海外旅行が出来なかった期間、普段に増して博物館を巡っていた。今回は少し趣向を変えてアートとアルコール鑑賞をフュージョンさせてみることにした。
アートに関しては著作権の関係があるのでこちらでは敢えて紹介させて頂かないが、若いフランス人美青年達の裸体をギリシャ神話等のモチーフに例えて表現したものが多かった。今回はプライベートのガイドさんを予約したのであるが、ガイドをして下さったかたも、その額縁から抜け出て来たような若い青年であった。
今のうちに出来ることをやっておこうという焦りに駆り立てられている今日この頃である。来週末は二年半ぶりの洋行に挑戦する予定である(とは言っても隣国への日帰り旅行であるが)。
1870年頃のアルコール飲料は現在のように洗練されたものではなく、危険度も高かった。
ブレンヴィーンはじゃがいもから作られる蒸留酒であり、かつては木のセルロースでも作られていた。
これらのブレンヴィ―ンには、フーゼル油のエタノール系の匂いを隠すために各種の薬用植物を混合させていた。それにより些か飲みやすいものにはなったが現在の芳香の比ではない。
晴れて美しいボトルに収まるまでには実にいろいろなものが混合されている。
左からメイプルの花、お酢、オリーブ
煙草のパッケージには、「吸い過ぎは癌になる」との注意書きが見られるが、この博物館においても「二日酔い体験室」、アルコール中毒者の臓器見本等のコーナーが設置されていた。
この博物館は港の倉庫をモダンに改造したものである
様々なジンのボトルのデザインを愉しんで頂けたら記事を投稿した甲斐がある
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ジン・トニックの幕開け
ビャクシン属の実無くしてはジンに非ず、ということらしい
ジンを美味にするための香辛料達
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ピンク・ジン
もういい加減にくどいからそろそろ止めにしよう
「六」ジンは果たして日本製か
博物館内のレストラン、前菜はアーティチョークのフライにトリュフソース。美味しかったがコスパは?この一品で、日本の「かに甲羅」で立派なランチメニューが買えるレベル
ブラウニー、こちらもコスパが? しかし北欧は往々にしてデザートは高価である
このレストランの無駄のないデザインは好きである
ジンの瓶はこのように手に取れるようになっている。案内をしてくれた青年に伺いたいことがあった。「これらの瓶の中身は本物のジンですか?」、と。
ご訪問を頂き有難う御座いました。