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#オリジナル小説
【いつメロ No.15】鉄の流れ星
「日常」という言葉は安心感を生んでくれる。変わることのない、安全な明日を保障されているかのように思う。でも、一方で明日も今日と同じで「変わらない」ことが決定づけられているようにも思う。ある意味、残酷なことだ。
そんなことをぼんやり考えながら、今日もこのだだっ広いコンクリートジャングルを歩いている。通る道は同じ。目的地も同じ。会う顔ぶれは来客以外全部同じ。まさに、変わり映えのない日常の代表だ。これ
【いつメロ No.9】深まるからこその恋
あたしには、同じクラスの彼氏がいる。
年頃にしては小柄な体つきで、男らしさはあまり感じない。いわゆる草食系男子。それでも、陰陽と男女関わらず、クラスメイトのほとんどと交流を持っていて、クラス外にも親しいやつが多い。あたしだって、クラスメイトの多くと話すけど、あいつの場合は周りを引き寄せているように思う。そんな二人が付き合うとなった時、周りは至極当然のように思われていて、意外だった。そのことを言うと