ff1eadca4454a58c6f51f17d709330/images/006

大型車のタイヤが外れる事故の月別発生件数(2020年度)を見てみると、冬場に集中していることがわかります。また、年単位では2011年から年々増加傾向にあります

そしてヤフコメ

完全にISOのせい。外れたのは全てISO。緩みだしたらすぐなのでいくら運行前点検しても途中で緩みだしたらあっという間に外れる。緩んで外れると危険だからJISネジダブルナットだったのに。
運送業ですがISOになってから何回も何回も緩むので増し締めしてます。
本当に危ないから勘弁してほしい!!!
もうずっと昔からISOにした影響だって言われていた。
JIS規格の逆ネジをISO規格の正ネジに変えることを認めた現場を知らないメーカー経営陣や政治家、官僚の罪は重い。先人の優れた経験や知恵を無視して効率だけを追求した愚かな行為。

これらが上位4つのコメントでした。

あと、気になったのがこれ。

国交省やメーカーもいい加減ISOネジが原因だと認めろよ。自分達の都合で海外規格に合わせて、不利益は整備士、運送屋、ドライバーに丸投げとか恥ずかしくないの?
この人もはっきりと解ってるのにお上に物申せないから濁してるし。現場の人間だけじゃどうしようもない。
昔、ISO規格の逆ネジが一部の輸入トレーラのシャシに使われてたけど、あれで解決するぞ。このまま放置したらいつかメーカーの責任も追求され始めるからな!
ところで、この人の言い分だとISO規格で昔から作ってる欧米だとイギリスとオーストラリアでは昔からタイヤが脱落してる筈だけど、ちゃんとその辺りも調べての発言なんだろうな?

確かにイギリスとオーストラリアは日本と同じ左側通行みたいです。条件は同じはずです。
この部分の解説が待たれます。

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