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【神護寺展】国宝 高雄曼荼羅(裏話)住職 谷内弘照さん講演…現存最古の両界曼荼羅


奈良博の「空海展」協賛企画の「神護寺の歴史と文化財」で、神護寺のご住職(貫主)谷内弘照さんから両界曼荼羅(高雄曼荼羅)に関する詳しいお話を聞いてきました。なんとご住職が「徹夜しそうになって作った」パワポを使用 笑  ユーモアあふれる講演で仏教知識のない自分の”曼荼羅って難しそう”イメージが一瞬でどこかへ行きました。「空海さん制作の曼荼羅」とても身近に。曼荼羅が経てきた歴史と修理の裏話を知ると、とんでもないものに立ち会えている…ただただ凄い………と実感します

7月27日に東博でご住職の講演が予定されている。すでに受付終了のため配信があればきっと展覧会を何倍も楽しめるのではと期待。ご住職フィルターを通すと仏教難しそう概念が吹き飛びます

国宝【両界曼荼羅】※通称 高雄曼荼羅
東京国立博物館 創建1200年記念 
特別展神護寺―空海と真言密教のはじまり―
2024年7月17日(水)~2024年9月8日(日)
前期 胎蔵界 2024/7/17(水)~8/12(月祝)
後期 金剛界 2024/8/14(水)~9/8 (日)

両界曼荼羅は真言密教で説く胎蔵界金剛界という2つの世界の曼荼羅。2枚の曼荼羅を前期後期に分けて展示




神護寺に150年ぶりに戻ってきた高雄曼荼羅

(参考)奈良国立博物館 空海展での高雄曼荼羅 紹介動画
【神護寺の金堂での開眼法要の様子】
6年の修理か完了し、2023年5月に神護寺に戻ってきた高雄曼荼羅。1200年前に空海さんもご覧になっていたであろう空間が時を超えて再現。できればいつかこの一対の曼荼羅に挟まれたい
・両サイド 両界曼荼羅 (神護寺展で展示)
・正面   本尊 薬師如来立像(神護寺展で展示)
・本尊両脇 日光菩薩・月光菩薩立像(神護寺展で展示)
・左右   十二神将像 (神護寺展で展示)

↓(参考)空海展での展示の様子。とにかく大きい。縦横4メートルほどある


奈良国立博物館「空海展」で(国宝)両界曼荼羅を一足先に見てきました

会場で巨大な曼荼羅を目の前に、空海さんが見ていたものと同じものを見ているのだという感動。1200年前にこれだけ大きな曼荼羅を制作した空海さんと当時の職人の人達の凄さ。人々を救うためにこれだけのものを作った情熱。凄まじい。これがかかっている空間が存在していたのかぁ……と圧倒。どんな思いで当時の人は見ていたのだろう。これだけのものを受け継いできた人たちがいたことにも感動

自分も含め、こういったとんでもない文化財があることを知らずにいる人の方が多いはず。普段こういったものに興味の無い人へも何等かの形で情報が伝わって「少しでも多くの人に見てもらいたい」東博の神護寺展に期待




(国宝)両界曼荼羅(高雄曼荼羅)とは

空海さん在世時に自ら制作に携わった唯一の曼荼羅

正式名称 紫綾金銀泥絵両界曼荼羅図むらさきあやきんぎんでいえりょうかいまんだらず
高雄山神護寺に伝わることから
高雄曼荼羅」の名で知られている

  • 平安時代初期 天長年間(824~834)に淳和天皇の御願(依頼)により制作されたもの

  • 両界曼荼羅として現存最古

  • 空海が唐から持ち帰ってきた「彩色された原本」をもとに、彩色ではなく赤紫色の綾地に「金泥・銀泥の描線」で仏の悟りと慈悲の世界を描いている

  • 凹凸のある描くのが難しい布に確かな筆遣い。当時の絵師の卓越した技が残る

  • 神護寺 根本真言堂(後の灌頂院)に安置されていた

  • 灌頂という儀式の時に最初に見るのがこの曼荼羅

  • 灌頂する時におそらく必ずかかっていたもの




ここから講演では触れられませんでしたが、予備知識

(補足)そもそも曼荼羅は大きく2つの種類

両界曼荼羅
大日如来を中心に多くの尊像を一定の秩序のもとに配置
 →今回の展覧会のものはこれにあたる
別尊曼荼羅
大日如来以外が中心になった曼荼羅 


両界曼荼羅のベース「密教とは」

密教とは
 文字や言葉だけでは伝えられない、
 深く秘された仏の教えのこと
教えを説くのは大日如来
 大日如来そのものが世界の真理
 (正しい物事の道筋、真実)であるという
誰でも速やかに仏になれる
 密教では、心に仏の姿や世界をイメージし、
 手で「印」という形をつくり、
 口で真言(仏の真実の言葉)を唱える
 そうして、仏と自分が一体となることで、
 誰でもすみやかに仏になれる、と説く

【空海が師の恵果から学んだ密教とは】
胎蔵界・金剛界という二つの思想からなり、
根本経典は①「大毘盧遮那成仏神変加持経」(大日経)
     ②「金剛項経」
       ↓
この経典の内容理解のために生み出されたものが曼茶羅
密教経典の思想を視覚的に表すために、
ほとけたちを絵図や仏像で配置したもの 
(平面の絵または立体の像の配置で表現)絵だけではない
 ■胎蔵界曼茶羅は「大日経」 をもとに構成
 ■金剛界曼茶羅は「金剛頂経」をもとに構成


要するに「今回展示される曼荼羅とは」

難しい密教を分かりやすく視覚化したものが両界曼荼羅で、平安時代初期に空海さん自らが制作に携わり神護寺に伝わった両界曼荼羅(高雄曼荼羅)が、今回230年ぶりに修理を終え東博にて前期・後期に分けて展示

密教の全ては言葉を超えこの一対の曼荼羅が表しているということ

真言密教最大の秘宝であるものの傷みが激しく、これまでほとんど公開されることはなかった。修理が完了し初めて一般公開する。歴史的にも貴重なタイミングに立ち会っている



空海さんが語る「文字では伝えられない密教」だからこそ「図や絵にして表わした曼荼羅」

「御講来目録」神護寺展で展示

弘法大師講来目録とは空海が「唐での活動内容」や「持ち帰った物の一覧」を記し朝廷へ報告した成果報告書。とくに後期はなんと「空海さんの原本を最澄さんが写したもの」で二人の交流を示すもの。空海さんの字ではなく最澄さんの字が最大のポイント

前期 御請来目録(重要文化財)平安時代(9世紀)
 
滋賀・宝厳寺所蔵  ※琵琶湖の竹生島の寺院
 空海の目録をもとに空海周辺人物により書かれた写本
後期 御請来目録(国宝)平安時代(9世紀)
 
京都・教王護国寺(東寺)
 空海の目録を元に最澄によって書かれた写本

「この密教はすなわち諸々の仏の最も重要な事柄であり、成仏の筋道で、密教は深遠なもので、文字では全てを伝えられない。そこで図や絵を用いて、悟らない人に開き示すのだ」
「真理はもとより言葉を離れたものだが、言葉がなくては真理を表すことができない。絶対的な真理は現象界の物を超えたものだが、を通じて初めて真理を悟ることができる」





ここからご住職のお話に戻る

神護寺にずっと…ではない両界曼荼羅大移動

両界曼荼羅は高雄山にずっとあったわけではなく移動していた時期があった。神護寺は平安時代に2度火災に遭い、平安時代末期にはほぼ壊滅状態に。わずかにご本尊 薬師如来を風雨にさらしながら残すのみとなっていた。そんな平安末期には時の権力者によって曼荼羅は移動されてきた。これは「空海さんの曼荼羅」ゆえの天皇の尊崇のあらわれだという

【平安末期の曼荼羅の旅】
①神護寺
御室仁和寺
三十三間堂
三十三間堂の後白河上皇が営んだ御所、法住寺殿ほうじゅうじどの(現在の蓮華王院)へ
高野山
後白河法皇が高野山に献上
⑤神護寺に返還
1184年(元暦元年)文覚もんがく上人の尽力により後白河法皇から神護寺に返還された。※壇ノ浦の戦いの前年にあたる

最終的に高野山から神護寺に返還された高雄曼荼羅
平安時代末期に巨大な4m×4mの曼荼羅が2つ
舗装されていない山道を… 今のルートで110キロ移動





(国宝)両界曼荼羅《高雄曼荼羅》は曼荼羅の教科書

高野山にある両界曼荼羅(血曼荼羅)は高野山で製作された曼荼羅。おそらく高雄曼荼羅をもとに作られた。高雄曼荼羅の影響をすごく受けている曼荼羅だという。高雄曼荼羅は後に作られた曼荼羅の教科書ともいえる存在

高雄曼荼羅をお手本に元作られた曼荼羅の例 ↓

(参考)(重要文化財)両界曼荼羅《血曼荼羅》

高野山・金剛峯寺所蔵 平安時代 1156年(保元元年)
※今回は展示なし

  • 彩色本の原図曼荼羅としては現存最古

  • 平清盛が30代の頃 自らの血を混ぜ彩色したと伝わる

  • 空海の死後もこの曼荼羅の表す思想が受け継がれていたことを示しているという

  • 大河ドラマ「平清盛」で清盛が自身の血を混ぜて曼荼羅を彩色する場面があり、その元となった曼荼羅

↑ 奥に展示されているのが 通称 血曼荼羅

大河ドラマ 平清盛 15話 
平清盛(松山ケンイチさん)が自らの血で
大日如来の唇に彩色しているシーン



(国宝)両界曼荼羅(高雄曼荼羅)天皇による二度の修理

度重なる移動など曼荼羅には大きな負荷が。曼荼羅は天皇によって2度修理が行われ、そのことからも「いかに天皇家が大切にしてきたか」が分かる

■鎌倉時代後期 延慶2年(1309年)
後宇多法皇(第91代天皇)の発願による大修理
※後宇多天皇は真言密教に傾倒

■江戸時代後期 1793年 (寛政5年)
光格天皇(第119代天皇)の勅願による修理

この光格天皇修理の時に神護寺で曼荼羅の模写を作成し光格天皇に納められた曼荼羅も神護寺展に展示
【両方そろう】
平安初期   空海さんの両界曼荼羅(高雄曼荼羅)
江戸時代後期 光格天皇の両界曼荼羅
→国宝の高雄曼荼羅が神護寺に150年ぶりに戻ってきた際、いきなり国宝を掛けるのは不安があり試しにかけられていたもの

↑ちなみに、光格天皇について調べたところ飢饉の際に幕府の掟を破って幕府に民衆に米の配布を依頼する行動派の天皇だった。しかも、天皇の譲位はこの光格天皇が最後に行って以来200年ぶりに平成天皇が行ったという。高雄曼荼羅の修理も光格天皇が行って以来230年ぶりに平成天皇の時代 平成28年に始まったという。何か運命的なものを感じてしまう


2011年 修理前の(国宝)両界曼荼羅 から落ちた「貴重な粉」で曼荼羅修理の祈祷と調査

京都国立博物館で落ちた曼荼羅の粉を集めて祈祷

2011年の「空海と密教美術」展で修理する前の曼荼羅を公開するということで、どういう状態かを検査するため、京都国立博物館の資料室で皆マスクなどして息がかからないように曼荼羅を開けた。曼荼羅は実は花鳥紋といって花と鳥が編み込まれたデコボコした布に染料で描いている。横から見てライトを当てないと分からないが、真っ平ではなくガタガタ。京博の資料室で見たときに切地の粉がいっぱい落ちた。しかし粉は曼荼羅に戻せない。それをまとめて神護寺の台座の舎利塔の中に納めて毎朝「曼荼羅が直せるように」と御祈祷していた。そのおかげて曼荼羅は直った

東京国立博物館で落ちた曼荼羅の粉で調査・歴史的事実判明

今度は東京へ持っていった時に(おそらく2011年?)粉が落ちたので、それを”かごし”にまとめて大事に保管していた。それを「できればそれを調査したい」と正倉院の研究室から声がかかって、文化庁の許可を得て正倉院の資料室に持って行った。奈良で検査して分かったことを京都で発表することになった

2024年5月20日 高雄曼荼羅の染料調査発表
空海展 会期中「天皇の勅願」で制作された曼荼羅と発表
⚫︎6年に渡る大規模修復に伴い京都国立博物館などで調査
⚫︎当時希少だった紫色の染料が使われていたことが判明
大量に使われていた染料は「ムラサキ」という植物の根である紫根しこん。紫根は当時非常に希少だったため、曼荼羅に使われた例はほとんどない
⚫︎淳和天皇の勅願で制作されたという後世の文献の記述がほぼ裏づけられた

「落ちた粉をどうするか」も国宝は文化庁の許可が必要なのだ ヒィィ




(国宝)両界曼荼羅(高雄曼荼羅) 前回修理から200年以上「窮地からの復活」

高雄曼荼羅は剥離、横折れ、裂け、亀裂そして擦れなどが生じており、極めて危険な状態にあったため、2016年から6年間かけて汚れを落としたり、失われた絹を補う修理を行った。その修理を追いかけたNHKの番組についての裏話

奇跡でしかないビフォーアフター

修理前
修理後

高雄曼荼羅の修理の経緯

平成23年「空海と密教美術」展に展示された曼荼羅は剥落が進み、尊像も見えずらい状態で修復が必要だった

▼入れる箱も修理のスペースも規格外 容易ではなかった曼荼羅の修理

①京都国立博物館に曼荼羅の修理スペース確保
平成26年京都国立博物館に平成知新館がオープンして、旧管理棟のビルを修理所として使えるようになり、曼荼羅の修復スペースが確保できるように

②限界の曼荼羅 修理に際してまず行った桐箱の調達
平成26年修理をすると決まった段階で最初に業者さんから聞かれたのは「箱の調達していいですか?」ということ。「高雄曼荼羅が入るような大きな桐の木は世の中にほとんどなく、唯一ある桐の木を調達してもよいですか」と。予算的に補助が出ない場合は桐を(自己負担で)買い取るのか確認したら、買い取ることになると。(巨大な曼荼羅が収まるほどの)大きな桐の木はほとんど無く、「一本しかない、一点もの」と言われると心が傾き…笑 修理が決定していないけれど、買っておかないとまずいと(自己負担覚悟で)桐の木の調達から始めた。

平成27年補助が出ると決まり、修理が決定

平成28年から6年かけて修理 記録を残そう!
修理をする前に「修理の様子を残しておいたら、きっと日曜美術館やプロフェッショナルで使われるはず」とのご住職の判断で、動画で修理の様子を残しておくことに。絶対良い画質で撮っておきたいと 4Kのカメラを購入。修理中ずっと撮っていた

曼荼羅の修理「表具の選択だけ」ご住職の決定権限 
修理業者の方に補紙・裏打ち紙について「どれか色を選んで下さい」と言われるものの「これとこれどうですか?」と提案されたものに「あ、それにして」と言うだけ 笑    最終、ご住職が行う作業は表具の選択。表具は選んでいいということで言える立場。しかし「これがいいんじゃないですか?」と修理業者の方に促されたものに乗り「それにしてください」と。だいたいそういうことになるそう笑

⑥高雄曼荼羅 2023年に230年ぶりの修理完了

⑦ご住職からNHKへ修理後の開眼法要「撮影オファー」
NHKの8K撮影チームに「撮りに来ぇへんかー?」 とオファーして撮影することとなったという 
(講演でのご住職の言い方に笑ってしまった)

⑧2023年5月10日 開眼法要
その準備段階、10日前からNHKが張り付いて撮影



空海さんの時代にタイムスリップ「闇の中 ロウソクの明かり」で灯された曼荼羅 

【特に必見】国宝へようこそ「神護寺」
〈初回2024/1/14〉
神護寺「高雄曼荼羅」空海が制作に関わった現存唯一のマンダラの謎を探る!高雄曼荼羅の6年の修理の様子、修理を終えての開眼法要、神護寺の金堂でロウソクの灯で照らされた曼荼羅が見られる。1200年前の空海さんが見ていたであろう空間にタイムスリップ
【放送予定】
◼️
NHK総合 [地上波]
7月21日(日)午前2:25~3:09 ※土曜深夜
◼️NHKBS [BS8K]
2024/08/04(日)21:00~(44分)
◼️NHKプラス[配信]
9/3(火) 午前3:34まで NHKプラスで配信(無料)

【特に必見】国宝へようこそ プチ「神護寺」
【放送予定】
◼️
NHK Eテレ
2024/08/03(土)19:30~(5分)
◼️NHK総合
2024/08/17(土)03:20~(6分)
 ※東京国立博物館でも流れている映像
◼️NHKプラス(配信)
NHKプラス9/4(水) 午前3:46 まで無料配信

【高雄曼荼羅の修理 ドキュメンタリー放送】
ご住職の「記録を残しておこう」という英断による
神護寺で残しておいた修理中の動画も含めた修理を追いかけた番組で8K放送されたものが地上波でも放送

美の壺スペシャル「国宝」(再放送) 
Eテレ 7月19日(金)午前0:30~1:59 ※木曜深夜
→曼荼羅修理の様子

【ドキュメンタリー映像 みどころ】
■「国宝へようこそ」ご住職の終わらない長い一日
開眼法要終了で「終わったー!」という内心ガッツポーズの後、夜まで終わらない撮影 
(ご住職の疲弊感が垣間見られるのか?)笑
■「国宝へようこそ」湿気で伸びてしまっている曼荼羅の姿
夜20頃まで吊るしていた曼荼羅は湿気で15センチくらい伸びていて「国宝へようこそ~」と映されている映像の曼荼羅はよ~く見ると真ん中が折れていたりするとのこと。それだけ巨大で湿気に影響を受け伸縮してしまうのだ ヒーッ



【神護寺展】天皇陛下ご訪問に期待 ご住職 20秒アピールタイムいかに?!

神護寺境内には性仁法親王しょうにんほっしんのう(後深草天皇の第6皇子)のお墓がある関係で、ご住職は宮内庁の準職員とのこと。2022年に長年職員として勤務した人が10名ほど皇居で天皇皇后両陛下にお会いする機会があり、一人20秒程度の持ち時間

ご住職は自己紹介で「性仁法親王のお墓をお守りしている…」という説明をしようとしたところ、なんと侍従の方が先に陛下にその説明を始められており、陛下も「性仁法親王の…」としっかり分かっていらっしゃる様子 

瞬間にご住職「これはデータ行っとる。違うことをお話しないと」と、急カーブ20秒で「神護寺展が開催予定で曼荼羅を公開するのでお越しいただきたいです~」というニュアンスのアピールをやりきったとのこと 笑

果たして陛下に来ていただけるのか?!

高雄曼荼羅は元々は淳和天皇の御願で作られたもので、代々天皇家が修理し、守ってきたものということもあるので「本当は陛下が直さなければいけないのですよーっ」とご住職は心で叫んでいたそう 笑

講演での言い方に笑った。話が極まっていた 笑
ご住職本当に面白過ぎて、最高 講演会中だいたい皆笑っていた。ご住職、静止画だとオモシロ要素が分からない。いたって真面目ふう。ご住職の面白さが世の中に見つかってほしい。この面白さ伝えきれないぃ

ご住職の講演内容はここまで



高雄曼荼羅図録(2023年5月出版)
神護寺にて販売 価格3000円(税込み)
神護寺ホームページにて郵送販売案内あり
東博会場で販売あり


立体展示 これも曼荼羅!国宝【五大虚空蔵菩薩像】


東寺といえば空海さんの彫像の立体曼荼羅の世界観 
普段は神護寺の多宝塔で一列に並ばれている五大虚空蔵菩薩が東博では立体曼荼羅的に配置される




【神護寺展】で期待したい曼荼羅前での「声明」イベント

奈良博の空海展で「高雄曼荼羅」の前で声明の実演イベントがあった。近くだったら行きたかったなぁと残念だったので、神護寺展でも開催お願いしたい


平安京オーバーレイマップ (dmuchgis.com)
Google mapと平安京が重ねて表示できる面白いサイト
平安京の東寺の横にかつてあった種智院を確認

ちなみに種智院大学とは真言宗の大学(京都)
天長5年(828)弘法大師空海の創設した
「綜藝種智院」を起源とする学校
〈綜藝種智院とは〉
庶民に開かれた空海が日本で初めて創設した総合大学
当時、学校といえば官吏(役人)養成機関である大学
や氏族が入る私立学校だったが、身分に関係なく庶民も入ることができる大学を創設
・密教以外の教養を排斥しない空海の理想が反映
・仏教のほか儒教や道教が教えられた

神護寺のご住職の「空海展」協賛企画での講演「神護寺の歴史と文化財」この種智院大学で開催されました

種智院大学



神護寺展ポスター 幻のご住職バージョン

ご住職 題字版
完成版は緑のゴシック体になっております

「ポスターなんで採用されなかったんだろう 笑」とおっしゃっていたけれど、展覧会入り口にご住職の看板が 笑(拍手)ご住職は書道の達人


ご住職の谷内弘照さんの書が楽しめる本
ほっとする空海の言葉(2011)文 安元剛    書 谷内弘照
見開き2ページに「空海さんの言葉」と「谷内住職の書」が掲載。書体も一人の人が書いたと思えないほどバリエーションがあり、紙の形と色が全て違う70ページ、書体も70パターン。書の達人ぶりが分かります

「ほっとする空海の言葉」より
空海少年の爽やかさと字の爽やかさ
薄い青の紙 特に好きなページ



2023年5月 神護寺「高雄曼荼羅」開眼供養
歴史的な瞬間と重みを感じる 高僧の方勢揃い
高雄曼荼羅を入れる巨大な桐箱の画像あり

2024年4月 奈良博 空海展「高雄曼荼羅」展示の様子
谷内弘照ご住職。奈良博の展示空間の中での開眼供養の様子など貴重な画像あり。記事を書かれた方の神護寺愛があふれている。2023年5月の神護寺での開眼法要に立ち会われ「感動して涙が出た」と
ふいに出てくるご住職のドアップ写真 最高 笑

神護寺に実際に行ってきました
神護寺の山登りの難易度の実態



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