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ラポールを築くことから始めよう

みなさんこんにちは!

ラポール」という言葉は聞いた事はありますか?
あまり聞き慣れない言葉かと思います。
わたしの妻も知りませんでした!

今回はコミュニケーションにおいて非常に重要なラポールの話です。
リアルだけでなくSNSでも活用出来ます!

参考になれば幸いです!

✎︎______________

■ラポールとは?

ラポール(英: rapport)は、臨床心理学の用語、セラピストとクライエントとの間の心的状態を表す。

セラピストとクライエントの間に、相互を信頼し合い、安心して自由に振る舞ったり感情の交流を行える関係が成立している状態を表す語として用いられるようになった。カウンセリングや心理療法をどのような立場から行う場合であっても、ラポールは共通した基本的な前提条件として重視されている。
Wikipediaより引用

これだとちょっと分かりづらいですよね。
すごくシンプルにします。

コーチングにおいてラポールとは

『心と心の架け橋』

お互いに安心して話しやすい関係性。

これは私が研修で教わったことなので、他の方は解釈が違う場合がある事をご了承ください。 

さらにWikipediaの表記をコーチングに置き換えます。
セラピスト→コーチ
クライエント→クライアント(依頼者、相談者)

こちらで話を進めていきますね!


■なぜラポールが必要なのか?

先日の記事コーチングとは?でも話しましたが、
コーチの役割とは
『相手(クライアント)が望むところまで送り届けること』

その為にはクライアントとの対話か必要です。
その対話をする為に、まずは相手が話しやすい関係性を築くこと(ラポール)が必要です。

▶︎想像して下さい!
初めて会った人に自分のことを何でも話せますか?
詳細に。
プライベートな事を。

『私はコーチです。さぁ悩みを話して下さい!』

いやいや、話せないですよねw
誰だか知らんしww

クライアントは悩みがあるんです。
不安を抱えているんです。
プロのコーチだとしても見ず知らずの人に軽々に話せません。

そこでクライアントの悩みを聴く前に、心の壁を取り除いていく必要があります。

少しずつ信頼を勝ち取り、クライアントが安心し自由に話しやすい関係を築く

それが出来るとクライアントが話そうと思っていた事以上のお困りごとを発見する事も出来ます。

なので!
ラポール『心と心の架け橋』を築く事が何よりも重要です!

逆にラポールが築けないまま話が進んでしまうと、何だかしっくりこないまま話が終わってしまいがちです。

例えば、
美容室で経験ありませんか?

やりたい髪型をちゃんと聴いてもらえないまま終わってしまい、イマイチな仕上がりになったこと。

事務的な会話だけで微妙な空気になってしまったこと。

それに近いですね。

日常に当てはめてみても、ラポールが築けていると感じる時、そうでない時があるかと思います。

その時の気持ちを思い起こしてもらえれば、いかにラポールが重要か分かってもらえると思います。


■ラポールを築く6つのテクニック

ここからは基本的な6つの築き方の話です。

前提として『架け橋』なのでこちらからグイグイいっても築けません。

クライアントからも歩み寄ってもらえるような投げかけ、振る舞いをする事でバランスがとれた橋になります。



▶︎よく観察する

ラポールを築く準備は会った瞬間、場合によっては電話やメッセージのやりとりをした時点から始まっています。

まずはクライアントをよく観察し、外見・言葉遣い・声のトーンなど視覚や聴覚から得られる情報をフルに吸収します。

外見なら、流行りが好きそうなのか。身だしなみは整っているか。服の色は。ネイルはしているか。など。

言葉遣いや声のトーンなら、丁寧な口調か。体育会系っぽいか。イントネーションは。明るいトーンか。尻つぼみに話していないか。など。

このあたりは見たり聞いたりすれば、ほとんどその印象そのままが相手の気持ちとなっている場合が多いです。

そこから話題のきっかけづくりにも役立ちます。


▶︎座り方

1番良いとされているのは、クライアントが向いている方向の90度の位置に座る位置関係ですね。
テーブルなどを挟むと安心感が増します。

視線を合わせずに済むのでリラックスして話すことが出来ます。


他の座り方の例もあげておきます!

向かい合って座る
緊張感が増します。
面接や取り調べのような印象でうつむいてしまう方も出てしまうかもしれません。
コーチングでは、ある程度ラポールがとれていないと厳しいですね。

並んで座る
恋人のような間柄ですね。
距離感が近すぎて馴れ馴れしさが出てしまいます。イマイチですね。

▶︎言葉の量

コーチング本番では、話す言葉の量はコーチ2:クライアント8くらいが理想です。
コーチは話すよりも聴くのがメインですね。

しかし、ラポールが築けていない状態でそれは難易度が高いです。

まずはコーチが先陣を切って話していく必要があるので、コーチ9:クライアント1から少しずつ割合をクライアントの比率を上げていきます。

クライアントがよく話す方だとしても、緊張から口数が増える場合もあるので頭に入れておいた方がいいですね! 

▶︎ページング

ページングは、相手の話すスピードや声のトーンに自分も合わせること。

話すスピード
ゆっくりならゆっくり
早くなら早く。
ですが、早すぎると理解が追いつかない場合もありますので、相手よりはゆっくり話しても良いですね。

声のトーン
明るいなら明るく
暗いなら暗い。
と言いたいところですが、それだと場の空気が沈んでしまうので、こちらも相手よりはやや明るいほうが良いですね。
自然と引っ張っていってあげられると理想的です。



▶︎ミラーリング

ミラーリングは、相手の動きを真似ること。
全く同じではなくても大丈夫です。

相手が腕を組んだからといって自分も腕を組んでしまうとケンカするみたいになってしまいます!
その場合は、手を合わせるなどそれに近い動きで充分です。

このように同調することで親近感が湧きます。

▶︎自己開示する
コーチがどんな人か分からなければクライアントは安心出来ませんね!

自己紹介に加えて、自分の弱みを見せるようなエピソードがあると良いですね。
完璧な人よりも少しダメなところがある方が親近感が湧くので。

逆に自慢話は絶対NGですね!その時点で関係が終わってしまう可能性大です。


以上6つですが、あくまでやり方に過ぎません。

「知っている」のと「出来る」は違います。
まして、人は一人一人違います。
全く同じ対応で上手くいくとは限りません。

今はやり方を「知った」状態です。
まずは実践してみること。
それを繰り返し繰り返しやっていく事で、身についていきます!


■noteでの活用

noteでラポールが上手に築けている人は「コメント」「スキ」が多い特徴を感じます!

▶︎「コメント」に関してですが、知らない人へのコメントってやはりしづらいですよね。
しかし、自分がコーチとするならば一歩踏み込んでみることをオススメします!

今回のラポールのテクニックを応用するなら。

・相手の記事を読んで共感したところなどをコメントする。
・記事に絵文字を多用しているならコメントに取り入れる。

などが挙げられます。

▶︎「スキ」に関しては、フォロワー数に対してのスキの数が多い傾向に感じます。

フォロワー数10000でスキ100と
フォロワー数300でスキ100では
全然印象が違いますね!

ラポールが築けているとそれだけファンとなるフォロワーが集まっている印象です!

これも日頃の積み重ねですね!
フォロワーや読者にはこちらからスキを贈る姿勢があるとラポールが築けたファンが増えると思います。


■おわりに


ラポールは全ての場面で必要とされる技術だと思っています!

まずはここから始めることで視野は広がり、相手から信頼され、自由に話しやすい場がつくられます!

ぜひ実践してみてください!
ご覧頂きありがとうございました!


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