2代目繫盛のルールその5「創業者は情熱で、2代目は戦略で」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術⑯】
「ルールその5 創業者は情熱で、2代目は戦略で」
創業者の情熱には敵わない。
先日、とある洋菓子店の2代目社長とお話をしていた時の事です。
その2代目社長は、自分は先代に比べてお店やケーキに対する熱量が低いことを悩んでおられました。
しかし、、、
それは至極当然のことです。いや、と言うよりも2代目社長が先代と同じく情熱経営をしようとするならば、一歩間違えれば事業存続の危機です。
何故ならば、情熱経営は再現性の難度が高い経営方法だからです。
そもそも、初代の自身のビジネスにかける想いは並々ならぬものがあることを一番身に染みて知っているのは2代目さんですよね。
だから、先程のような悩みを持たれている訳です。
では、2代目に相応しい経営法とは一体何でしょうか?
情熱ではなく、戦略で!
そこで登場するのが再現性のある経営方法、経営戦略と呼ばれるもの 所謂「マーケティング戦略」です。
信念に基づき、理論的に自社を分析し、お客様を分析し、競合を分析して進むべき道をお客様、スタッフ、関係生産者、経営者でシェアする。
そうすることで情熱ではなく戦略的にビジネス構築と成長に社員を巻き込む。それが出来るのは自社のビジネスを中から創業者と見てきた2代目だけです。まさに強みを活かしたうってつけの経営手法と言えるでしょう。
マネジメントは「創業者は情熱で、2代目は戦略で。」
創業組が嫉妬するような2代目マネジメントで豊かで幸せな人生を送りましょう!
エルベラン2代目オーナーシェフ 柿田衛二
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