ゲームマーケット2019秋★出展レポート
こんにちは。
名古屋の弁護士、鈴木恵美です。
弁護士業の傍ら、大学で、知的財産権の講義を担当しています。その過程で、ゲームで著作権を体感して貰いたい!という想いに至り、iPadで絵を描き、いろんな方の力を借り、『fun©︎'s tree』というゲームのプロトタイプが完成しました。
2019年11月23日〜24日、ゲームマーケットというボードゲームの祭典が、東京ビッグサイトであり、出展しました。
グラレコ by UJISAKAERU
たくさんのゲームが出展されるゲームの祭典。ゲームづくりを始めてまだ半年ちょっとの私。しかも、テーマは著作権。
私のプレゼン時間は、オープン間もない午前中の早い時間。まだみんながお目当のゲームを買うのにあちこち駆け回ってる時間。ゲームのプレゼン時間をいただいたものの、足を止めて、座って、30分話を聞いてくださる人がいらっしゃるか、とても心配でした。
ちらほらと足を止めてくれる人が増え、足を止めてくれた人のお友だちがまた座ってくれたり、プレゼン後、いろんな質問をくださったり、ブースにも寄ってくださったり、感謝の気持ちと、新鮮な驚きでいっぱいでした。(こんな素敵なグラレコまで!)
グラレコ by UJISAKAERU
著作権やばい!著作権、大丈夫?
著作権という言葉は、みんな聞いたことがあるし、何気なく使う。だけど、じゃあ、著作権って何?と尋ねられると、それは…となってしまう。
みんな、赤信号で渡っていけないことは知っています。でも、歩くことと同じくらい、いや、それ以上にインターネットやSNSを触る私たちの日々の中にある著作権のことは、もやもやのなか。
その正体を、みんながもうちょっとだけ輪郭を掴めたら、みんなの毎日が、創作したり、発信したり、誰かの表現を楽しんだり、人に勧めたり、こんな活動がもっと活発に自由になるんじゃないかな、そんな想いをこめて創ったゲーム。
やってはいけません!だけではなく、やってもいいよ!も伝えながら、調整のデザイン、コミュニケーションのツールが、著作権の法律の考え方のエッセンスだとみんなに伝わったら嬉しいなと思って創ったゲーム。
グラレコ by UJISAKAERU
Twitterで知ってブースを訪問してくれた方とお会いできたり、
デザイナーさん、webのSEさん、アート取引のプラットフォーマーの方などが、日ごろ感じていらっしゃるご経験から、このゲームのブースに注目して足を運んでくださった方々、
官民連携、地方創生に邁進される公務員の方々、
ブースを覗いてくださっただけでも、とても嬉しく、さらに、興味を持って詳しい話まで聴いてくださった方々にたくさん出逢えました。来てくださった方、話を聴いてくださった方、本当にありがとうございました。
これは、「ソーシャルゲームに向いているかもしれないですね」、私のゲームの説明を聴いて、そんなアイデアもくださったり、やっぱりクリエイターの方たちの観点、発想力やカタチにするパワーへのリスペクトを改めて感じたイベントでした。私に、ソーシャルゲームを設計するスキルん(←私のゲームのサイコロの目に出てきます)が有れば良いのにな、と考えたりしました。
訪問してくださったみなさん、出展を支えてくださった全ての方々に感謝申し上げます。
「これ、買えますか?」
そう尋ねてくださる言葉のおかげで、これまで大変だった日々を、とっても温かい気持ちで振り返ることができました。
法律の知識エッセンスを、可愛く楽しく面白く役に立つ!ゲームにするのはとても大変でした。でも、そもそも、誰かの役に立たなければ、この大変は、意味がなくなってしまうからです。
このゲームや、このゲームを通じた学びを求めてくれる人に出会えたゲームマーケット、本当に、ありがとうございました。
これからの活動のあり方に、まだまだ悩んでいきます!誰かのもやもやを解ける創作say!ちゃん(このゲームのメインキャラクターです)は、みんなの中にあるから。
またどこかで、みんなに、このゲームを届けられたら嬉しいです。
このゲームを始めとして、冬のコミケに出す著作権初心者から楽しく学べる4コマ漫画、いろんな著作権のモヤモヤを解くヒントを私なりの視点で創ったり集めたりするwebサイトを試行錯誤中です(クリエイターの方々のすごさをここでも実感!)。これもまた、想いや構想と、実装との架け橋に悩みながら、リリースまで走り切れるのか自問自答の日々です。
引き続き、応援していただけたら、嬉しいです!
著作権ゲームのデザイン、ルール原案、意匠、すべてを、あまりクリエイティブでない私が担当しています。 noteの手描きイラスト画像も自作ですが、いつかデザイン面など、プロの方にお願いできたらいいな、と考えています。 応援いただけたら嬉しいです!