えまのん

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最近の記事

応援について

応援とは何だろうか。応援するとはどういうことだろうか。時々、考える。 ネットの世界を歩いていると時折こんな発言を見かける。 「応援してやってるのに」 「応援している方の身にもなれ」 それはネット配信をしている配信主に向けての言葉であったり、アイドルとして活躍している女性に向けての言葉であったり、ゲーム実況をしているゲーマーに向けての言葉であったり。 プロスポーツのファンにも同じような態度が見られる時がある。たとえばプロ野球。自分が応援しているチームが負ける。それもボロ負け

    • 時間について

      時間て何なんだろうかと考えることがある。哲学的な意味でもなくて物理的な意味でもなくて、そんな難しい話ではなくて単純に「時間て何?」と考えてしまうことが。みんなはどうであろうか。 僕はSFが好きだから、時間について興味をもってしまうのかも知れない。「時をかける少女」とか「戦国自衛隊」とか日本のSFにも時間を題材にした作品がたくさんある。ひとたび意識してしまうと時間について思うことはとりとめがない。止めることはできるのだろうか、遡ることはできるのだろうか、過去や未来に行ったとし

      • テンプレ人間

        僕が嫌いというか苦手にしているタイプの人が居る。周りの多くの人が言う意見をよく考えもせずに盲信し自分の意見として発言するような人たちだ。僕はこの手の人たちをテンプレ人間と呼んでいる。 テンプレ人間の例を挙げると、「清原は大した選手じゃない」というような人だ。プロ野球ニュースやスポーツ新聞で評論家が言っているのを見てそのような発言をする。あるいは評論家の意見を受け売りしている人たちから聞いた言葉をそのままただコピーして話している。そんなところだ。根拠を聞いてみると「タイトルを

        • 酔っぱらいについて

          お酒は適度に飲む。飲み過ぎないようにしている。過ぎると体調が悪くなることもある。それより、酔っていろいろ失敗するのは自分を下げる行為のような気がするからである。 会社の飲み会にはあまり参加したくない。新人歓迎会、送別会、新年会、忘年会とそれでも参加しないと具合が悪いことがあり、渋々参加することもあるが出来るだけ寄りつかないようにしている。お酒が嫌いだからではない。会社の飲み会となると、酔うにしたがって愚痴を言い始める輩が多いからである。上司の愚痴、客の愚痴、同僚の愚痴、後輩

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          トーク力について

          トーク力とは何であるか。時々考える。よくラジオ番組の感想ツイートなどを読んでいると「このパーソナリティーはトーク力あるよなあ」などと書かれている。果たしてトーク力とは。 立て板に水。マシンガンの如く次から次へと言葉を吐き出して喋りつづけるパーソナリティーを指して「トーク力がある」と評している例をよく見る。あながち間違いではないだろう。流暢に喋ることが出来るのもトーク力のひとつかも知れない。でも、話す速さと量が全てではないだろう。やはり、話す内容つまり話の質も高くなくては。近

          トーク力について

          準備

          何かを行う時、時間をかけてじっくり準備が出来ていると良い結果が出る。何をするのか、いつまでにするのか、必要なものは何か、どうやって進めるのか、そういったことをきっちり決めてからとりかかると上手く行く。 改めて文字にしてみると至極当たり前のことで、そんなことは当然わかっていると皆言いそうである。だが、実際にはどうであろうか。わかっていると言いながら、充分な準備が出来ておらず、事を進めてみると足りないものやわからないことがぼろぼろ出て来て、結局、終わってみると満足できない結果に

          書店について

          書店に何を求めるか。考え出すとキリがない。 優秀な店員さん。これは絶対欲しい。新刊は予定通り発売されるのか。遅れているとしたらその理由とどのくらい延期されるのかを答えてくれたり。この本ありますかと訊いたらすぐに売っている棚まで案内してくれたり。だいたいの内容を言えば「この本ですね」とずばり持って来てくれたり。本に関することなら大抵のことは答えてくれる優秀な店員さん。これは欲しい。 書店が建っている場所、立地条件も大事だ。個人的には郊外の寂れた場所に建っているのは好きだが、

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          気がつくと本を買っている症候群

          これは本が好きな人、読書を趣味にしている人なら分かってもらえると思うのだが、気がつくと……本を買っている自分が居る。もちろん夢遊病のように買うのではなく、ちゃんと自分の意思で書店に行って選んだ本を買っているのだが。それにしても、気がつくと……という感じである。 いったい、どういう時に本を買ってしまうのだろうか。いくつかのパターンがある。ネットで面白そうな本の広告を見た時。これは結構ある。表紙の画像と面白そうなキャッチコピーが魅力的に見えて、書店で探して買ってしまうのである。

          気がつくと本を買っている症候群

          本を読む速さについて

          いったい本を読む時にどのくらいの速さで読むのが適切なのか。日常の中に読書という習慣を持つようになってから、時折考えている問題がこれである。決して頭が痛くなるような悩みではないが。 おそらくこの問題は「果たして週に何回くらい飲みに行っても健康を害さないのだろう」とか「1日に何時間くらいゲームをやっても眼や身体を疲れさせないで済むだろう」などといった問題と似ているかも知れない。自分にとって好きなことをやるのに何か支障があるわけではないけれど、もしあるのであれば適量というものを知

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          本・読書について

          本が好きである。電子書籍ではなく紙の本が。どうしようもなく好きである。本を読むのはもちろん、所有していることが好きだし、本棚に並んでいたり机の上にほどよく積んでいると幸せな気分になれる。植草甚一さんのような名人にはとても及ばないけれど、とにかく本が好きである。 最初に読んだ活字の本は、たしか「イソップ童話集」だった。小学一年生のときに母親が買ってくれた本だ。ところどころ挿し絵があったけれど、人生で初めて読破した活字が主体となった本はそれだ。母親がどういう意図でその本を僕に与

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          映画館今昔

          最近、映画館で観た映画は「シン・ウルトラマン」である。これは本当に楽しみにしていた作品で、コロナで公開が延期になり待ちに待って観に行ったので面白さも倍増。大変に満足して映画館を後にした。 思えば、映画館も綺麗になったものである。現代ではシネコンと呼ばれるシステムを導入している映画館が増えていて、都心部ではほとんどがこの形態で運営している。事前に何日の何時からどの作品を観たいかチケットを予約して鑑賞に行く。当日飛び込みで観る場合も、チケット販売機で座席指定券を購入して観ること

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          友達論

          「友達」という言葉が嫌いである。と書くと、なんだ友達付き合いが嫌なのか、友達は持たない主義なのか、と訝しがる人も居るかも知れない。そうではない。世間の多くの人が「友達」という言葉の使い方を間違えている。だから嫌いなのである。 僕には友達と呼べる存在が少ない。数えるほどしか居ない。べつに付き合う人を厳しく選んで友達付き合いしているわけではないし、誰かと親しくなるのが嫌いなわけではない。本来、友達と呼べる人の数はそんなに多くなるはずがないと思っている。何十人、何百人と友達が居る

          タバコについて

          タバコが嫌いである。喫う人の気が知れない。もはやすっかり嫌煙ムードであるからこの意見に賛成していただける人の方が多いことと思う。あれは百害あって一利なし、なのである。 厳密に言うとタバコそのものが嫌いと言うよりそれを喫っている人が嫌いと言った方が良いかも知れない。これまで、随分、喫煙者には嫌な思いをさせられて来た。 まず、職場。今では信じられないかも知れないが、平成も中頃までは職場の執務室内の自分の席でタバコを喫うことが許されていたのだ。書類やパソコンを前に火のついたタバコ

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          サイレンの美学

          いつの頃からかサイレンを聞くと心の中に何とも言えないざわめきを感じるようになっている。救急車、消防車、パトカー、その他なんでも。工場や役所などから聞こえてくるサイレンも同様。すべてのサイレンに心が反応している。 たとえば、夜遅く、本を読んでいたりネットを見ていたりすると何処かからサイレンの音が聞こえて来る。救急車だけの時もある。消防車と救急車の音が混ざりながら聞こえて来る時もある。遠くから聞こえて来たかと思ったら、近くの道路を通過してまた遠ざかって行く時もある。かなり遠くで

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          デパートは癒しの空間

          デパートが好きだ。たくさん物が売っているからではない。あの空間が好きなのだ。小さな頃から大人になった今でも変わらずデパートに入るとホッとする。 子供の頃、デパートに入るとそれだけでテンションが高くなった。僕が子供の頃はデパートとは言わず「百貨店」と呼んでいた。自分に何か買ってもらう用事が無くても、デパートに連れて行ってもらえるだけで嬉しかった。だいたい家族でデパートに出かけるのは御中元や御歳暮を買いに行く時だった。両親に連れられてあっちの売り場こっちの売り場を見て回るのは小

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          ラジオについて

          ラジオが好きで根っからのラジオっ子である。小学校四年生の頃から深夜ラジオを聴いていた。テレビを見るより圧倒的にラジオを聴いていた。音の出る小さな箱が持つ何とも言えない魅力に人生の早い時期から取り憑かれていたのだ。 テレビをあまり見なかったのは子供の頃から視力が悪かったせいもある。眼が悪くなるから見るな、と親に言われたこともあるが、その時には既に近視はかなり進んでいて映像がはっきり見えなかったので見なくなった気がする。それに、テレビばかり見てないで勉強しなさい、という定番のお

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