最近あった日本の「不断」話を、二つ紹介します

最近あった「不断」話、二つ。

『「なぜうその報告を」一番知りたかった問いには答えず…川口市いじめで元校長らが元生徒に直接謝罪も:東京新聞 TOKYO Web』
https://www.tokyo-np.co.jp/article/152835

(略)しかし、実際には元生徒は、松崎元校長にいじめを直接訴えていた。元生徒は「松崎校長や教育委員会は、なんで文部科学省や県教委に、僕と話していないとか僕に会えていないとか、うそばかり報告してたんですか」と一番聞きたかったことを最初に質問した。
 沈黙が続き、森田さんは「答えてあげてください」と促したが、元校長から答えはなかった。
 元部活顧問の岩井厚裕教諭は、元生徒からいじめの相談の手紙を受け取り、返事も書いていたが「覚えていない」と答えた。
 また、松崎元校長は裁判が続いている最中に、元生徒が笑顔で写っている写真を第三者に見せ「こんな表情しているんだから、いじめなど受けていない」と話していたことを認めた。森田さんが「息子はマスコミにも顔を出していない。職務上知った個人情報を広めていいのか」と詰め寄ると、茂呂教育長は「初めて聞いた」と話し、目をつむってうつむいた。

世間の常識に反してまで「不断」を貫いたのだから、そこに自分たちの利益がないとおかしい。
校長たちは「決断」と「不断」を天秤にかけて「不断」を選択した。



国会議員を乗せ秘書が運転する車が当て逃げ事故を起こした。「当たった認識が全くなかった」と議員。車は車検と自賠責保険が切れていた。ドライブレコーダーには議員とみられる「行ってしまえ」の音声が残っていたが「逃げろという趣旨ではない」と説明したという。立件されなかった。すごい国だ。

本当だろうか? 本当だと思えるから・・、今の日本では。
立件しない「不断」によって(「決断」しないことによって)、当事者は自分たちの何を守っているのであろうか?


いくら日本人が「不断」好きだからといって、仕事においてここまで「不断」を行うのは どうみたって行き過ぎている。

※ 『タイプ6は心配事・不安に どう反応しているか、 精神レベルにより どう変化していくか』(「不断」話までは出ていませんが・・、参考までに)


2022/01/29追記
「国会議員を乗せ秘書が運転する車が当て逃げ事故」の記事を見つけました。
『秘書が“当て逃げ”の武井議員 ドラレコ音声に「行ってしまえ」の声 半年間の取材で見えた事故の深層|TBS NEWS』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4453121.html


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